角川三人娘(薬師丸ひろ子・原田知世・渡辺典子)主演の懐かしい映画:『ねらわれた学園』「時をかける少女」「探偵物語」「里見八犬伝」ほか

角川三人娘(薬師丸ひろ子・原田知世・渡辺典子)主演の懐かしい映画:『ねらわれた学園』「時をかける少女」「探偵物語」「里見八犬伝」ほか

角川三人娘 - 薬師丸ひろ子、原田知世、渡辺典子は、1980年代角川映画の看板女優としてデビューし、一躍トップアイドル女優となりました。3人とも歌手としてもデビューし、主演映画の主題歌を歌っていました。彼女たちの1980年代の代表作『ねらわれた学園』「セーラー服と機関銃」「時をかける少女」「探偵物語」「里見八犬伝」『伊賀忍法帖』「晴れ、ときどき殺人」を振り返りましょう。


薬師丸ひろ子 1980年代を代表するアイドル女優・歌手

薬師丸 ひろ子(やくしまる ひろこ、本名:薬師丸 博子(読み同じ)、1964年6月9日 - )は、東京都港区北青山出身の女優、歌手。東京都立八潮高等学校、玉川大学文学部英米文学科卒業。

角川映画『野性の証明』(1978年)の長井頼子役オーディションで選ばれ、スクリーン・デビュー。1981年に主演した映画『セーラー服と機関銃』(相米慎二監督)が大ヒットする。

また、同名主題歌を歌い、歌手デビューする。主演映画のヒットばかりでなく、映画の主題歌「セーラー服と機関銃」「探偵物語」「メイン・テーマ」「Woman "Wの悲劇"より」もヒットを記録する。特に、映画『Wの悲劇』(澤井信一郎監督)では演技も評価され、主演女優賞を獲得した。
(出典:Wikipedia「薬師丸ひろ子」)

薬師丸ひろ子

映画『ねらわれた学園』三田村由香(演:薬師丸ひろ子) 1981年7月11日公開

『ねらわれた学園』(ねらわれたがくえん)は、1981年7月11日に(旧)角川春樹事務所が製作、制作協力にオフィス・ヘンミ、東宝の配給により公開された薬師丸ひろ子主演の日本映画である。眉村卓の少年少女向け小説『ねらわれた学園』が原作。同時上映は『ブルージーンズメモリー BLUE JEANS MEMORY』。

角川映画のアイドル路線および大林宣彦の”大林ワールド”と呼ばれる独自の映像スタイルを確立させた作品。本作はSFのジャンルに入れられるが、アイドルが恐怖に巻き込まれるスリリングな展開と独特の陰のある映像は、その後の「アイドル・ホラー」に大きな影響を与えたとも評され、その嚆矢ともいわれる。

前作『金田一耕助の冒険』で初タッグを組んだ角川春樹から大林に「うちに薬師丸ひろ子という子がいます。女優としてスタートしたのだけど、まだアイドルになっていない。大林さん、彼女をアイドルにしてしてやってくれませんか」との依頼があった。本作で薬師丸はアイドルとしての地位を確立させた。「キャンペーンの最中に行く先々でファンが増えてくる、アイドルが誕生する過程を体験した」と大林は話している。

『ねらわれた学園』ストーリー
関耕児が通う阿部野第6中学校で、生徒会役員選挙が行われようとしていた。阿部野第6中は進学校といわれるだけあり、生徒たちは熱心に勉強していたが、部活動さえ低調になるほどの勉強重視の雰囲気からストレスを感じ、いたずらなどの問題行動を起こす生徒も少なくなく、校内の風紀は乱れつつあった。

だが、高見沢みちるという一人の女子生徒が会長職に就任したことをきっかけに変貌が始まった。彼女は圧倒的な実行力で生徒会を支配し、反対者を『不思議な力』で抑えつけていった。そして、学校の風紀を取り締まるという名目でパトロール委員を新設し、学校を実質的に支配し始める。

やがて耕児は、ある出来事をきっかけに高見沢みちるの強引なやり方に反感を持ち、楠本和美らクラスメイト達とともに生徒会に戦いを挑む。その途中で、高見沢みちるの「超能力」や彼女が超能力を学んだと思われる「英光塾」という奇妙な学習塾、そして圧倒的な力を持つ謎の少年・京極の存在が浮かび上がってきた。

原作からは、舞台を中学校から高校へと変更している。また、薬師丸演じるヒロインの名前が「三田村由香」であること、峰岸演じる京極の設定など、他にも変更点が多い。
(出典:Wikipedia「ねらわれた学園 (1981年の映画)」)

映画『ねらわれた学園』三田村由香(演:薬師丸ひろ子) 1981年7月11日公開

クラス一の優等生・三田村由香(演:薬師丸ひろ子)は自分に予知能力や物を動かす­能力があると気づく。

北海道­から転校して来た美少女・高見沢みちる(演:長谷川真砂美)はその魔性の魅力で生徒達を思うままに操ってゆ­く。

高見沢みちるは超能力を使える

星の魔王子(演:峰岸徹)が三田村由香(演:薬師丸ひろ子)の部屋の壁に飾ってある額縁の中の映像に現れる。

星の魔王子(演:峰岸徹)「宇宙を変えるのだ」 地球を侵略することを告げる。

高見沢みちるは星の魔王子の手下の一人だったのだ。

三田村由香(演:薬師丸ひろ子)「あなたはやっぱり人間じゃないんですね」 星の魔王子(演:峰岸徹)「私は宇宙だ!」

三田村由香(演:薬師丸ひろ子)「私は人間です。戦います。あなたと。」

星の魔王子(演:峰岸徹)は、見せしめに、超能力で、関耕児(演:高柳良一)を星の形をしたモノに閉じ込めてしまう。

三田村由香(演:薬師丸ひろ子)と星の魔王子(演:峰岸徹)の超能力対決が始まる。

三田村由香(演:薬師丸ひろ子)の超能力のほうが勝る。

三田村由香(演:薬師丸ひろ子)の超能力攻撃がさらにパワーアップして、星の魔王子がダメージを受ける。

星の魔王子(演:峰岸徹)「これは一体なんということだ。私はお前のような人間と出会ったのは初めてだ。私にはお前が理解できん・・・いつの日か、必ず、ここに戻ってくるのだ・・・」 三田村由香が星の魔王子を倒す(星の魔王子は地球の侵略をあきらめて消える)。

戦いは終わり平和が戻った。絵で書いたような花火が上がる。

映画「セーラー服と機関銃」主演・星泉 役:薬師丸ひろ子 1981年12月19日公開

『セーラー服と機関銃』(セーラーふくときかんじゅう)は、赤川次郎の同名小説の映画化作品である。1981年12月19日、全国東映系で公開。角川映画の代表作の1つで、主演の薬師丸ひろ子の人気を決定づけた。

製作費1億5千万円。『燃える勇者』との併映で、23億円の配給収入は1982年の邦画で1位となった。興行収入は47億円。主題歌も大ヒットした興行的成功作である一方、アートフィルムとも言える異色の映画でもある。

衣装の制服は本物の制服。何回も衣装合わせをしたが監督の気に入ったものがない状態の時、薬師丸が学校帰りに自分の学校(八潮高校)のセーラー服を着たまま撮影所に行くと、その姿を見た監督がそれを気に入り採用となった。映画公開後も、薬師丸は、そのセーラー服姿で山手線を使って通学していた。

薬師丸が撃った銃はM3グリースガン。1977年までハドソン産業で製造されていた軟鋼板プレス製のモデルガンをベースに電気着火式へ改造したプロップであり、発射時に空薬莢は排出されず発砲炎だけが再現される構造となっていた。

岡田茂東映社長は「角川商法の文庫、映画、レコード三位一体戦法の見事な勝利だった。薬師丸ひろ子のレコードで最後にグンと伸ばしたの、これが利いたわねえ」などと述べている。
(出典:Wikipedia「セーラー服と機関銃 (映画)」)

『セーラー服と機関銃』主演・星泉 役:薬師丸ひろ子

目高組の親分が、4人の子分、佐久間(渡瀬恒彦)、政(大門正明)、ヒコ(林家しん平)、明(めい:酒井敏也)らに看取られらながら死んだ。死に際に、跡目を自分の甥に継がせるよう遺言を残すところから話は始まります。その甥・貴志は空港で交通事故に遭い死んでしまいます。貴志の娘・泉(薬師丸ひろ子)には他に親類縁者もおらず天涯孤独の身になってしまいました。

泉はそのまま車に乗せられ、目高組の事務所へ連れていかれます。泉は目高組事務所で佐久間から組長になるよう頼まれますが、当然断ります。

断られた目高組の4人、今度は、覚悟を決めたように「松の木組に殴り込みをかけて解散だ!!」と解散式をし、ソレ行け!!とばかりに事務所を飛び出していこうとします。

それを慌てて止める泉。殴り込みをやめさせるには自分が組長になるしか無い。泉は仕方なく組長を引き受けることになりました。

翌日、学校の校門に強面の一団が整列しています。20人はいるでしょうか。教師たちは裏門から帰れと生徒らを通せんぼしていますが、泉は制止を振り切って一人校門に歩いていきます。一団の中から佐久間(渡瀬恒彦)が歩み寄ってきて「星・・・泉さんですね? お迎えにあがりました」

目高組の事務所

佐久間真 - 渡瀬恒彦
目高組トリオ・政 - 大門正明
目高組トリオ・ヒコ - 林家しん平
目高組トリオ・メイ - 酒井敏也

目高組は佐久間の他に、政、ヒコ、明の三人しかいない小さなヤクザだ。

泉がヤクザの組長になったことも学校にバレてしまったのでしょう、泉は退学になってしまいました。

黒木刑事 - 柄本明は「泉の父の死は、麻薬の密輸が絡んでおり、そのために部屋が荒らされたのでは、そして、マユミは札付きの不良娘だ」と話す。

泉は、どうして、たった一袋のヘロインで、こんなに人が死ぬのかと怒るが、佐久間が、金になるからだと冷静に教える。

泉は、そんな佐久間に、一緒に行ってくれる?浜口物産に殴り込みよ!と告げる。

浜口組に乗り込む

浜口物産の社長室で機関銃をぶっ放すシーン。浜口のテーブルの上には、ヘロインが入ったローションの瓶が並んでいた。浜口は、やって来た泉に、太っちょのシマの一部を目高組に任せようと提案して来るが、泉は、本当に欲しいのはヘロインよ。全部もらいますから!と啖呵を切ると、マシンガンを乱射し、ローションの瓶を全て破壊してしまう。

第2稿の脚本では、星泉「(ニコッ)快感」と書かれている。
引用「脚本 セーラー服と機関銃」、『キネマ旬報』 1981年12月下旬号、77頁。

映画『セーラー服と機関銃』の中で機関銃を乱射するシーンで有名な「カイ・・・カン」のセリフは薬師丸のアドリブであると言われていたが、薬師丸は台本であると断言した。

翌日、伊地智は預かっている薬師丸を負傷させてしまったお詫びに角川に出向くが、何の文句も言われないので拍子抜けした。映画撮影終了後に撮影された主題歌のレコードジャケット写真では、メイクによってこの出血が再現されている。
(出典:Wikipedia「セーラー服と機関銃 (映画)」)

薬師丸が機関銃を撃つシーンで破裂して飛び散ったダンヒルのビンの破片が薬師丸の鼻のすぐ脇に当たり、出血を伴う軽傷を負った。薬師丸本人はこの負傷に気づかなかったが、すぐ脇に立っていた渡瀬恒彦は気づき、薬師丸をかばう(手当てを受けさせるよう手配する)ようなそぶりを見せている。傷は長さ1cm弱で浅かったが、対応した医師は傷痕は残ると宣告する。

数日後、警察から泉に死体を確認してほしいと呼び出しがあった。佐久間だった。サラリーマンになって東京に出張に来た佐久間はヤクザ同士の喧嘩を止めに入って殺されてしまったそうだ。

佐久間と二人きりになった泉は目高組を解散することにした。佐久間は堅気になると言って故郷に帰った。

ラストの薬師丸が極端に短い髪型に変わり、赤いハイヒールを履いて『七年目の浮気』のマリリン・モンロー風に地下鉄通風口からの風でスカートをひらめかせるシーンは伊勢丹新宿店の前(新宿通り)で撮影が行われた。

薬師丸の演技は数百メートル離れた新宿東映会館上階から望遠レンズを用いて隠し撮りされている。薬師丸の周囲にエキストラを使っている以外は、たまたま居合わせた一般の人が薬師丸を取り巻いている。
(出典:Wikipedia「セーラー服と機関銃 (映画)」)

「わたしオロカな女になりそうです、マル」

原田 知世 1980年代を代表するアイドル女優・歌手

原田 知世(はらだ ともよ、1967年11月28日 - )は、日本の女優、歌手。
長崎県長崎市出身。ショーン・ハラダ所属。原田貴和子は実姉。バンド・pupaではボーカルを担当。

1982年『角川・東映大型女優一般募集』オーディションで特別賞を受賞し芸能界入りする。1983年、主演した『時をかける少女』(大林宣彦監督)でスクリーンデビュー。「角川三人娘」の薬師丸ひろ子、渡辺典子と同様に主題歌も歌った。

『愛情物語』(1984年)、『天国にいちばん近い島』(1984年)、『早春物語』(1985年)に主演。

1986年に角川春樹事務所を独立し、その後、『私をスキーに連れてって』(1987年)、『彼女が水着にきがえたら』(1989年)などに主演。

最近はNHK連続テレビ小説『おひさま』(2011年)、映画『しあわせのパン』(2012年)・『ペコロスの母に会いに行く』(2013年)、ドラマ『紙の月』(2014年)などに出演している。

歌手としては、デビュー以来、継続的にアルバムをリリースしている。オリコンチャートによると、原田のシングルの累計売上は194万枚を記録し、アルバムは81万枚、シングルとアルバムの合計の売上は275万枚となっている。

2005年5月にイラストレーターのエドツワキと結婚したが、2013年12月に離婚した。
(出典:Wikipedia「原田知世」)

原田 知世 1980年代を代表するアイドル女優・歌手

1982年
4月、『角川・東映大型女優一般募集』オーディションにて『角川映画大型新人募集』特別賞を受賞し芸能界入り(グランプリは渡辺典子)。3か月後の7月、フジテレビ系ドラマ『セーラー服と機関銃』に主演し女優デビュー(14歳)。同時に主題歌『悲しいくらいほんとの話』で歌手デビューも果たす。後番組『ねらわれた学園』にも引き続き主演。

1983年
『時をかける少女』で映画初主演(15歳)。同映画の主題歌「時をかける少女」は売上58.7万枚で自身最大のヒット曲となった。

1984年
映画『愛情物語』に主演、同名主題歌『愛情物語』を歌う。(16歳)
映画『天国にいちばん近い島』に主演(17歳)。同名主題歌「天国にいちばん近い島」は自身初のオリコンシングルチャート1位を獲得。

1985年
映画『早春物語』に主演、同名主題歌「早春物語」を歌う(17歳)。第36回NHK紅白歌合戦に「早春物語」で初出場を果たした。(18歳)

1987年
デビュー以来所属していた角川春樹事務所を独立し、実姉の原田貴和子とともに芸能事務所「ショーンハラダ」を設立した。同年公開の主演映画『私をスキーに連れてって』はスキーブームの火付け役となった。(19歳)

「受賞歴」
ブルーリボン賞新人賞(1983年)
ゴールデン・アロー賞映画新人賞(1983年)
報知映画賞新人賞(1983年)
スポニチグランプリ新人賞(1983年)
オリーブ映画祭賞(1983年)
日本映画・テレビプロデューサー協会賞(1983年)
日本アカデミー賞新人俳優賞(1984年)
ヨコハマ映画祭最優秀新人賞(1984年)
ヨコハマ映画祭主演女優賞(1985年)
ゴールデングロス賞マネーメイキングスター賞(1985年)
日本アカデミー賞話題賞(1988年)
高崎映画祭最優秀主演女優賞(1999年)
(出典:Wikipedia「原田知世」)

原田 知世さんは映画「時をかける少女」で一躍人気アイドル女優になる

1982年 角川映画大型新人オーディションでの原田知世さん

1982年『角川・東映大型女優一般募集』オーディションで特別賞を受賞し芸能界入りする。

角川映画大型新人オーディションでの原田知世さん

映画「時をかける少女」 主演・芳山和子 役:原田知世 1983年7月16日公開

『時をかける少女』(ときをかけるしょうじょ)は、1983年7月16日に公開された大林宣彦監督、原田知世初主演の日本映画。筒井康隆のジュブナイルSF小説『時をかける少女』の最初の映画化作品。大林宣彦の「尾道三部作」(他の2作は『転校生』・『さびしんぼう』)の2作目に数えられ、ロケの多くを広島県尾道市(一部は竹原市)で行っている。
併映は『探偵物語』。

主演の原田知世は、第7回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞した。配收は28億円を記録し邦画では年間2位となった。 2012年に「角川ブルーレイ・コレクション」の一作品としてブルーレイディスク化。

「時をかける少女 (1983年の映画)」のストーリー
高校1年生の芳山和子は3月、学校のスキー教室に来ていた。夜、ゲレンデで幼馴染の堀川吾朗と話している場に同級生の深町一夫が現れる。3人が集合場所へ戻り、皆が揃って下山しようとするとなぜか一夫のスキーセットだけが見当たらない。一夫は帰路の列車では途中の駅で野草を摘む。

新学期となった4月16日の土曜日。和子と一夫、そして吾朗は放課後に当番で理科教室の掃除をする。吾朗と一夫にカバンを取りに行かせ、和子が1人理科教室にいると、無人のはずの隣の実験室から物音が聞こえた。和子が実験室に入ると白い煙が漂っており、それを嗅いだ和子は気を失い倒れてしまう。

吾朗と一夫に保健室に運ばれた和子は、実験室で起きたことを話したところ、吾朗はそんな形跡はなかったという。2人の先生とともに確かめてみるが実験室は綺麗になっていた。奇妙に思いながらも和子は吾朗と一夫3人で下校する。

途中寄り道した一夫の家の温室で、和子は実験室で嗅いだ香りが漂っていることに気付く。「ラベンダーを栽培しているんだ」という一夫。

月曜日、和子は元気に登校する。その夜地震が起き、吾朗の家の辺りで火事が起きていると知った和子は家族の制止も聞かず近くまで行く。心配した一夫もそこにいた。火事が小火とわかって帰宅する途中、和子は何者かに襲われ、気が付くと自室のベッドで目覚めたところだった。その朝、和子が吾朗と昨夜の事件を話しながら歩いていると、突然お堂の屋根瓦が落ちてくる。気が付くと再び和子は部屋のベッドにいた。

変な夢ばかり見ると思いながら和子が登校すると、今日は18日の月曜だという。吾朗に昨夜の出来事を話すが吾朗はそれを知らない。さらに植物採集で学校を休むと言っていた一夫も登校していた。授業が始まれば、以前やった問題が出される。和子は訳が分からなくなり、一人悩む。

和子は部活を中退し一夫の家で悩みを相談する。一夫は驚きもせず、和子に起こった出来事を理解しようと論理づけながら話をする。和子はテレポーテーションとタイムトラベルを一緒にしたタイムリープという能力を持ってしまったと話す。

「嫌だわ、普通じゃないのって」和子は苦悩する。その夜和子の予期した通り地震が起こる。火事が起こる前の吾朗の家に来ると、そこには一夫も来ていた。「慌てなくても大丈夫って教えてあげようか」という和子に「なんて説明するんだい?」と一夫は答え、2人は吾朗の家を後にする。

和子は幼い頃一夫と事故に遭い、ともに手に傷を負った過去があった。だが、その和子の記憶にある傷跡は一夫の手にはなかった。翌日、登校途中やはりお堂の瓦が落ち、和子は吾朗を助ける。その手にはなぜか傷跡があった。疑問を抱いた和子は、登校せずに一夫の家の温室でラベンダーの香りを嗅ぐと、一夫が植物採集をしている海岸に現れた。

本当のことを知りたいという和子に、一夫は「あの土曜日の実験室に戻る」ことを強く念じるように答える。そして土曜日に戻った和子が実験室に入ると人影がいた。それは一夫だった。

一夫はそこで自分の正体が西暦2660年の薬学博士であること、緑がほとんど絶滅した未来の世界で植物の成分が必要になり過去の世界にラベンダーを求めてやってきたこと、記憶操作を用いて息子一家をなくした老夫婦の孫として住みつき、和子が持つ吾朗との記憶を自らにすり替えていたことを明かす。

一夫がこの世界に来たのはスキー教室の時だった。だが、一夫は未来に帰らなくてはならず、関わったこの時代の人間から自らの記憶を消さなくてはならないと述べる。自分も一緒に連れて行ってほしい、それが無理なら一夫の記憶を大事にして生きたいと嘆願する和子に、例外は許されないと一夫は答え、再びこの時代に来ることがあってもそのときには自分だとわからないと告げながら薬品をかがせて、和子は気を失った。

それから11年後。和子は薬学の研究者となっていた。そんなある日、勤務先の廊下で一人の青年とすれ違う。それは確かに一夫だったが、和子はそのことに気づかないまま去っていくのだった。
(出典:Wikipedia「時をかける少女 (1983年の映画)」)

映画「時をかける少女」芳山和子(演:原田知世) 1983年7月16日公開

巻頭のシークエンスでスキー場の後、汽車に乗って平野を走る場面で、モノクロ画面が風景の一部ずつからカラーになるという技法は、フランス映画『悲しみよこんにちは』からで珍しくないが、画面の中央だけがカラーで端がモノクロという技法はこの映画が最初ともいわれる。
(出典:Wikipedia「時をかける少女 (1983年の映画)」)

高校1年生の芳山和子は3月、学校のスキー教室に来ていた。夜、ゲレンデで幼馴染の堀川吾朗と話している場に同級生の深町一夫が現れる。

1983年4月16日土曜日の授業風景

『時をかける少女』で映画初主演(15歳)。同映画の主題歌「時をかける少女」は売上58.7万枚で自身最大のヒット曲となった。

新学期となった4月16日の土曜日。とてもかわいい原田知世さん(15歳)。

和子と一夫、そして吾朗は放課後に当番で理科教室の掃除をする。

和子が1人理科教室にいると、無人のはずの隣の実験室から物音が聞こえた。

和子が実験室に入ると白い煙が漂っており、それを嗅いだ和子は気を失い倒れてしまう。

芳山和子­は誰もいないはずの実験室で怪しい物音を聴く。中に入るとフラスコが倒れ、ラベンダー­の香りが広がり、和子はそこで気を失ってしまう。

吾朗と一夫は、倒れていた和子見つけ保健室へ運ぶ

吾朗と一夫に保健室に運ばれた和子は、実験室で起きたことを話したところ、吾朗はそんな形跡はなかったという。

2人の先生とともに確かめてみるが実験室は綺麗になっていた。

その日から和子は奇妙なデジャ・ビュに悩ま­され始めた。授業も、地震や火事も、和子が前の日に経験したことばかり。

途中寄り道した一夫の家の温室で、和子は実験室で嗅いだ香りが漂っていることに気付く。「ラベンダーを栽培しているんだ」という一夫。

芳山和子(演:原田知世)は弓道部に所属している。

芳山和子(演:原田知世)のタイムリープ(テレポーテーションとタイムトラベル)が起こっている映像。1983年4月16日土曜日に戻る。

土曜の理科実験室にタイムリープした芳山和子(演:原田知世)の前に現れたのは深町一夫だった。

深町「僕は未来人なんだ」
和子「まさか」
深町「僕は2660年の薬学博士」
和子「だって、まだ子供!」
深町「いや発達した教育システムの結果なんだ」

芳山和子(演:原田知世)「あなたは誰なの? ほんとのこと言って」

深町「今日、そう今限り」
和子「行かないで」
深町「帰らなくてはいけないんだ」
和子「じゃ私も一緒に行きます」
深町「だめだ!」

芳山和子(演:原田知世)「それじゃ……それで、いつまでいられるの?」

深町「僕も好きだよ、未来よりこの時代が……みんなのんびりしていて優しくて温かいひとばかりで……でも、僕の時代には僕の責任があるんだ」

一夫は未来に帰らなくてはならず、関わったこの時代の人間から自らの記憶を消さなくてはならないと述べる。

自分も一緒に連れて行ってほしい、それが無理なら一夫の記憶を大事にして生きたいと嘆願する和子に、例外は許されないと一夫は答え、再びこの時代に来ることがあってもそのときには自分だとわからないと告げながら薬品をかがせて、和子は気を失った。

11年経った1994年4月16日土曜日。芳山和子(演:原田知世)は薬学の研究者となっていた。

勤務先の廊下で一人の青年とすれ違う。それは確かに一夫だったが、芳山和子(演:原田知世)はそのことに気づかないまま去っていくのだった。

映画「探偵物語」(1983年、東映) - 主演・新井直美 役:薬師丸ひろ子、♪主題歌「探偵物語」、角川映画

『探偵物語』(たんていものがたり)は、赤川次郎の同名小説を原作として1983年に公開された日本映画。

薬師丸ひろ子の主演映画第3作。アイドル絶頂期に大学受験で休業していた薬師丸の復帰作である。相手役である松田優作との身長差30センチや、当時の清純派アイドル女優としては極めて異例であるディープキスシーンなどで話題を呼んだ。

なお、松田主演の日本テレビのドラマ『探偵物語』(小鷹信光原案)とは別の作品である。
併映は『時をかける少女』。28億円の配給収入は1983年の邦画で2位となった。興行収入は51億円。

お嬢様女子大生の直美とボディガード兼監視役の私立探偵・辻山が殺人事件に巻き込まれ…探偵ゴッコから、やがて淡いラブストーリーへ。
(出典:Wikipedia「探偵物語 (1983年の映画)」)

探偵物語(1983年、東映) - 主演・新井直美 役、♪主題歌「探偵物語」、角川映画

女子大生の新井直美はあと一週間で父親の待つアメリカに旅立つことになっている。ある日、直美は前から憧れていたサークルの先輩・永井に誘われた。永井は海辺の店でペンダントを二つ買い、一つを直美にプレゼントする。そして、いつしか二人はホテルの一室にいた。そこに突然、直美の伯父と名乗る男が飛び込んできて永井を追い出してしまう。この男・辻山秀一は私立探偵で、直美の父の元秘書・長谷沼から、彼女のボディー・ガードに雇われたのだった。
(出典:キネマ旬報社「探偵物語(1983)」)

辻山秀一(演:松田優作)は私立探偵で、新井直美(演:薬師丸ひろ子)の父の元秘書・長谷沼から、彼女のボディー・ガードに雇われたのだった。

殺人事件に巻き込まれた私立探偵の辻山秀一(演:松田優作)と女子大生の新井直美(演:薬師丸ひろ子)が、事件を解決し愛を経験するまでを描く。

ある日、辻山の別れた妻・幸子が、彼女の愛人で岡崎組のドンの跡取りである和也がホテルのシャワー室で何者かに刺殺されたと辻山のアパートに飛び込んで来た。ホテルは密室状態で犯行のチャンスがあったのは幸子だけと、警察、国崎組の目は幸子へ。そこに直美が訪れ国崎組のが追手迫る中、三人はどうにか脱出し、直美の家へ逃れた。

直美は幸子をかくまい辻山と二人で真犯人を見つけようと言い出す。そして、和也の葬儀に出かけた直美は、未亡人の三千代と国崎組の岡野が一緒に出かけるのを見つけた。そこに辻山も現われ後を追った二人は、三千代と岡野のベッドでの会話の録音に成功するが、国崎組に追い回される。
(出典:キネマ旬報社「探偵物語(1983)」)

新井直美(演:薬師丸ひろ子)は幸子をかくまい辻山と二人で真犯人を見つけようと言い出します。探偵ゴッコのはじまり。

薬師丸ひろ子とホンダVT250F

探偵ゴッコから、やがて淡いラブストーリーへ。

渡米の前日、直美は辻山のアパートを訪れるが、中々お互いの気持が噛み合わない。帰り際、直美は彼に愛を告げると、急いで出て行った。次の日、空港で直美を待ちうけていたのは辻山だった。二人は別れの熱いキスを交わし、直美は発って行った。
(出典:キネマ旬報社「探偵物語(1983)」)

映画「探偵物語(1983)」のラストの空港の見送りシーン

映画「里見八犬伝」(1983年12月10日公開、東映) - 主演・静姫 役:薬師丸ひろ子

『里見八犬伝』(さとみはっけんでん、Legend of the Eight Samurai )は、1983年12月10日に東映洋画系にて封切り公開された日本映画。カラー・ビスタサイズ、136分。第2回ゴールデングロス賞の優秀銀賞作品。製作:角川春樹、監督:深作欣二。

南総里見八犬伝を翻案した鎌田敏夫の『新・里見八犬伝』を映画化した作品。JACによる迫力ある戦い、音楽にはロックで英語の主題歌、特撮など、それまでの時代劇にはなかった斬新なアイデアを取り込み、大型エンターテイメント映画となっている。日本映画で初めて特殊メイクがクレジットに表示された作品でもある。

1984年の配給収入では邦画1位の23億2千万円、ビデオも5万本・7億円を売り上げた。
2012年に「角川ブルーレイ・コレクション」の一作品としてブルーレイディスク化。

「里見八犬伝(1983年の映画)」のストーリー
親兵衛は炭焼き小屋で食べ物を恵んだのが、女と分かり、追いかけるが「姫」と呼ぶ男たちに邪魔をされる。

かつて蟇田領主、蟇田定包(ひきたさだかね)は妖婦玉梓 (たまづさ)の色香に迷い、酒池肉林と暴虐の限りを尽くしていた。苦しむ領民の意をくみ取り、里見義実(さとみよしざね)は、彼らを討ちとったが、玉梓は最期に呪いの言葉を遺す。

まもなく、玉梓の呪いか里見家は隣国の軍勢に囲まれ落城の危機に瀕す。力尽きた義実は飼い犬の八房(やつふさ)に「敵将の首を討ちとれば娘の伏姫(ふせひめ)を嫁につかわす」と戯言を投げかけ、その夜、八房は見事に敵将の首を討ちとる。君主たるもの約束を違えてはならないと、伏姫は八房と共に山奥へと去るが、伏姫を取り戻そうとした義実の軍の鉄砲より八房をかばった伏姫は死してしまう。

しかし死の直前、伏姫の体から仁・義・礼・智・忠・信・孝・悌の各字を刻んだ八つの霊玉が飛び散り、伏姫は「百年の後、この光の玉は八人の剣士となって蘇り、里見の姫を奉じて玉梓の呪いに打ち勝つでしょう」と言い残す。

百年後、妖怪として蘇った玉梓、息子の素藤(もとふじ)は里見家を攻め滅ぼす。ただ一人、落ち延びた里見家の静姫は玉梓の追手から逃れ、それぞれの運命により導かれた八人の剣士と共に玉梓の野望を砕くため、戦いを決意する。

剣士が次第に集まるが、けもの罠にかかった静姫がさらわれる。犯人の親兵衛は静姫を侍にしてやるという素藤の許へ連れていく途中、素藤の支配下の安房国の荒廃を目の当たりにする。黒騎馬侍に静姫が見つかり、鐘乳洞に逃げ込む。中にいた道節たちに放り出された親兵衛は黒騎馬たちに捕まり、腕の赤いアザから玉梓の子の転生だと教えられ、御霊様に仕える司祭・幻人によって悪の化身にされる。

ところが、素藤配下の侍大将・現八が親兵衛を連れて城を脱出。現八の懐には霊玉が光り、静姫のいる洞で七人目の剣士として迎えられる。目をさました親兵衛がいきなり静姫に襲いかかる。静姫は「お前に会いたいと思っていた」と親兵衛に話すと、白い閃光が親兵衛を一撃。再び目をさますと腕のアザが消え、二人の間には光り輝く霊玉が現れる。愛し合う二人の前に突如、大蛇が現れて静姫を巻いて去る。霊玉を八個集めた時、伏姫の「この矢を御霊様に向って静姫に引かせなさい」という声が響く。

皆で館山城に向うが、激しい反撃で大広間にたどりつけたのは二人だけ。道節が盾となり、親兵衛が静姫を解き放ち、静姫は御霊様に矢を放つ。玉梓や素藤はミイラと化し、城は崩れ落ちる。親兵衛は静姫を叔父の城へと届ける。別れた親兵衛が七剣士の墓を祀っていると静姫が駆けつけ「城へ戻らん」といい、七剣士の声が二人を励ます。

「里見家」
静姫 - 薬師丸ひろ子
伏姫  声のみの出演 - 松坂慶子

「光の軍団(八剣士)」
犬江親兵衛(仁) - 真田広之
犬坂毛野(礼) - 志穂美悦子
犬村大角(義) - 寺田農
犬塚信乃(孝) - 京本政樹
犬田小文吾(悌) - 苅谷俊介
犬川荘助(智) - 福原拓也
犬飼現八(信) - 大葉健二
犬山道節(忠) - 千葉真一
(出典:Wikipedia「里見八犬伝 (1983年の映画)」)

里見八犬伝(1983年12月10日公開、東映) - 主演・静姫 役:薬師丸ひろ子

伏姫を取り戻そうとした義実の軍の鉄砲より八房をかばった伏姫は死してしまう。しかし死の直前、伏姫の体から仁・義・礼・智・忠・信・孝・悌の各字を刻んだ八つの霊玉が飛び散り、伏姫は「百年の後、この光の玉は八人の剣士となって蘇り、里見の姫を奉じて玉梓の呪いに打ち勝つでしょう」と言い残す。

ただ一人、落ち延びた里見家の静姫は玉梓の追手から逃れ、それぞれの運命により導かれた八人の剣士と共に玉梓の野望を砕くため、戦いを決意する。

素藤配下の侍大将・現八が親兵衛を連れて城を脱出。現八の懐には霊玉が光り、静姫のいる洞で七人目の剣士として迎えられる。目をさました親兵衛がいきなり静姫に襲いかかる。

静姫(演:薬師丸ひろ子)は「お前に会いたいと思っていた」と親兵衛(演:真田広之)に話すと、白い閃光が親兵衛を一撃。再び目をさますと腕のアザが消え、二人の間には光り輝く霊玉が現れる。

八剣士は自身の霊玉を組み込む。八つの霊玉から光が発せられる。

伏姫の「この矢を御霊様に向って静姫に引かせなさい」という声が響く。

「伏姫の弓矢」は、静姫(演:薬師丸ひろ子)でなければ引くことができない

八剣士は敵地の館山城に向う

八剣士は、船に乗り換え、敵地に到着した

妖之介 - 萩原流行が現れ、犬坂毛野(礼) - 志穂美悦子がつかまり、連れて行かれる。一騎打ちの勝負となるが、相打ちとなる。

犬坂毛野(礼) - 志穂美悦子「誰からも愛されず、誰も愛さず」

敵の罠で最後を遂げる

犬飼現八(信) - 大葉健二

「犬田小文吾(悌) - 苅谷俊介」と「犬川荘助(智) - 福原拓也」

浜路 - 岡田奈々

犬塚信乃(孝) - 京本政樹「浜路。もう離れぬぞ。 おまえの行きたいところへどこへでも行こう。」

素藤(もとふじ)、玉梓(たまずさ)、静姫のいる大広間にたどりついたのは、親兵衛と道節のみだった。

犬山道節(忠) - 千葉真一

犬山道節(忠) - 千葉真一はまるで弁慶のような勇敢さ

玉梓 - 夏木マリと蟇田素藤 - 目黒祐樹

犬江親兵衛(仁) - 真田広之

蟇田素藤と親兵衛の戦い。光る弓矢で倒す。

静姫は“御霊様”に向って矢を放った。 玉梓らはミイラと化し、城は崩れ落ちた。

親兵衛は静姫を叔父の城へと届ける。別れた親兵衛が七剣士の墓を祀っていると静姫が駆けつけ「城へ戻らん」といい、七剣士の声が二人を励ます。

渡辺典子 (女優)・薬師丸ひろ子や原田知世と共に「角川三人娘」と呼ばれた。

渡辺 典子(わたなべ のりこ、1965年7月22日 - )は、日本の女優。大分県大分市出身。1980年代、薬師丸ひろ子や原田知世と共に「角川三人娘」と呼ばれた。歌手としても出演作の主題歌などを歌い、オリコンベスト10入りを果たす。『積木くずし』の不良少女など汚れ役も演じた。2000年代に入ると、昼ドラや2時間ドラマにも多く出演している。

1982年
4月、映画『伊賀忍法帖』のオーディションを兼ねた「角川映画大型新人女優募集」でも九州代表となり、応募総数57,480名から勝ち残った16名での本選(決勝)でグランプリを受賞し芸能界デビュー。(16歳)
12月、映画『伊賀忍法帖』が公開。(17歳)
1983年
10月に公開された映画『積木くずし』で不良少女役のヒロインに抜擢された。(18歳)
1984年
5月、角川映画からの初の主演映画『晴れ、ときどき殺人』が公開。(18歳)
10月、2作目の主演映画『いつか誰かが殺される』が公開。前作に引き続き主題歌も自身で歌った。(19歳)
(出典:Wikipedia「渡辺典子 (女優)」)

渡辺典子 (女優)

『伊賀忍法帖』のオーディションを兼ねた「角川映画大型新人女優募集」でグランプリを受賞し芸能界デビュー。(16歳)

映画『伊賀忍法帖』のオーディションを兼ねた「角川映画大型新人女優募集」でも九州代表となり、応募総数57,480名から勝ち残った16名での本選(決勝)でグランプリを受賞し芸能界デビュー。(16歳)

伊賀忍法帖(1982年12月18日公開、東映) - 篝火 / 右京太夫 / 鬼火 役(三役)(演:渡辺典子)

『伊賀忍法帖』(いがにんぽうちょう)は、日本の推理作家山田風太郎が著した長編伝奇小説、時代小説。1982年12月18日に映画公開。配給は東映。『魔界転生』(1981年、東映)に続く、山田風太郎原作映画の第2弾。ヒロイン役の渡辺典子は本作がデビューながら一人3役に挑んでいる。

戦国の世に現れた謎の男・果心居士。彼は様々な術を操り、その目撃・体験談は多くの場所で語られていた。彼が武将松永弾正のもとに呼び出された。弾正は三好義興の妻・右京太夫に恋心を抱いており、どうにかして彼女を手篭めにしようと企んでいたのだった。

そこで果心が提案したのは「淫石」を作るという計画だった。「淫石」とはすなわちどんな女の心も蕩かすという催淫剤のこと。それは、女達を果心の配下である七人の忍法僧が強姦し、そこから得られる愛液を煮詰めることによって作られる。その計画のおぞましさに、居合わせた千宗易、柳生新左衛門は戦慄する。

計画は実行に移され、僧たちは多くの女を捕らえ、陵辱し、淫石を作り始める。女たちは愛液を搾取され5人に1人は死に至り、生き残っても狂人になってしまうのだった。作業は順調に進められていったが、それはあまりの悲惨さに、命じた弾正さえもが辟易するような有様だった。

そこに捕らえられた女のひとりに伊賀忍者・笛吹城太郎の妻・篝火(かがりび)がいた。彼女は元遊女で、城太郎と共に駆け落ちした先から伊賀に帰る途中を襲われ、根来僧達の奇怪な忍法に城太郎を倒され拉致されてしまったのだ。篝火は忍法僧達に極上の素材として陵辱されかかるが、それを拒んで自害してしまう。篝火が自分が執心している右京太夫そっくりだったこともあって惜しんだ弾正は、忍法によって篝火をよみがえらせ、自分の寵妃としてしまう。

死んだと思われていた城太郎は気を失っていただけであった。あてどなく篝火を探しはじめた城太郎のもとに、瀕死の女が「淫石」を入れた平蜘蛛の茶釜を携えやってくる。それは、忍法で篝火をよみがえらせる代償として殺され、篝火の記憶だけが残った女だった。その口から事の次第を聞いた城太郎は、七人の根来忍者僧と松永弾正への復讐を誓い、戦いを挑んでいく。
(出典:Wikipedia「伊賀忍法帖」)

戦国曼荼羅の世界に乱舞する、伊賀忍法帖VS魔界の妖術。
戦乱渦巻く暗黒の時代。希代の妖術師・果心居士は松永弾正を操り、天下奪取の陰謀をめ­ぐらせていた。伊賀忍者・城太郎は美姫・右京太夫を守り、果心居士の率いる妖術僧と対­決する。「オン・マリシエイ・ソワカ」愛の呪文は悪魔の妖術に勝てるのか?
(c)1982 角川映画

伊賀忍法帖(1982年12月18日公開、東映) - 篝火 / 右京太夫 / 鬼火 役(三役)(演:渡辺典子)

元堺の色町第一といわれた遊女で、城太郎にほれこんで出奔。城太郎との間を認めてもらうために忍法の修行にも耐え忍び、一緒に伊賀に赴く途中で根来忍者僧達の襲撃を受け、拉致されてしまう。
忍者僧達の陵辱を拒み自らの忍法で自害をはかるが、彼女が松永弾正が横慕いする主君の妻・右京太夫にそっくりだったことが、その後の物語を導くことになる。

篝火(かがりび)(演:渡辺典子)

鬼火(演:渡辺典子)は、首を切断して自害した篝火(かがりび)の首と漁火(演:美保純)の体を妖術で挿げ替えて繋げて蘇生させた姿。以後、松永弾正(演:中尾彬)の寵妃となる。

右京太夫(演:渡辺典子)は、忍者の争いに巻き込まれた中を、城太郎に助けられ、一緒に過ごしていくことになる。決死の覚悟で太夫を守るうちに、城太郎と右京太夫との間に離れがたい感情が芽生えることになる。

水呪坊(演:佐藤蛾次郎)など根来忍者僧は超人の域に達する忍法の使い手

果心居士(演:成田三樹夫)との戦い。「オン・マリシエイ・ソワカ」愛の呪文は悪魔の妖術に勝てるのか?

映画「晴れ、ときどき殺人」(1984年5月26日公開、東映セントラル) - 主演・北里加奈子 役:渡辺典子 (女優)

『晴れ、ときどき殺人』(はれ、ときどきさつじん)は、1982年に角川書店から刊行された赤川次郎のミステリー小説。『野性時代』1982年8月号に一挙掲載されたものに加筆・訂正した上で刊行された。1984年に映画化された。

晴れ、ときどき殺人(1984年5月26日公開、東映セントラル) - 主演・北里加奈子 役

ある夜、叩き上げの女社長・北里浪子( 浅香光代 )が自社ビルの落成予定地で若いコールガールの他殺体を発見した。走り去る犯人らしき人物の姿を目撃していた事から警察署での容疑者の面通しに立ち会った浪子だったが、米国留学中の一人娘・可奈子( 渡辺典子 )の殺害をほのめかす脅迫を受けていた彼女は、事件とは無関係の男を犯人とする虚偽の証言を行ってしまう。

間もなくして、冤罪を着せられた容疑者の投身自殺を目の当たりにした浪子は、罪悪感に苛まれながら身内の中に真犯人がいると云う事を突き止めるが、その真実を帰国したばかりの娘・可奈子に打ち明けようとしていた最中に突如、息を引き取ってしまう。

母の贖罪の為、コールガール殺しの犯人を探さなければならなくなった女子大生・加奈子。だが、加奈子にも魔の手が……

アメリカ留学から戻ってきたお嬢様の北里可奈子(演:渡辺典子)は、母の浪子の死の間際、ショッキングな告白を聞きます。

そして浪子の通夜に、北里産業の雇われ社長・円谷(神田隆)と加奈子に婚約を迫るその息子正彦(清水昭博)、無表情な浪子の秘書・水原(伊武雅刀)、主治医・菊井和人(前田武彦)など、怪しい人物たちが続々と集まって来た…。

渡辺典子さんのレオタード姿でのダンス

浪子が目撃した殺人事件と同様の手口での殺人が発生する中、その捜査線上に浮上する容疑者・上村が可奈子の自宅に潜伏、無実を訴える上村からもたらされた話は、自身を容疑者とする殺人事件にも北里家の関係者が関与しているというものだったーー

上村裕三 - 太川陽介

菊井和昌 - 松任谷正隆

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