あらすじ
城西デパートの岡崎社長(根上)の娘・かおり(西)が誘拐された。
張り込みを行う大門軍団だったが、
かおりを乗せた犯人の車が追跡中に突然タイヤをパンクさせ、
コントロールを失って崖から転落した!
結果、爆発炎上して二人の犯人とかおりが命を落とした。
犯人の車が崖から落ちる際に大口径ライフルの銃声を耳にしていたが、
現場から銃弾が出てこない。
炸裂弾が使われている可能性もあり、弾丸は残らないという懸念が生まれる。
狙撃手の正体と目的は……? 新聞が大門軍団の不祥事と書き立てる中、
黒幕を追う捜査の中でプロの殺し屋・五十嵐(内田)という男が浮かび上がり別件逮捕したところ……。
西部警察Ⅲ 第1話
大規模地方ロケ

日本全国縦断ロケは、西部警察 PART-II、西部警察 PART-IIIと股にかけて行われた。
テレビドラマとしては異例の大規模な地方ロケ。
北海道、宮城県、山形県、福島県、静岡県、愛知県、
三重県、京都府、大阪府、兵庫県、岡山県、香川県、
広島県、福岡県、鹿児島県
ロケを企画した背景は?
小暮課長役を演じた石原裕次郎が「乖離性大動脈瘤」による長期にわたる闘病生活から復帰できた事を記念とすると共に、闘病中自分を応援してくれた全国のファンに対するお礼と、
自分の元気な姿を少しでも多くの方に見てもらいたいという気持ちがあり、地方ロケを企画した。
80年代前半に一世を風靡した刑事ドラマ「西部警察」の劇中に使用された特殊車両がめちゃくちゃカッコいい! - Middle Edge(ミドルエッジ)
主な登場人物

木暮 謙三☆石原裕次郎

大門 圭介☆渡哲也

鳩村 英次☆舘ひろし

山県 新之助☆柴俊夫

平尾 一兵☆峰竜太

北条 卓☆御木裕

五代 純☆石原良純

佐川 勘一☆高城淳一

南 長太郎☆小林昭二
西部警察Ⅲ オープニングテーマ
大爆発シーン!

西部警察 福島で3000万円ド派手大爆破シーン収録「木暮BOX1」発売へ!渡哲也の大門団長笑顔のインタビューも - News Lounge(ニュースラウンジ)

名古屋ロケの見せ場は煙突倒し!
本当にある工場の煙突をドラマのクライマックスシーンで倒す!
今では絶対に出来ないシーンです。
最終回
国際テロリストの首領が射殺された後、多発するテロがその後継者によるものだと掴んだものの、対応できなくなった政府は全面降伏を決定する。
それを受けて大門軍団も手を引くように命令されるが、大門は非常手段に出ることを決意。
その決意を肌で感じた刑事たちも大門の後に続き、テロリストとの死闘が始まった・・・。
藤崎を倒した後、
傷を負いながらも必死で要塞から脱出した団長に一発の銃弾が!!
藤崎の女・圭子が引き金を引いたのだ。
自分のことではなく仲間が無事かどうか確認する大門。
一人一人の名前を呼び安心したように死んでいく。

さよなら西部警察 大門死す! 男達よ永遠に・・・

大門の亡骸に思いを伝える小暮
スタッフを外させ撮影に入った石原裕次郎。
「疲れただろう。だから眠っているんだろう。
違うか。頼む、一言でいい。何とか言ってくれ」
その言葉は、台本には書かれていないものであった。
さらに、木暮は台本とは異なる台詞を続ける。
「俺はなあ、あんたが、弟みたいに好きだった・・・。
ありがとう・・・ありがとう!・・・」そういって、涙を流す木暮。
その涙は、あながち演技とは思われぬものであった・・・。
石原は木暮謙三ではなく「石原裕次郎」として「渡哲也」に声を掛けたのではないだろうか。
「疲れただろう」それは、会社のために、自分のために自らを犠牲にした男への、
せめてものねぎらい、そして、感謝の言葉だったのではないだろうか。
自分(小暮)と大門の警察手帳を海に・・・。
「さようなら」の一言を残し歩き始める小暮。
そこに「みんな誰かを愛してる」のイントロが流れる・・・。