アンデルセン物語の他のおはなしは複数回完結のものもありますがこれは一話完結。それでも見事な完成度ですよね。
原作では大晦日のおはなしで、年が明けた元日の朝に冷たくなった少女を町の人たちがただ「この子はマッチで体をあたためようとしたんだね」と事情を知らずに同情するだけですが
この作品では「この子を殺したのわたしたち」と反省しているのです。
半世紀近くたって「子供の貧困」が取りざたされる今の時代にあらためてこの動画を見るとやるせないものを感じます。が、それがこの第52話を傑作たらしめたゆえんなのではないでしょうか。
それでは筆者のおすすめのおはなしを2つご紹介します。
■今こそ再評価を
DVD情報
アンデルセンの原作そのものは200年ほど前、アニメも45年前の作品ですが、内容は今でも通用するものばかり。
アニメらしい適度なデフォルメ、ストーリー・演出のよさ、など来年の45周年を機にぜひ再評価されたい作品です。
ぜひ機会あればDVDをごらんになってください♪