任侠もので主演
石橋保さんというと「爽やかな好青年」「いいとこの坊ちゃん」といったイメージが強いですが、実は任侠映画にも数多く出演されています。
全国の極道組織統一を目指し義兄弟の契りを交わした龍二(清水宏次朗さん)、一平(清水健太郎さん)、健(石橋保さん)の生き様を描いたヤクザ映画「極道三国志」シリーズは、「血染めの九州死闘篇」「山陽道10年戦争」など5作品、さらに「新・極道三国志」が2作品制作され、そのすべての作品で主役の一人として出演されました。
Vシネマには約40作品に出演されている石橋保さん。
Vシネマといえば「お家芸」とも言われているのが暴力団の対立抗争などを描いた極道もの。
そんなVシネマ出演作品の中でも代表作となったのが「本気!」シリーズです。
石橋保さんが演じたのは、主人公で千葉の渚組の組員、通称「マジ」と呼ばれる白銀本気(しろがね もとき)です。
男気があり周囲から慕われている一方で、敵も多く組の内部抗争に巻き込まれていくという役どころ。
一話完結のビデオ作品として1994年から制作され、2004年まで全30巻の長期シリーズとなりました。
愛息も俳優デビューしていた
実は石橋保さんの息子さんである石橋侑大(いしばし ゆうだい)さんは、俳優として活動されています。
もともと映画監督を目指して映画の演出部で活動されていたという侑大さん。
2017年10月公開の菅田将暉さん主演映画「あゝ、荒野」には、助監督として参加しています。
それ以降もいくつかの作品で助監督を務めていたところ、監督や俳優からの勧めがあり俳優に転向。
2019年8月公開の映画「アノコノシタタリ」で俳優デビューされました。
現在は主に舞台作品に出演されており、今後の活躍が楽しみな存在です。
現在の活動は?
最近あまりテレビドラマなどで見かけていないような?と思う方もいらっしゃるかもしれません。
そこで、直近の活動状況を調べてみたところ、2024年7月開幕の舞台「銭湯来人」に出演。
代々続く銭湯「若松湯」を舞台に、石橋保さんは主人公の父で若松湯の名物おやじである山田湯隆役として出演されていました。
デビュー以来、ドラマ、映画、舞台、Vシネマと様々なシーンでいろいろな役柄を演じられてきた石橋保さん。
これからも、どのような役どころで私たちを楽しませてくれるのか、大いに期待したいですね。