石橋保さんプロフィール
名前:石橋保(いしばし たもつ)
生年月日:1965年9月18日
出身地:大阪府吹田市
身長:174cm
血液型:B型
1986年公開の映画「君は裸足の神を見たか」の主演として俳優デビュー。
それ以降、ドラマ、映画、舞台の他にVシネマなど数多くの作品に出演。
ドラマ「アリエスの乙女たち」、「愛という名のもとに」、映画「極道三国志」シリーズ、Vシネマ「本気!」シリーズなど、好青年役からヤクザ役まで幅広い役柄を演じられています。
芸能界入りのきっかけは友達のお母さん
石橋保さんが芸能界入りするきっかけとなったのが、高校時代の同級生がお母さんに石橋保さんの写真を見せたことだったそう。
グループ何名かで写った写真の中で石橋保さんに注目したお母さんは、改めて石橋保さん一人の写真を撮らせてもらい本人の承諾を得たうえで芸能プロダクションへその写真を送付。
すると、後日、その後所属することになる渡辺プロダクションのスカウトマンが、ご自宅に正式にスカウトに来られたんだそう。
「最初はそんな気全然なかった」という石橋保さんでしたが、ご自身のお母さんは石橋保さんの芸能界入りに対して前向きになっていたそうで、言わば流れに乗った形で渡辺プロダクションに入ることになったそうです。
主演映画で俳優デビュー
渡辺プロダクション所属後は、歌やダンスの他、楽器演奏などの練習をしていたという石橋保さん。
そして、様々なオーディションを受けるものの落選続きの日々だったとか。
そんな時に舞い込んできたのが、映画「君は裸足の神を見たか」のオーディションでした。
東北を舞台に若者たちの友情や恋模様を描いた物語で、4日間にも及んだオーディションのすえ、主役の吉村茂役を獲得!
本作で初めて本格的にお芝居について学ばれたんだそうです。
映画デビューを皮切りに、ドラマや映画にコンスタントに出演し続けることに。
ドラマ「アリエスの乙女たち」では、名門私立高校の馬術部キャプテンで生徒会長、その上成績優秀で女子生徒たちの憧れの的という磯崎高志役で出演。
磯崎と敵対する不良生徒・結城司を松村雄基さんが演じられているのですが、司の取り巻きの不良生徒として、後に「愛という名のもとに」で共演することになる唐沢寿明さんが出演されています。
当時は本名の唐沢潔として出演されており、ストーリー上でが石橋保さんと直接やり取りする場面はないのですが、唐沢寿明さんの芝居の上手さと声の良さに当時から注目していたんだそうです。
小説家・尾崎紅葉の「金色夜叉」を原作に、寛一とお宮の悲恋を現代的に描いたドラマ「新金色夜叉 百年の恋」では、主役の間寛一を務めました。
「愛という名のもとに」でブレイク
石橋保さんの知名度を一気に押し上げたのが、ドラマ「愛という名のもとに」ではないでしょうか。
大学のボート部で青春時代を過ごした男女7人が、卒業から3年後、恩師の葬儀をきっかけに再会。
皆それぞれ充実した社会人生活を送っているかのように振る舞っているものの、実は理想と現実のギャップにもがき苦しむ日々…。
そんな夢を失いつつある彼らが、挫折を繰り返しながら何とか前を向いていこうとする様子を描いたストーリー。
鈴木保奈美さん、江口洋介さん、唐沢寿明さんなど豪華キャストを迎えて制作され、平均視聴率は24.5%、最終回は32.6%を記録した大ヒットドラマとなりました。
石橋保さんは、塚原純役として出演。
区役所に勤務しながらも小説家になる夢を諦められず、出版社に原稿を持ち込んではみるものの厳しい現実を突きつけられるという状況。
その一方で、交際中の飯森則子(洞口依子さん)の妊娠が発覚しますが、うろたえた純は交際期間があまり長くないことを理由に「本当に俺の子なのか?」と酷い言葉をぶつける始末。
一人で子供を育てていくことを決意した則子は女児を出産。
その後、自分の子である赤ちゃんに対面し、ようやく父親として生きていくことを決意するという役どころでした
プライベートでは25歳の時にご結婚されている石橋保さん。
この時、本作の主要キャストの中では唯一の子持ちだったようで、プロデューサーの大多亮さんから「父親になる男を演じられるのはお前しかいない」と言われ起用に至ったんだそうですよ。
「愛という名のもとに」への出演以降も、石田ひかりさん主演ドラマ「悪女」、小泉今日子さん主演ドラマ「愛するということ」など、注目作品に出演。
「姉さん、事件です」でお馴染みの高嶋政伸さん主演ドラマ「HOTEL」には、フロントチーフの徳大寺譲役としてシーズン3(1994年4月)からレギュラー出演されていました。
任侠もので主演
石橋保さんというと「爽やかな好青年」「いいとこの坊ちゃん」といったイメージが強いですが、実は任侠映画にも数多く出演されています。
全国の極道組織統一を目指し義兄弟の契りを交わした龍二(清水宏次朗さん)、一平(清水健太郎さん)、健(石橋保さん)の生き様を描いたヤクザ映画「極道三国志」シリーズは、「血染めの九州死闘篇」「山陽道10年戦争」など5作品、さらに「新・極道三国志」が2作品制作され、そのすべての作品で主役の一人として出演されました。
Vシネマには約40作品に出演されている石橋保さん。
Vシネマといえば「お家芸」とも言われているのが暴力団の対立抗争などを描いた極道もの。
そんなVシネマ出演作品の中でも代表作となったのが「本気!」シリーズです。
石橋保さんが演じたのは、主人公で千葉の渚組の組員、通称「マジ」と呼ばれる白銀本気(しろがね もとき)です。
男気があり周囲から慕われている一方で、敵も多く組の内部抗争に巻き込まれていくという役どころ。
一話完結のビデオ作品として1994年から制作され、2004年まで全30巻の長期シリーズとなりました。
愛息も俳優デビューしていた
実は石橋保さんの息子さんである石橋侑大(いしばし ゆうだい)さんは、俳優として活動されています。
もともと映画監督を目指して映画の演出部で活動されていたという侑大さん。
2017年10月公開の菅田将暉さん主演映画「あゝ、荒野」には、助監督として参加しています。
それ以降もいくつかの作品で助監督を務めていたところ、監督や俳優からの勧めがあり俳優に転向。
2019年8月公開の映画「アノコノシタタリ」で俳優デビューされました。
現在は主に舞台作品に出演されており、今後の活躍が楽しみな存在です。
現在の活動は?
最近あまりテレビドラマなどで見かけていないような?と思う方もいらっしゃるかもしれません。
そこで、直近の活動状況を調べてみたところ、2024年7月開幕の舞台「銭湯来人」に出演。
代々続く銭湯「若松湯」を舞台に、石橋保さんは主人公の父で若松湯の名物おやじである山田湯隆役として出演されていました。
デビュー以来、ドラマ、映画、舞台、Vシネマと様々なシーンでいろいろな役柄を演じられてきた石橋保さん。
これからも、どのような役どころで私たちを楽しませてくれるのか、大いに期待したいですね。