「ショカツ」とは?
「ショカツ」は元・警察官であった佐竹一彦(最終階級は警部補)小説「ショカツ Real police story」を原作としたTVドラマ。
2000年4月11日から6月27日まで放送された。関西テレビ、共同テレビの制作。
脚本の過半数を「相棒」シリーズや「科捜研の女」シリーズでも有名な戸田山雅司が担当している。
演出は三谷幸喜に「最も信頼の置ける演出家」と評され、のちに「フリーター、家を買う」、「マルモのおきて」などでメイン監督を務める河野圭太。
歓迎されない新人キャリア
東京大学法学部卒のキャリア警部補、羽村斗真は実務研修のためにやってきた城南署で田中美佐子演じる九条彩乃とコンビを組むこととなる。
しかし杓子定規的な考えを持つ羽村と彼女は真逆で対照的。捜査令状もナシに被害者の自室を調べるなど九条の破天荒さに戸惑う。
一時はその態度に反発を覚えた羽村だが、彼女の事件へ取り組む姿勢は真摯なものであった。
彼女の捜査を傍で実際に見ることで、羽村も彼女に信頼を置くようになる。
しかし自分と同じキャリアである溝口管理官は「ショカツに染まりすぎだ」と羽村を評し、同じく署長の鹿間も「(管理官のように)冷酷になってもらわないと困る」と言う。
警察官としてあるべき姿はどちらなのか。また「捜査のために仲間を売り飛ばした」、との九条の噂の真相は。
城南署の人々
羽村斗馬(松岡昌宏)
九条彩乃(田中美佐子)
鹿間義則(橋爪功)
オールキャスト2時間ドラマ : 横山秀夫サスペンス第5作(2004年) 「囚人のジレンマ」
有働元(杉本哲太)
オールキャスト2時間ドラマ : 再捜査刑事・片岡悠介3「ワイナリー連続殺人 赤い死体は甘く香る!!」
羽村が城南署に来る8年前、九条の元・婚約者有働(杉本哲太)は稲本代議士の秘書の自殺の真相を一人追っていた。
しかし代議士相手の事件に首を突っ込んだ有働は罠にはめられ依願退職へと追い込まれる。全くの潔白であったのにも関わらずであった。
8年前の有働同様、今度は九条が
ボウガンで襲われる死傷事件が立て続けにニ件起きた。当初被害者に接点はないと思われていたが、それぞれの被害者の通うバレエ教室には相模平町・町長の娘が、陶芸教室は彼の奥さんが通っていた。
町長は稲本代議士に提案された産廃施設建設の申し入れを断った人物。この両事件は町長への脅しだったのである。
8年前、有働九条両名の所属する駒井署の署長であった牧野署長はこの稲本代議士と結託し、有働に無実の罪を被せ退職に追い込んだ人物。
そして今度はボウガンでの町長への脅迫事件を追っていた九条がターゲット。彼女は不覚にも稲本たちの罠にはまってしまう。
牧野・稲本両名の犯罪を立証するにも証拠がない。己の限界に無力さを感じる所轄の面々。
しかしそこに現れたのは署長の鹿野であった。
鹿野は8年前、元・署長の牧野が有働の覚せい剤所持をでっち上げ彼を退職に追い込んだこと、またその事実を自身が長く黙認し続けていたことを証言したのだ。
最終回、署長の決断に視聴者は
主役コンビ二人の演技が光ります!
車へのこだわりにも注目!
田中美佐子演じる九条彩乃の捜査車両キャバリエ
ショカツ - Wikipedia
12年後のシーンでは彩乃の捜査車両がキャバリエからアリストへと変化
トヨタ・アリスト - Wikipedia