内藤洋子 1960年代の東宝の看板女優・アイドル女優・歌手

内藤洋子

内藤洋子さんの長女は女優の喜多嶋舞。現在は、喜多嶋洋子(きたじま・ようこ)として絵本などを発表している他、時折テレビにも出演している。

黒澤明の娘が少女雑誌「りぼん」の定期購読者で、黒澤が表紙モデルの内藤洋子に目を付けたのが「赤ひげ」出演のきっかけだったとか。
黒澤明監督の映画「赤ひげ」(1965年)の「まさえ」役でデビューする

黒澤明監督の映画「赤ひげ」(1965年)の「まさえ」役でデビュー

小石川養生所の新米医師「保本登」(演:加山雄三)の元許嫁「天野ちぐさ」(演:藤山陽子)の妹「まさえ」役を初々しく演じている。

「保本登」は成長し、自分を裏切った「天野ちぐさ」(演:藤山陽子)を許し、妹「まさえ」と結婚する

「保本登(演:加山雄三)」は、「ちぐさ(演:藤山陽子)」の妹である「まさえ(演:内藤洋子)」と夫婦になる
テレビドラマ『氷点』(1966年)「辻口陽子」役 内藤洋子 当時15歳

テレビドラマ『氷点』(1966年)辻口陽子(演:内藤洋子)

内藤洋子の「氷点」

夏枝に虐められながらも、純粋に育った陽子

陽子は中学の卒業式で総代として答辞を読むことになるが・・・
恩地日出夫監督の映画「あこがれ」(1966年)に「西沢信子」役で出演、ゴールデン・アロー賞などを獲得

内藤洋子さんは、恩地日出夫監督の映画「あこがれ」にヒロインの西沢信子として出演し、ゴールデン・アロー賞などを獲得、瞬く間にアイドルとして一世を風靡する。

映画「あこがれ」(1966)のストーリー

映画「あこがれ」(1966年)西沢信子(演:内藤洋子)撮影現場の写真
映画『伊豆の踊り子』1967年 薫(踊子):内藤洋子

伊豆の踊子(1967年)薫(踊子):内藤洋子

踊子(薫):内藤洋子

「私」は道中で出会った旅芸人一座の一人の踊子に惹かれ、彼らと一緒に下田まで旅することになった。

主人公「私」は無垢で純情な心を持つ踊子の少女(内藤洋子)に淡い恋心を抱いていく

「私」は彼らと素性の違いを気にすることなく生身の人間同士の交流をし、人の温かさを肌で感じた。

孤児根性に歪んでいた青年の自我の悩みや感傷が、素朴で清純無垢な踊子の心によって解きほぐされていく

東京へ帰らなければならない「私」は、踊り子の少女との悲しい別れを迎えるが、「私」の心は水のように澄んでいた。
映画「その人は昔」 1967(昭和42)年7月1日公開

映画「その人は昔」

青年:舟木一夫、少女:内藤洋子

少女:内藤洋子

少女:内藤洋子
松山善三監督の『その人は昔』(1967年)の挿入歌、「白馬のルンナ」は50万枚の大ヒットとなった

内藤洋子さんは歌手としても活躍。映画『その人は昔』(1967年)の挿入歌、「白馬のルンナ」は50万枚の大ヒットとなった
映画「兄貴の恋人」(1968年)北川節子(演:内藤洋子)

東宝映画「兄貴の恋人」の出演の加山雄三(31歳)、酒井和歌子(19歳)、内藤洋子(18歳)

映画「兄貴の恋人」(1968年)のストーリー

北川節子(演:内藤洋子)は、金持ちで美人の中井緑(演:中山麻理)に対して女の嫉妬を感じる。

野村和子(演:酒井和歌子)は北川鉄平(演:加山雄三)からの結婚の申し出に、戸惑っていた。和子の弟はやくざ者で借金だらけ、母は病気で伏せっている、こんな家庭事情を背負う彼女は、鉄平と一緒になれないという思いが強かったのだ。
映画「華麗なる闘い」 (1969年) 清家隆子(演:内藤洋子)

映画「華麗なる闘い」1969年9月10日公開 清家隆子(演:内藤洋子)

映画「華麗なる闘い」清家隆子(演:内藤洋子)

映画「華麗なる闘い」のストーリー
映画「地獄変」(1969年)娘・良香(演:内藤洋子)

映画「地獄変」(1969年)娘・良香(演:内藤洋子)

絵師・良秀(仲代達矢)の娘・良香(内藤洋子)が車に閉じ込められる・・・

牛車の中に鎖で繋がれた良秀の娘(内藤洋子)

牛車もろとも焼かれる
舞台『雪国』(1970年1-2月、5-6月)芸術座にて若尾文子との共演。

「国境の長いトンネルを抜けると雪国であった」『雪国』の主要登場人物、若尾文子が演じる「駒子」と内藤洋子が演じる「葉子」

内藤洋子が演じる「葉子」

日本映画を代表する名女優:若尾文子のまとめ
1960年代半ば以降、東宝の看板女優として人気を二分したアイドル女優の内藤洋子さんと酒井和歌子さん

東宝の看板女優、酒井和歌子と内藤洋子