チョコバナナ

縁日に行った時に毎回のように食べていたのがチョコバナナでした。
チョコレートパフェを筆頭に、チョコレートとバナナの相性って本当に抜群ですよね。
私が小学生だった1980年代は、チョコバナナは1本100円でした。
ごくまれにですが、1本50円というお店もあったんですよ。
さすがに、現在その値段で売られているのは見かけませんが。
初めてチョコバナナの屋台を見た時は、チョコレートは普通のミルクチョコレートだけだったような気がします。
いつの間にかストロベリーチョコが登場して、色とりどりのチョコスプレーがトッピングされるようになったりして、華やかになっていきました。
しかも、今は一口大に切られているものが多いかと思いますが、当時は一本のままのバナナを割り箸にさしただけ。
食べづらいことはなかったんで全然いいんですが、今はより親切構造になりました!
あんず飴

あんず飴もよく食べた縁日スイーツの一つです。
水飴に包まれた、あんず・みかん・すももをもなかにのせて食べるあんず飴。
水飴が溶けないように大きな氷の上に乗っているのがすごく涼やかでした。
1個100円で売っていたのですが、屋台の人とジャンケンをして勝ったら2個もらえるというシステムにてっている多かったですね。
ただ原価の問題だったのか、ジャンケンに勝ってもすももだけは1個しかもらえませんでした。
すももが一番好きだった私としてはちょっと残念でしたが、あの頃は「すももは人気だから1個しかダメなのかな」と思って渋々納得していたような気がします。
かき氷

基本のいちご・レモン・メロンに加えて、1980年代から急に流行り始めたのがブルーハワイ。
ブルーハワイって結局何味だったんだろう・・・って感じでしたが、ハワイの青い海や空をイメージしてる感じなんですよね、きっと。
かき氷といえば、氷を薄く削ったフワフワなタイプのかき氷と、小さな氷の粒をガリガリ食感で食べるスノーボールがありました。
プラスチックスプーンで食べるフワフワかき氷に対して、先端がスプーンのように広がっているストローで食べるスノーボール。
両方とも好きですが、何となくスノーボールの方がおしゃれに感じたりすることもあったりして。
また、かき氷とは少し違いますが「甲子園名物 カチワリ」もありました。
ビニール袋にシロップと氷が入っていて、それをストローで飲む。
感覚としては、ちょっと溶けちゃったかき氷みたいな感じでしたが、私が当時住んでいた地域では、かき氷 → スノーボール → カチワリの順番で登場したので、縁日に新登場したカチワリが珍しくてよく買っていました。
りんご飴

見た目からしてかわいいりんご飴。
これも縁日スイーツの定番ですよね。
でも、りんご丸々一個ってけっこうな量で実は最後まで食べきったことがありません。
そんな人が多かったのか、姫リンゴ飴も登場していました。
近年再びりんご飴が脚光を浴びていますよね。
2019年あたりに韓国でフルーツ飴が流行したことがきっかけなんだそうです。
りんご飴の他にも、いちごやぶどうバージョンもあり、りんご自体も昔のものとは違い本格的な美味しいりんごを使用するようになったんだとか。
さらにチョコレートパウダーがコーティングされているものなど、かなり進化しています。
子供の頃は食べきれなかったりんご飴ですが、今ならまた違った感覚で食べられるかも。
わたあめ

わたあめも縁日ならではの定番スイーツですよね。
子供の頃は、まずザラメがわたあめとなっていくあの工程を見るだけでワクワクしていました。
口の周りをベタベタにしながら食べていたのを思い出します。
アニメーションが描かれた袋に入れてもらえるのも当時のうれしかった思い出です。
原宿では「レインボーわたあめ」が話題を呼ぶなど、りんご飴同様わたあめも「映えスイーツ」として進化を遂げました!
ハッカパイプ

スイーツというのもちょっと違うかもしれませんが、ハッカパイプもなつかしい縁日の思い出です。
その時代に合わせた人気キャラクターをかたどったソフトビニール製のパイプの中にハッカ糖が入っていて、パイプを吸うことで甘くスーッとしたハッカ糖の味わいを楽しむアイテム。
ハッカ糖が無くなったあとは、笛(ホイッスル的な感じ)として楽しむことができます。
近年ではハッカ糖ではなく粉ジュースを入れているものもあるんだとか。
ハッカ糖が入っていないハッカパイプ・・・
ちょっと微妙な気もしますが、その方がいろいろな味が楽しめるのかも。
らくがきせんべい

皆さんは、らくがきせんべいってご存じですか?
楕円形のたこせんにシロップをつけた筆を使って好きにな絵や文字を書きます。
そして、それを屋台の人に渡して上からサラサラと色とりどりのザラメをかけてもらうと、シロップで書いた部分にザラメがついて、砂絵に似たような感じに仕上がるというもの。
私が住んでいた地域では普通に屋台として出ていたので思い出深い一品なんですが、意外と知らない人も多かったりします。
かわいい絵を描く人もいれば、好きな芸能人の名前を書く人もいたり、「〇〇くんLOVE」みたいにリアルに好きな人の名前を書く人もいて、らくがきせんべいを経験したことがある人はそれぞれの思い出があるかと思います。
ちなみに味は、たこせんの塩味とザラメの甘さが相まった、いい意味で想像を覆さない味です。
最近あまり屋台では見かけなくなったような気がしますが、幼稚園の行事などで行っていることもあるようですよ。
多くの人を楽しませてくれる縁日スイーツ
この他にも、ベビーカステラやカルメ焼きなどスイーツ部門だけでもたくさんある縁日グルメ。
飴細工の職人さんも来ていて、素手とハサミ一つであっという間に動物や鳥や花をかたどった飴ができあがっていく工程にも目を奪われていました。
時代や流行と共に次々と新しいグルメが登場して、子供から大人まで多くの人を楽しませてくれる縁日スイーツ。
懐かしの味から新たに登場した新しい味まで、これからも楽しみは尽きそうにありません!