【1991年洋楽】トレンディドラマ『もう誰も愛さない』の主題歌は!?「日本」でヒットした洋楽トップ5

【1991年洋楽】トレンディドラマ『もう誰も愛さない』の主題歌は!?「日本」でヒットした洋楽トップ5

「洋楽」と一言で言っても、アメリカやイギリスなど本場でヒットする曲と、日本国内でヒットする曲はかなり異なります。中には、日本でヒットしても、本国ではヒットしないという逆転現象も!? 今回は "1991年の日本" にフォーカスして、オリコンシングルチャートを中心に「日本でヒットした洋楽5選」をご紹介します。


1991年のオリコンから選出

邦楽も含めたオリコン総合シングルチャートを対象に、1991年の年間トップ100にランクインした洋楽の中から5曲を選出します。トップ100内で5曲に満たない場合は、全米ヒットチャートやオリコン洋楽シングルチャートの中から、日本で人気になったと思われる曲を別途選出し、ちょうど洋楽5選としています。



この年の洋楽のチャートインは4曲だったため、オリコン洋楽シングルチャートのナンバーワン曲から1曲選出しました。

とどかぬ想い / ビリー・ヒューズ

『とどかぬ想い〜Welcome to the Edge〜』は、アメリカのソープオペラ『Santa Barbara』の劇中曲としてビリー・ヒューズが歌った『Welcome To The Edge』が原曲です。その後、Winkが『夜にはぐれて 〜Where Were You Last Night〜』のカップリング曲『想い出までそばにいて 〜Welcome To The Edge〜』としてカバーしました。



本曲は、このWinkのアレンジに手を加え、ビリー・ヒューズ自身がカバーしたもので、吉田栄作主演の人気ドラマ『もう誰も愛さない』のエンディング・テーマとして起用されました。日本のオリコンシングルチャートでは年間18位、オリコン洋楽シングルチャートでは12週連続ナンバーワンと大ヒットしています。



この大ヒットからわずか7年後、ビリー・ヒューズは50歳の若さで亡くなっています。

スウィート・ラヴ / ランディ・クロフォード

ランディ・クロフォードはアメリカのジャズ・R&Bシンガーですが、本国よりもヨーロッパでの人気が高く、特にイギリスでは、アルバム、シングルともにヒット作品があります。



本曲『スウィート・ラヴ』の原題は『Almaz』で、全英シングルチャートでは最高位4位を記録しています。そして、日本では『とどかぬ想い』と同様、人気ドラマ『もう誰も愛さない』の挿入歌として起用され、印象的なシーンのBGMとしてドラマティックに流れました。山本実枝の歌った日本語カバーもあり、劇中で併用されています。日本のオリコンシングルチャートでは、年間39位を記録。人気ドラマから洋楽が2曲も大ヒットする、異例のケースとなりました。

ビコーズ・アイ・ラブ・ユー / スティービーB

『ビコーズ・アイ・ラブ・ユー』は、アメリカのシンガーソングライター、スティービーBの代表曲です。本国では、全米シングルチャートで4週連続ナンバーワン、年間チャートで12位と大ヒット。日本でも、川崎製鉄(現在のJFEスチール)の企業CMで使用され、「まっすぐ。」のフレーズとともにお茶の間でおなじみの曲となりました。オリコンシングルチャートでは、年間57位を記録しています。



原題は、『Because I Love You (The Postman Song)」』。歌詞の冒頭では「郵便配達員(Postman)から受け取った手紙への返事としてこの曲を書いている」と歌っています。

アンチェインド・メロディ / ライチャス・ブラザーズ

『アンチェインド・メロディ』は、1955年にトッド・ダンカンが歌ったのが最初で、今日まで500種類以上のバージョンがレコーディングされています。その中で最も有名なのが、1965年にライチャス・ブラザーズが歌った本曲です。この時は、全米シングルチャートで、最高位4位(年間21位)を記録しています。



本曲が再び脚光を浴びたのは、1990年の大ヒット映画『ゴースト/ニューヨークの幻』で、劇中で印象的に使用されました。本曲が流れると、劇中のパトリック・スウェイジとデミ・ムーアの愛し合うシーンが思い出されることでしょう。本曲は、全英ナンバーワンを筆頭に世界的に大ヒットし、日本のオリコンシングルチャートでも年間68位を記録しています。

男が女を愛する時 / マイケル・ボルトン

『男が女を愛する時(原題:When A Man Loves A Woman)』は、1966年にパーシー・スレッジが歌ったのが最初で、当時、全米ナンバーワンの大ヒットを記録しました。



今日まで多くのアーティストによってカバーされているスタンダード曲で、その中で最も有名なのが1991年のマイケル・ボルトンのカバーです。この時も全米ナンバーワンを獲得し、原曲に続く快挙を果たしました。日本のオリコン洋楽シングルチャートでも、ナンバーワンを獲得しています。また、翌年のグラミー賞では、最優秀男性ポップ・ボーカル・パフォーマンス賞を受賞しました。

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