【訃報】テレビアニメ「サザエさん」タラちゃん役・貴家堂子さんが死去。
国民的テレビアニメ「サザエさん」のフグ田タラオ役を演じた声優・貴家堂子(さすが たかこ)さんが、2月5日に亡くなっていたことが明らかとなりました。87歳でした。
貴家さんは1936年2月4日、東京都出身。高校卒業後にTBS放送劇団に入団し、以後声優として「サザエさん」のフグ田タラオ役を1969年の放送開始以来一貫して担当していたほか、「天才バカボン」のハジメちゃん役、「ハクション大魔王」のアクビ役などを担当。昭和~平成を代表する声優として、幅広い世代から親しまれてきました。
2月12日放送分の「サザエさん」で追悼テロップが流れる。
貴家さんの死去を受け、2月12日放送分の「サザエさん」では、番組前半のタラちゃんの登場シーンでテロップが流され、「1969年の放送開始から50年以上にわたり、フグ田タラオ役の声優を務めていただいた、貴家堂子さんが逝去されました。いつも明るくてみんなに愛されるタラちゃんを演じ続けてくださった、貴家堂子さんのご冥福を心からお祈りいたします」と、番組として追悼のコメントを発表。なおフジテレビによれば、2月26日放送の「サザエさん ひな祭り1時間SP」が貴家さんの最期の出演であり、またタラちゃん役の後任については現在検討中とのことです。
今こそ振り返りたい!「サザエさん」声優の変遷!!
50年以上にわたり、「サザエさん」でタレちゃん役を務めていた貴家さん。その一方で、「サザエさん」の登場キャラクターの多くは担当声優が交代しています。ここでは、「サザエさん」の主要キャラクターの声優の変遷について見ておきましょう。

フグ田サザエ
主人公・フグ田サザエ役ですが、1969年から現在に至るまで加藤みどりが担当。担当声優が交代していないのは、サザエが主要キャラクターで唯一となっています。
フグ田マスオ
サザエの夫で、タラちゃんの父親であるフグ田マスオ。1978年までは俳優・近石真介が、1978年から2019年までは増岡弘が、2019年からは山寺宏一がそれぞれ担当しています。
磯野カツオ
サザエの弟である磯野カツオ。1969年の放送初期に大山のぶ代が2ヶ月だけ担当し、その後1969年から1998年まで高橋和枝が、1998年からは冨永みーなが担当しています。

磯野ワカメ
サザエ、カツオの妹である磯野ワカメ。1969年から1976年にかけて山本嘉子が、1976年から2005年にかけて野村道子が、2005年からは津村まことが担当しています。
磯野波平
一家の大黒柱である磯野波平。1969年から2014年までの間は声優界の重鎮・永井一郎が担当しており、2014年に永井が死去してからは茶風林が担当しています。
磯野舟
波平の妻・磯野舟。1969年から2015年にかけて麻生美代子が担当しており、2015年からは寺内よりえが担当しています。
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