意外と歴史は新しい!恋愛ドラマの歴史をまとめてみました

意外と歴史は新しい!恋愛ドラマの歴史をまとめてみました

ドラマのジャンルは色々あれど、テレビドラマの定番といえば恋愛ドラマを思い浮かべる人も多いと思います。ですが恋愛ドラマはドラマの中では意外と登場が遅いんです。恋愛ドラマの歴史を振り返ってみましょう。


恋愛ドラマの始まりは群像劇から

恋愛ドラマの始まりは意外と遅く、1980年代に入ってからです。テレビドラマ自体はテレビの登場とほぼ同時で1950年代頃から始まっているにもかかわらず、かなり遅いですよね。

昔はテレビは高級品でした。もちろんテレビがない家もありましたし、遭っても一家に一台。ですから家族みんなで見られるホームドラマが多かったんです。その後、サスペンスやお仕事ドラマなども増えていきます。もちろん、恋愛を全く描いていないわけではないのですが恋愛がメインのドラマが登場するのは、家庭で複数台テレビを所有するようになり、それぞれ好きなドラマを見れるようになってからなので80年代頃からなんです。

80年代前半には1983年の「ふぞろいの林檎たち」や、「金曜日の妻たちへ」など、恋愛を描いたドラマが人気になります。といっても今から見ると恋愛ドラマというより群像劇といったほうがしっくりくるかもしれません。ですがこれらのドラマをきっかけに徐々に恋愛を題材にしたドラマが増えていきます。

トレンディドラマの登場

続いて、1980年代後半からはトレンディドラマが登場します。1986年にトレンディドラマの元祖ともいわれる「男女7人夏物語」が登場。

トレンディドラマというのは特に定義はありません。ざっくりいうと、おしゃれな職業についた美男美女たちがグループ交際を楽しむという感じですかね。仕事のシーンは少なかったですね。住んでいる場所もおしゃれで高級そうなマンションで、いきつけのおしゃれなバーで食事をするなど憧れが詰まっていました。

OLや主婦がターゲットですが、もちろん彼女たちの日常ではなちょっと手を伸ばせそうな世界だったのではないでしょうか。

「男女7人」は7人ですが、「君の瞳をタイホする!」などの君シリーズを始め男女3人ずつのグループの恋愛を描いた作品が多いです。


月9全盛期・一組の男女をじっくり描くドラマへ

一世風靡したトレンディドラマですが、実はそれほど長く放送されていたわけではなく、楽しい男女の恋愛を描いたドラマは1990年迄がほとんどです。

1991年になっても恋愛ドラマのブームは続きますが、グループ交際よりも1組の男女の恋愛をしっかり描いたドラマ(純愛という場合も)が増えていきます。

1991年の「東京ラブストーリー」の大ヒットから、1991年の「101回目のプロポーズ」、1995年の「ロングバケーション」などヒットドラマが次々と誕生していきます。

いわゆるトレンディドラマの軽い感じはなくなりますが、おしゃれで自分の生活よりもちょっとワンランク上の生活という点は同じだったと思います。

ラブサスペンスも人気に

恋愛ドラマのヒットによって、ちょっと上の日常を描いたドラマから様々な恋愛ドラマが登場します。

その1つがラブサスペンス。いわゆるドロドロ系ですね。昼ドラなどで放送されていたようなドロドロのドラマがプライムタイムにも放送されるようになります。

1991年の「もう誰も愛さない」はちょっと見逃すと展開についていけない「ジェットコースタードラマ」として話題になりました。

他には1992年の「親愛なる者へ」をはじめとする野沢尚さん脚本のドラマや、冬彦さんブームを巻き起こした「ずっとあなたが好きだった」などもヒットしました。

サスペンス要素があるので恋愛だけの要素のドラマが好きではない人や男性にも支持されていたと思います。(逆にドロドロ系が苦手という人もいますが)

障害を乗り越えるドラマも多かった!

主人公もしくは相手役が何かしらの障害を抱えていて障害を乗り越えていくというドラマも、コンスタントに放送されてました。

1995年には「愛しているといってくれ」と「星の金貨」が放送されます。「愛していると言ってくれ」は主人公の男性(豊川悦司さん)、「星の金貨」は主人公の女性(酒井法子さん)が聴覚障害を抱えていて、それを乗り越えていくドラマでした。ドラマ内で使われていた手話もブームになりましたね。

他には、1996年に知的障害のある女性を主人公(和久井映見さん)を主人公にした「ピュア」、2000年にはヒロインが難病で車いすの女性だった「ビューティフルライフ」が放送されています。

また、体の障害ではないですが教師と生徒の禁断の恋を描いた「高校教師」や「魔女の条件」。既婚者との恋愛(不倫ですが)を描いた「SweetSeason」「Age、35~恋しくて~」などのドラマもこの頃から登場していますね。

リアルな恋愛ドラマへ

1990年代までは、何らかの形で非日常感のある恋愛ドラマが主流でしたが2000年以降はよりリアル慣れないドラマが増えていったと思います。

2001年に放送された「2001年のおとこ運」では、主人公(菅野美穂さん)が冒頭で同棲中の彼氏に逃げられてしまいます。今までのドラマはそれは話の展開のきっかけにすぎずすぐに忘れられていたのですが、物語の中盤までその出来事を引きずっていたのがとてもリアルに感じました。

それから年月は経ちますが、2017年の「東京タラレバ娘」や2018年の「獣になれない私たち」など、より日常に近いありそうなドラマが増えている気がします。

他には中高生をターゲットにした漫画原作のドラマや、2016年の「おっさんずラブ」、「逃げるは恥だが役に立つ」など様々な形の恋愛を描いたドラマも登場していますね。

一言で恋愛ドラマといっても振り返ってみると様々なドラマがあったんだなと思いました。あなたはどんな恋愛ドラマが好きですか?

関連する投稿


『地球の歩き方』が“平成”へタイムトラベル!歴史時代シリーズ第4弾発売決定&読者アンケート開始

『地球の歩き方』が“平成”へタイムトラベル!歴史時代シリーズ第4弾発売決定&読者アンケート開始

重版続々のヒットを飛ばす「地球の歩き方 歴史時代シリーズ」に待望の第4弾『平成』が登場!2026年夏の発売を前に、読者の“平成の記憶”を募集する記念アンケートがスタートした。バブルの余韻からガラケー、SNSの普及まで、激動の30年間を独自視点で深掘り。あなたの思い出が誌面に掲載されるチャンスも!


病院も映画館も煙モクモク!?自由すぎる昭和の常識を徹底図解

病院も映画館も煙モクモク!?自由すぎる昭和の常識を徹底図解

日本文芸社は、「昭和100年」の節目に、書籍『眠れなくなるほど面白い 図解 昭和の話』を11月27日に発売しました。庶民文化研究家・町田忍氏監修のもと、「病院でもタバコOK」「消費税なし」「過激すぎるTV」など、令和の感覚ではありえない“自由すぎた昭和の本当の姿”を、図解と豊富な資料写真で紹介。世代を超えたコミュニケーションツールとしても楽しめる一冊です。


昭和の名作ドラマ「中学生日記」が舞台で蘇る!小南光司主演「2025」上演決定

昭和の名作ドラマ「中学生日記」が舞台で蘇る!小南光司主演「2025」上演決定

1972年から2012年までNHKで放送された学園ドラマ「中学生日記」が、昭和100年の節目となる2025年12月に舞台化決定。受験を控えた中学生たちの不器用ながら熱い青春を描いたオリジナル脚本で、主役を小南光司が務める。当時の悩みが令和にどう響くのか、若手からベテランまで総勢25名の俳優陣による熱演に注目が集まります。


レトロゲーム配信サービス「プロジェクトEGG」より『トラぶるCHASER 第1話』『3Dテニス』が配信スタート!!

レトロゲーム配信サービス「プロジェクトEGG」より『トラぶるCHASER 第1話』『3Dテニス』が配信スタート!!

レトロゲーム関連の復刻・配信ビジネスなどを行うD4エンタープライズが運営するレトロゲーム配信サービス「プロジェクトEGG」にて、新規コンテンツ『トラぶるCHASER 第1話 トラブルは空から未来から(PC-9801版)』『3Dテニス(MSX版)』の配信がスタートしました。


『オホーツクに消ゆ』と北海道紋別市がコラボ!ゲームに登場するシーンを使用したアクリルジオラマが「ふるさと納税返礼品」に!

『オホーツクに消ゆ』と北海道紋別市がコラボ!ゲームに登場するシーンを使用したアクリルジオラマが「ふるさと納税返礼品」に!

ジー・モードより、推理アドベンチャーゲーム『北海道連鎖殺人 オホーツクに消ゆ ~追憶の流氷・涙のニポポ人形~』の世界観を再現したオリジナルグッズが、北海道紋別市のふるさと納税返礼品として提供されます。


最新の投稿


司馬遼太郎没後30年。不朽の名作『坂の上の雲』がついにオーディオブック化、森川智之が魂を吹き込む

司馬遼太郎没後30年。不朽の名作『坂の上の雲』がついにオーディオブック化、森川智之が魂を吹き込む

司馬遼太郎没後30年を記念し、代表作『坂の上の雲』がAmazonオーディブルでオーディオブック化決定。2026年5月1日より第1巻の配信が開始されます。ナレーターには人気声優の森川智之氏を起用。明治という激動の時代を駆け抜けた若者たちの青春群像劇が、圧倒的な表現力で耳から楽しむ新たな読書体験として蘇ります。


あの熱狂をもう一度!千葉で「昭和歌謡ショー」開催。20名超の演者が贈る100分間のノンストップ公演

あの熱狂をもう一度!千葉で「昭和歌謡ショー」開催。20名超の演者が贈る100分間のノンストップ公演

NPO法人ひこうき雲が、2026年5月23日に千葉市で「昭和歌謡ショー」を開催します。従来の合唱スタイルとは一線を画し、大音響と光の演出、20名以上の演者による怒涛のダンスとパフォーマンスで昭和の大型音楽番組を完全再現。名曲40曲をノンストップで繋ぐ、中高年世代が心から熱狂できる唯一無二のエンタメ空間です。


昭和100年、未知への挑戦を辿る。国立公文書館で南極・深海・宇宙の特別展イベントが開催

昭和100年、未知への挑戦を辿る。国立公文書館で南極・深海・宇宙の特別展イベントが開催

国立公文書館で「昭和100年記念特別展」が開催中。昭和の日本人が挑んだ南極・深海・宇宙という3つのフロンティアをテーマに、JAXA名誉教授や南極観測隊長ら豪華講師陣によるスペシャルトークセッションや展示解説会が実施されます。歴史的公文書と共に、未知なる領域へ挑んだ先人たちの情熱と軌跡を深掘りする貴重な機会です。


昭和100年記念!邦画5社が垣根を越え集結、新文芸坐で「いま観たい」名作10本を厳選上映

昭和100年記念!邦画5社が垣根を越え集結、新文芸坐で「いま観たい」名作10本を厳選上映

昭和100周年を記念し、東宝・松竹・KADOKAWA・東映・日活の邦画5社がタッグを組んだ特集上映が池袋・新文芸坐で開催。山田洋次監督のトークショーや最新の4Kリマスター技術を語るイベントも実施されます。銀幕のスターが蘇る名作10選とともに、日本映画の黄金期をスクリーンで体感できる貴重な機会です。


『サザエさん』生誕80周年!名作『いじわるばあさん』と共に待望の電子書籍化、昭和の記憶を次世代へ

『サザエさん』生誕80周年!名作『いじわるばあさん』と共に待望の電子書籍化、昭和の記憶を次世代へ

1946年の連載開始から80年。昭和を代表する漫画家・長谷川町子の名作『サザエさん』全68巻と『いじわるばあさん』全6巻が、ついに初の電子書籍化。戦後日本の生活や家族の姿を鮮やかに描いた不朽の名作が、スマホやタブレットでいつでも楽しめるようになります。時代を超えて愛される原作の魅力に迫ります。