吉川氷柱(よしかわ つらら)
主人公である黒崎が大家をやっているアパートに住んでいる。正義感が強く、検事を目指して政和大学の法学部に通う。ふとしたきっかけで黒崎の過去を知り、犯罪を通して詐欺師に復讐する黒崎のやり方に反発しつつも、徐々に彼に惹かれていく。おせっかい焼きで、黒崎にはやや迷惑がられている。
三島ゆかり(みしま ゆかり)
氷柱の友人で、同じ大学の文学部3年生。美容品詐欺に遭った際、黒崎に被害金額を取り返してもらい、やっていることは悪いがいい人だと思うようになる。それ以来、就職詐欺、旅行代理店詐欺など色々な依頼を黒崎に持ち込むようになる。ものすごくのんびり屋でやや天然ボケ。親友であるはずの氷柱の黒崎への想いにも全然気づいていない。
藤見智(ふじみ さとし)
黒崎の高校時代の友人。家賃詐欺に加担し、それを知った黒崎に見限られ、逮捕される。その後出所し15巻ぶりに登場するも早速騙されて詐欺に加担するが、黒崎に救われる。しかし、その後のバイト先でまたもや騙されて任意後見人詐欺に加担してしまい、自殺未遂者も出たことでその責任の重さに苦しみ、その詐欺師に暴行を加えて逮捕される。その時黒崎の存在はシラを切った。
神志名将(かしな まさる)
政和大学法学部の卒業生で、警察庁のキャリア官僚。現在、上野東署知能犯係の警部補。
詐欺事件に関して他の刑事よりも関心を示し、場合によっては管轄外の詐欺事件にも捜査に行くことがある。正義感が強いが、プライドが高く、腹を立てると暴力を振るうなど攻撃的な一面もあり、詐欺師である黒崎に対しては特に敵意を抱いている。また、管轄外での捜査をすることで地方や他の部署からの顰蹙を買うことも多い。ドベコという名の、メスのドーベルマンを飼っている。
白石陽一(しらいし よういち)
42歳。本人曰く「人を食いものにする腐った大企業」を基準に、不正を行った大企業のみをターゲットにする詐欺師。金銭的ダメージより、社会的地位や信頼の失墜を狙う。外見は紳士風の男性。人当たりも良く、他人に信頼される性格で、長い期間をかけターゲットの企業の信頼を得て、詐欺にかけるという用意周到さを持つ。その詐欺内容からも分かるように、彼自身は企業全体を目当てに動く。一方で、黒崎は企業内の個人を狙うこともあるため、時に利害の一致から協力関係や、不可侵的な同盟を結ぶことがある。黒崎や桂木から一目置かれている節が見受けられる。
マンガ「クロサギ」の見どころ
主人公の黒崎は詐欺師ですが、人助けに繋がる内容なので気分よく読めます!かつて一家で詐欺に遭い、自分だけ一命を取り留めたという出来事への復讐心に燃え、詐欺師を返り討ちするために法律や話術、心理術を猛勉強するという努力家な面は見習いたくなるほどです。他人に対してわかりやすい優しさではなく、内に秘めた、芯が通った優しさを持ち、他人に対して一見素っ気ない態度やふざけた態度を取るところも黒崎の魅力でしょう。
黒崎が救う被害者家族の温かさ、そんな普通の人たちに黒崎がどう接していくかが見どころです。特に黒崎が子どもに向ける顔は、今までに見たことのないような表情で、とても素敵です。
黒崎の綿密な詐偽計画はおもしろく、仕掛ける手口に関心してしまい、詐欺師でありながら悪を成敗した感じがスッキリします。とにかく急展開が多い作品なので、予想を裏切られても楽しめるマンガです!
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