「裸の大将放浪記」で山下清役を好演した芦屋雁之助の生涯!

「裸の大将放浪記」で山下清役を好演した芦屋雁之助の生涯!

ランニングを着て、いつもおむすびを食べていたイメージが強く残っているドラマ「裸の大将放浪記」。最近ではドランクドラゴンの塚地武雄さんのイメージも強いですが、初代山下清さんは芦屋雁之助さんでした。今回は俳優として歌手として大活躍した芦屋雁之助さんの生涯についてご紹介します。


芦屋雁之助のプロフィール

まずは芦屋雁之助さんのプロフィールからご紹介します。
本名:西部清(にしべきよし)
生年月日:1931年5月29日
没年月日:2004年4月7日
出身地:京都府京都市

デビューのきっかけ:染物屋を営む家に産まれながら、芸事が好きで芸人として活動し一座を組んで巡業も始めた父について回り、芸を磨きました。

一時は漫才師・五條家弁慶の弟子となり、前座として中国の服を着て手品をして師匠と共に漫才や芝居の舞台に立っています。

その後、18歳の時に弟の秀郎さんと当時人気の漫才師、芦の家雁玉・林田十郎さんに弟子入りし、「雁之助(清)・小雁(秀郎)」の名を貰いました。

ただし、勝手に享号の芦の屋を芦屋に改名して、師匠から破門されています…。
(後に活躍が認められて、破門は解かれています)

その後は若手漫才の有望株として将来を渇望されますが、演劇家の勧めであっさりと漫才をやめて兄弟で喜劇役者に転身しています!

そのフットワークの軽さが、大成功の一因となっているのでしょう。

1959年には『劇団・笑いの王国』に参加し、主軸として劇団を支えました。
同年3月には、公開コメディー番組『番頭はんと丁稚どん』(毎日放送)で、強面で女性言葉を話す薬屋の番頭を好演し、そのギャップが大人気となっています。

1964年には弟の芦屋小雁さんらとともに劇団「喜劇座」を旗揚げしました。
そこで座付き作家であった藤本義一さんから、風貌が画家の山下清さんに似ている事を指摘され、それをヒントに藤本儀一さんが舞台劇『裸の大将放浪記』を書き上げています。

そして、舞台劇『裸の大将放浪記』の初演は評判となったのでした。
はまり役だと思いましたが、元々風貌が似ていたことで納得です。
裸の大将は、ドラマより舞台が元祖だったのですね~。

そして1980年、かつて舞台で評判だった山下清をドラマで演ずることになり、これが芦屋雁之助さんの代表作となりました。

「裸の大将放浪記」は関西テレビ製作でフジテレビ系列で放送された日曜日21時枠「花王名人劇場」のちに「花王ファミリー劇場」で、放送されています。

1980年から1997年まで、17年間に渡ってシリーズ化されました。
裸の大将を観ると、面白かった記憶と共に「あ~明日から学校だ」というちょっと憂鬱な記憶がセットで思い出されます。

サザエさんやちびまる子ちゃんのように、日曜日が終わるもの悲しさと共にドラマの思い出が蘇る人も少なくないのではないでしょうか。

俳優として大活躍だった芦屋雁之助さんですが、1984年に発売した「娘よ」は150万枚(オリコンでは80万枚)を超える大ヒットとなり、第35回紅白歌合戦に初出場しました。

関西テレビや全国放送のドラマにも数多く出演をこなし、同年『佐渡島他吉の生涯』と『裸の大将放浪記』で第10回菊田一夫演劇賞を受賞しています。

1981年には映画「男はつらいよ 浪花の恋の寅次郎」にも出演を果たしました。
NHK連続テレビ小説にも1980年 - 1981年の「虹を織る」
1982年 - 1983年「よーいドン」
1999年 - 2000年「あすか」
など3作品に出演しています。

芦屋雁之助の晩年

映画にドラマに引っ張りだこで活躍した芦屋雁之助さんでしたが、持病の糖尿病が悪化した1994年以降は静養しながら、テレビや舞台出演を継続しています。

1997年にはシリーズ化していた「裸の大将放浪記」が完結しました。
そして2004年4月7日、鬱血性心不全のため逝去します。
享年72歳。

もっともっと長生きして、俳優を続けて欲しかったです。
裸の大将では、おむすびを食べるシーンが多かったなど、糖尿病の芦屋雁之助さんには健康第一に出来ない理由もあったようです。

持病は大食漢が原因とも言われていましたが、役作りのためには体重を減らす訳にもいかなかったとも生前、語っていました。

全てを賭けてお茶の間を楽しまさせてくれた、芦屋雁之助さんに心から感謝したいです。
心より、ご冥福をお祈りいたします。

関連する投稿


昭和の名作ドラマ「中学生日記」が舞台で蘇る!小南光司主演「2025」上演決定

昭和の名作ドラマ「中学生日記」が舞台で蘇る!小南光司主演「2025」上演決定

1972年から2012年までNHKで放送された学園ドラマ「中学生日記」が、昭和100年の節目となる2025年12月に舞台化決定。受験を控えた中学生たちの不器用ながら熱い青春を描いたオリジナル脚本で、主役を小南光司が務める。当時の悩みが令和にどう響くのか、若手からベテランまで総勢25名の俳優陣による熱演に注目が集まります。


レトロゲーム配信サービス「プロジェクトEGG」より『トラぶるCHASER 第1話』『3Dテニス』が配信スタート!!

レトロゲーム配信サービス「プロジェクトEGG」より『トラぶるCHASER 第1話』『3Dテニス』が配信スタート!!

レトロゲーム関連の復刻・配信ビジネスなどを行うD4エンタープライズが運営するレトロゲーム配信サービス「プロジェクトEGG」にて、新規コンテンツ『トラぶるCHASER 第1話 トラブルは空から未来から(PC-9801版)』『3Dテニス(MSX版)』の配信がスタートしました。


『オホーツクに消ゆ』と北海道紋別市がコラボ!ゲームに登場するシーンを使用したアクリルジオラマが「ふるさと納税返礼品」に!

『オホーツクに消ゆ』と北海道紋別市がコラボ!ゲームに登場するシーンを使用したアクリルジオラマが「ふるさと納税返礼品」に!

ジー・モードより、推理アドベンチャーゲーム『北海道連鎖殺人 オホーツクに消ゆ ~追憶の流氷・涙のニポポ人形~』の世界観を再現したオリジナルグッズが、北海道紋別市のふるさと納税返礼品として提供されます。


抜群のスタイルで💦世の脚光を浴びた『広田恵子』現在は?!

抜群のスタイルで💦世の脚光を浴びた『広田恵子』現在は?!

高校時代からモデル活動を始め1986年に「カネボウ・スイムウエアイメージモデル」として脚光を浴びた広田恵子さん。現在は家族で〇〇を組んで活動している・・・。


完璧・無量大数軍の一人「完肉」の称号を持つキン肉マン『ネメシス』が、SpiceSeedキン肉マンシリーズに登場!!

完璧・無量大数軍の一人「完肉」の称号を持つキン肉マン『ネメシス』が、SpiceSeedキン肉マンシリーズに登場!!

ハイクオリティフィギュアの製造・販売で好評を博している株式会社SpiceSeed フィギュア事業部より、キン肉マンシリーズのフィギュア『ネメシス』が発売されます。


最新の投稿


サンリオの原点が60年ぶりに復刻!やなせたかし初の市販詩集『詩集 愛する歌』が2026年4月に発売決定

サンリオの原点が60年ぶりに復刻!やなせたかし初の市販詩集『詩集 愛する歌』が2026年4月に発売決定

サンリオの出版事業第1号であり、「アンパンマン」の生みの親・やなせたかし氏の初市販詩集『詩集 愛する歌』の復刻が決定。1966年の初版本を忠実に再現し、2026年4月1日に発売されます。NHK連続テレビ小説「あんぱん」でも注目を集める本作は、やなせ氏とサンリオ創業者の絆から生まれた伝説の一冊です。


「ひふみん」の愛称で親しまれた将棋界のレジェンド・加藤一二三九段が死去 86歳

「ひふみん」の愛称で親しまれた将棋界のレジェンド・加藤一二三九段が死去 86歳

「ひふみん」の愛称で親しまれた将棋界のレジェンド・加藤一二三九段が1月22日、86歳で死去しました。「神武以来の天才」として14歳でプロ入りし、現役最長62年の記録を樹立。大山康晴十五世名人らとの激闘や藤井聡太竜王との対局など、将棋界に残した偉大な功績と、誰からも愛されたその生涯を振り返ります。


『北斗の拳』×『花の慶次』札幌で「漢の生き様」を体感!限定グッズ満載のPOP UP SHOPが開催

『北斗の拳』×『花の慶次』札幌で「漢の生き様」を体感!限定グッズ満載のPOP UP SHOPが開催

『北斗の拳』と『花の慶次 ―雲のかなたに―』の熱き世界観が融合した「漢の生き様 POP UP SHOP」が、2026年1月16日よりMARUZEN & ジュンク堂書店 札幌店にて開催。名場面を再現したアクリルジオラマやステッカーなど、ファン垂涎のグッズが勢揃い。購入特典には伝説の「でかいババア」も登場します。


徳永英明、40周年記念盤『COVERS』に玉置浩二、吉井和哉らが賛辞!豪華コメント到着

徳永英明、40周年記念盤『COVERS』に玉置浩二、吉井和哉らが賛辞!豪華コメント到着

1月21日に発売される徳永英明のデビュー40周年記念アルバム『COVERS』。そのリリースを前に、楽曲のオリジナルアーティストである根本要(スターダスト☆レビュー)、吉井和哉、玉置浩二、AIから祝福のコメントが到着した。名曲たちが徳永の歌声でどう生まれ変わるのか、アーティスト間のリスペクトが垣間見えるメッセージと共に紹介する。


不朽の名作『銀牙 -流れ星 銀-』の限定グッズが復刻!「カワセルくじ」でファン待望の再販スタート

不朽の名作『銀牙 -流れ星 銀-』の限定グッズが復刻!「カワセルくじ」でファン待望の再販スタート

高橋よしひろ氏による不朽の名作漫画『銀牙 -流れ星 銀-』のオンラインくじが、ファンの熱烈な要望に応え「カワセルくじ」にて復刻再販を開始しました。ビッグサイズのクッションや名シーンを再現したハンカチ、ユニークなパズル型キーホルダーなど、ここでしか手に入らない限定グッズが多数ラインナップされています。