ジークフリート・グーテンブルグ
銀髪と金色の目を持つ辺境伯。28歳。美形だが優しげではなく、表情にも乏しい。眼力のある苛烈な見た目で、その外観から虎や狼になぞらえられ、「人喰い辺境伯」という二つ名がある。隣国との和平交渉に尽力した褒賞にファーレンハイト家の娘を欲した。領内の治安・衛生維持に多くの工夫を施している。ほとんど女性慣れしていない。愛称は「ジーン」。
マチルダ・ファーレンハイト
ファーレンハイト子爵令嬢で、ファーレンハイト家長女。華やかで美しく、「ファーレンハイトの宝石」とも呼ばれている。わがままで派手好き、妹のクラリスに意地悪をし、虐げる。
メアリー
クラリスの侍女。もとは男爵令嬢だったが、男爵家が取りつぶしとなり、ファーレンハイト家に侍女として入った。口は悪いが、クラリスのことを慕っており、何があってもクラリスを守ると決めている。
マリウス
ハンゼン子爵嫡男。ジークフリートの乳兄弟であり側近のひとり。真面目で堅物。ファーレンハイト家にクラリスを迎えに来た際、そのたたずまいや気遣いを見てクラリスの性質に感銘を受けた。
シド・ハンゼン
ハンゼン子爵三男。ジークフリートの乳兄弟であり、側近のひとり。貴公子然とした見た目だが気安く、若干ちゃらい。メアリーのことを気に入っている。
マンガ「身代わりの花嫁は、不器用な辺境伯に溺愛される」の見どころ
意地悪な姉妹と、両親からの冷遇、という最近の貴族モノの定番ですが、「シンデレラ」の昔から需要のあるテーマでもあります。虐げられていた主人公が心正しく優しく健気なのもテンプレですが、無理やり嫁がされた先が実がかなり好条件の相手で、もともと押しつけたほうの姉妹がそれを羨み取り戻そうとするところもテンプレです。今作はそのテンプレにのっとっていながら、自らその状態を脱却して前向きに生きて行こうと決意する主人公の成長が見どころです。それを後押しする、あまり表情筋の動かないイケメン辺境伯の微妙な感情表出も萌えきゅんポイントですよ。
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身代わりの花嫁は、不器用な辺境伯に溺愛される 1 (フロース コミック): 一ノ瀬 かおる, 椎名 さえら, 一花 夜 + 配送料無料
王都に住む子爵令嬢・クラリスは、「ファーレンハイトの宝石」とも称される美しい姉と常に比較され、家族に虐げられ、目立たないよう陰で生きてきた。クラリスが十九の歳、「人食い辺境伯」と呼ばれるジークフリート・グーテンベルグの戦果の褒賞として姉の身代わりで嫁ぐことになる。ところが辺境伯ジーンは、無口で無表情ながらもクラリスを思いやる、包容力に溢れた魅力的な人物だった。しかし「身代わり花嫁」であることに負い目を感じるクラリスは、なかなかジーンへ心を預けられないでいた。そんな折、王都より姉の結婚の知らせが届き、ジーンと王都に向かうことになり……？ 不遇の令嬢が辺境の地で最愛の人と幸せになる王道ラブファンタジー！
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