90年代に流行した腕時計

時計とは、私たちの日常でなくてはならない存在です。
近年では、スマートフォンの普及により、腕時計の必要性が問われる時代になりました。
しかし「時間を守る」という意思表示には、腕時計の存在は大きいのではないでしょうか。
まだスマートフォンが普及されていない時代、社会人にとって腕時計はマストアイテムでした。
そんな腕時計をつけることで、大人の仲間入りになれた気がした、あの頃。
お気に入りの腕時計を身につけ、共に時を刻んだ、あの頃。
時間を巻き戻して振り返り、改めて腕時計の価値について思い出してみましょう。
今回は、90年代に流行した腕時計をまとめました。ドラマや映画などで着用された、腕時計も併せてみていきたいと思います。
カシオ G-SHOCK

1995年頃から絶大なブームを迎えた、G-SHOCKです。80年代はほとんどアメリカでの販売で、日本では91年頃から売れ始めたようです。
壊れない腕時計を実現したG-SHOCKは、頑丈さだけではなく、ファッションアイテムとしても高く評価されたとのこと。

大ヒット映画「スピード」で着用されていたこともブームのきっかけになったようです。

キアヌ・リーブスと共にブレイクした「スピードモデル」のDW-5600C-1Vです。
SEIKO ALBA SPOON (セイコー アルバ スプーン)

こちら、セイコーのアルバ・スプーンです。
1995年に誕生し、1年で100万個売れたようです。
G-SHOCKに対抗して、発売されたデジタルウォッチとのこと。
インパクトある新しいデザイン性に、当時の腕時計という常識を覆しました。
当時は、スプーン派とG-SHOCK派と別れるほど、どちらも人気の高い腕時計だったと言えます。

ドラマ金田一少年の事件簿で、みゆき役のともさかりえさんが使用していました。
当時ドラマを見ていたはずですが、私の記憶にはありませんでした。
近年の再放送により、再び話題になったようです。
カシオ データバンク

90年代にブームを収めた時計、メカニカルなデザイン性が特徴のデータバンクです。
ボタンがたくさんついていて、まるで電卓のような、コンピュータのような。
携帯電話の普及がまだそこまでされていない時代には衝撃でした。
初期モデルでは、計算機能、10組の電話帳機能、アラームやストップウォッチ機能がついており、ハイテクな時計として人気が高かったとのことです。

大ヒット映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」で、マーティが着用していたとのことで話題にもなりました。

「時効警察 復活スペシャル」でオダギリジョーさんが着用されていたり、原宿系ティストのりゅうちぇるが愛用していたりと、どのジャンルでも意外と相性が良いデータバンク。
現在でもレトロフューチャー感が魅力となっており、愛され続けている時計です。
Rolex (ロレックス)

スイスの高級時計ブランドとして認知されているロレックスです。
90年代ロレックスブームの火付け役とも言われているモデルは、エクスプローラーRef.14270とのこと。
私からすると、とても手に負えないほどの最高級クラスであるロレックス。
需要に対して、供給量が少ないため、必然的に価値が高くなるとのことです。
1度は付けてみたい、高級時計のひとつです。
グランドセイコー

世界に誇る、日本の高級時計と言われているグランドセイコーです。
豊川悦司さんが着用していたことでも話題になりました。