矢吹賢二(やぶき けんじ)
ゲイ(「どちらかといえばタチ」)。史朗の恋人で、史朗のことを「シロさん」と呼ぶ。
焼きもちやきで、史朗が女性の悪口を言っていると内心喜んでいる。ピンク色が好きだったり、細やかな気遣いができたりと、ゲイらしい趣向の持ち主。
美容師をしており、美容学校時代の同級生が店長をしている美容室に勤めている。美容師としての実力は人並みだが、明るい性格で非常に人当たりが良く、どんな客でも器用にさばけるため、面倒な客の対応に当たる爆弾処理班の役を担っている。ゲイであることは周囲にカミングアウトしており、史朗とは違いゲイとして見られることに抵抗がない。
富永佳代子(とみなが かよこ)
史朗の料理友達。気さくで明るくさっぱりとした性格で、主婦ならではの簡単料理のレパートリーが豊富。ニュータカラヤの店先でスイカを一玉買おうかどうか迷っていたところ、同じく迷っていた史朗と居合わせことがきっかけで知り合った。以降、史朗とはスーパーの特売品やもらい物を分け合う仲。史朗がゲイであることをあっさりと受け入れており、史朗の愚痴を聞いたり的確な一言を与えたりする良き相談相手。
小日向大策(こひなた だいさく)
佳代子の夫のテニス仲間。「ゲイ同士だから仲良くなれるかと思って」という理由だけで史朗に紹介された。大柄で無骨で、ゲイの世界ではモテるタイプの外見。普段は無表情だが、恋人・航の前では満面の笑みを浮かべ口調まで変わるベタ惚れ状態。
「株式会社モリプロ」という芸能プロダクションに勤務し、マネージメントのグループリーダーをしている。
井上航(いのうえ わたる)
小日向の恋人。わがままな性格で小日向を振り回している。小日向は「ジルベール似の美少年」と史朗に語っていたが、実際は無精髭を生やし、服装にも無頓着な外見の青年。
史朗の料理については「おばちゃんくさい」「普通」と悪態をつきながらも黙々と食べたり、無言でおかわりをすることもあって気に入っている様子。
マンガ「きのう何食べた?」の見どころ
ほのぼのゲイカップルの日常マンガとして読んでもいいし、若干切り詰め系のレシピ本として読んでもいいお得感満載のマンガです。主人公二人はゲイですがBL的な表現は全くないので、もう普通に仲の良い夫婦か友達が一緒に住んであれこれある、という雰囲気でそのまま読めます。というか普通に人間二人が暮らしてるマンガですよね。しかも二人ともいい感じに年を取ってほんわか熟年カップルになりつつある。とっても日常系でほっこりします。
それよりも特筆すべきはシロさんが作るお惣菜の数々。彼は「太りたくない」「家計にやさしい」というラインを絶対に崩さないため、非常にバランスの良い一汁三菜を低価格でぱぱっと作るのですが、これがもう飯テロレベル。しかもやってみたい工夫が必ずひと手間ある。作者のよしながふみは自身も美食家(?というか喰うのが好き)だけあって食へのこだわりがハンパなく、そこは徹底して材料も作り方もきっちり見せてくれるので、今日の夕飯に迷った時は何も考えずそのまま作ってOK!な献立になっています。マンガとして楽しんで読み、レシピ本として有効活用できる、二度おいしい作品ですよ。
もちろんAmazonでも「きのう何食べた?」コミックを全巻大人買いが出来ます!
電子書籍もいいけど、紙のコミック派の方は、是非Amazonからのご購入をオススメします!Amazonなら配送サービスもあり、早ければ次の日にはお手元に届くことも!コミックで「きのう何食べた?」を全巻読みたい方はAmazonをチェックしてみては??
※本記事は執筆時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。詳細は、各サービスの公式サイトをご確認ください。