高嶋津絢子（たかしまづ あやこ）
いじめグループのリーダー格。高嶋津財閥（帝王製紙）の令嬢で、美しい容姿とは裏腹に極めて冷酷かつ残虐な性格の持ち主。
女学生時代にハナをいじめていたグループの中心人物であったが、自身は敏恵らに間接的な指示をするのみで直接危害を加えることはほとんどなかった。
内田胤篤（うちだ たねあつ）
ハナに整形を施した闇医者。元軍医で、ドイツへの留学経験がある。人の顔や情報をなかなか覚えない質だが、何故かハナの事はすぐに覚えた。
菊乃（きくの）
内田の助手で、ハナの協力者の一人。元は男性で、幼少の頃から性同一性障害に悩み、周囲からいじめや暴力を受けていたが、内田に救われて女性に生まれ変わった。自身と似た境遇のハナを常に気にかけている。
百子への復讐では男装して「杏一郎（きょういちろう）」を名乗り、持ち前の美貌で百子を虜にした。
綿貫晋平（わたぬき しんぺい）
『月刊道民』の記者。スミ子の事件がきっかけとなり、ハナの正体を探ろうとしている。菜穂子に密かな恋心を寄せているが、その正体がハナであることには気が付いていない。
白川清二郎（しらかわ せいじろう）
絢子の婚約者で、白川グループの御曹司。異常な性癖を持つ問題児で、両親も手を焼いていた。絢子には頭が上がらない。
深見栄一（ふかみ えいいち）
ハナの協力者の一人。職業は弁護士。眉目秀麗。過去に父親が経営していた材木業の会社を高嶋津財閥に買収されたことで家族が分裂したため、高嶋津に恨みを抱いている。実母が高島津に再嫁して絢子を産んだ為、絢子の異父兄にあたる。
マンガ「美醜の大地～復讐のために顔を捨てた女～」の見どころ
主人公の市村ハナは、醜く生まれてしまったがために壮絶ないじめに遭い、家族をも失ってしまうことになるのですが、そこで泣き寝入りせず、自分をいじめてきた者を一人ずつ復讐していきます。ハナのいじめに関わった者が何人もいるため、何通りもの復讐劇が繰り広げられ、壮大なストーリーへと発展していき、単なる復讐劇にはとどまりません。
ハナは外面が醜くても内面が美しいため、自分をいじめた者以外の人間は巻き込むこともなく、自分に親切に接してくれる者には同じように親切に接します。見た目が変わっても、内面の美しさを失わないところが魅力です。
いじめのリーダー格である高嶋津絢子への復讐がどんなふうに行われるのか、最後まで目が離せないストーリーです。
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