サーシス・ティネンシス・フィサリス
フルール王国の公爵家の青年当主。当主の自覚はなく、屋敷や領地のことは執事のロータスにまかせており、別棟に囲っている身分違いの愛人・カレンデュラとの生活を守るためにヴィオラに契約結婚を申し込む。軍部では切れ者であり、美形でエリートだが、子供っぽい性格をしている。ヴィーとの交流で少しずつヴィーに魅かれるようになり、今ではヴィー一筋だが、なかなか気がついてもらえない。
カレンデュラ
サーシスの愛人。元々は踊り子であり、派手な美貌とナイスバディの持ち主。勝気な性格をしているが、一方で合理的でもあり、結果、自分を疎まないヴィーに一目置くようになる。
ロータス
公爵邸の執事長。切れ者で普段は穏やかだが怒らせると怖い。ヴィーのダンスの講師でもある。
べリス
庭師。無口で強面だが根は優しく、ヴィーの要望に従い庭をつくり、生け花を用意する。顔が怖いのでヴィーに「温室の魔王様」扱いされている。
カルタム
公爵邸の料理長。腕は良いが、見た目はちょい悪オヤジ的な人。ヴィーだけでなく女性すべてに対しイタリア男的な甘ったるい対応をするが、皆にスルーされる。侍女長のダリアの夫。
ダリア
公爵邸の侍女長でヴィー付きの侍女。ヴィーの公爵夫人らしからぬ行動に最初は戸惑っていたが、サーシスの突然の帰宅にもすぐに「旦那様シフト」（侍女のお仕着せを着ているヴィーを急いで着替えさせて体裁を整えるためのシフト）を取れるほどに。カルタムの妻。
マンガ「誰かこの状況を説明して下さい！ ～契約から始まるウェディング～」の見どころ
片やほとんど家のことをやらない甘えん坊のボンボンと、片や貧乏貴族で食料も自給自足で弟妹を育ててきた（見た目ははかなげだが）たくましい女性。契約で結婚し、階級差や経済的な援助も入れてもヴィーの方が下ですが、どう考えてもヴィーの方が強いに決まってます。でも強さを出すのではなく、「いつもの生活」をすることで周囲を巻き込み和やか～におさめてしまうヴィーのキャラクタが素敵。いつまで無自覚が続くのか、サーシスが気の毒ながら続きが楽しみな作品ですよ。
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