太陽にほえろ!
「太陽にほえろ!」と言えば1972年7月21日から1986年11月14日まで放送された伝説的な刑事ドラマで全718回になります。
そして2022年、今年は丁度放送開始から50年、そこで今回は七曲署に新しく赴任してきた刑事たちのトリビア的エピソードを紹介します。
トレビア①当初はマカロニのニックネームではなかった!

番組の舞台となる七曲署に赴任してきた最初のデカは、マカロニこと萩原健一さんになります。
番組スタート前は、マカロニのニックネームではなく当初のニックネームは「坊や」の予定だったと言います。
しかし萩原さんが反発し、衣装合わせにノーネクタイの三つ揃いの背広姿で来たところ、イタリア製西部劇の「マカロニ・ウェスタン」に出てくるような格好だったため、“マカロニ”というニックネームに決まったと言います。
萩原さん「坊や」ってイメージじゃないですよね💦
トレビア②名前が「ジュン」繋がりが多い

マカロニこと萩原健一さん(早見淳)
七曲署に新加入した刑事の下の名前は「ジュン」が多い。
これは、スタッフのちょっとした遊び心で役名を“ジュン”繋がりにしたと言われています。
後の人気ドラマ「相棒」でも右京さんの相棒となるデカは四人共、全員「か」で始まり、「る」で終わる名前になっていますね。こちらもスタッフの遊び心が入っていると言われています。
1人目マカロニこと早見淳(萩原健一)

マカロニ刑事を演じた萩原さんの役名は、早見淳だったことに「ジュン」繋がりが、始まると言われています。
2人目ジーパンこと柴田純(松田優作)

初代が早見淳だった事から以降スタッフの遊び心で役名を“ジュン”繋がりにすることにし、2代目新人刑事ジーパンこと松田優作さんの役名は柴田純になっています。
3人目テキサスこと三上順(勝野洋)
“ジュン”繋がりで3人目テキサスこと勝野洋さんお役名も三上順となっています。
またテキサスの三上の三には“3代目のジュン”という意味が含まれていると言います。
5人目のスニーカーこと五代潤(山下真司)

5人目のスニーカーのニックネームで登場したのが五代潤こと山下真司さんになります。
またスニーカーの五代の五には“5代目のジュン”という意味が含まれていると言います。
実際にはスニーカーは4人目の“ジュン”だが、下記の理由でスタッフ的にはボンが4代目とされていたからだとか・・・。
4人目のボンは田口良(たぐち りょう)

4人目のボンこと宮内淳さんの役名は田口良(たぐち りょう)。
これは、ボン(宮内淳さん)が赴任してきた時、まだテキサス(勝野洋さん)が存命していた関係で、役名が「田口良」になったと言います。
で、苦肉の策としてボン役の宮内さんの芸名を「淳」と命名することにしたというエピソードもあります。(本名は宮内博史)
トレビア③ほかのにも名前繋がりが・・・。
ラガーこと竹本淳二(渡辺徹)
退職した五代の後任として城南署から七曲署捜査一係に配属された新刑事として登場したラガー刑事こと渡辺徹さんの役名は竹本淳二という名でした。
これは初代マカロニ刑事の早見淳に次ぐ2代目の(同じ漢字の)「淳」という事から「淳二」と意味が込められているそうです。
6人目のロッキーこと岩城創(木之元亮)

6番目の新刑事・ロッキーこと岩城創(いわき はじめ)木之元亮さんの殉職後にやってきたボギーこと(世良公則さん)の役名は春日部一で、「ハジメ」繋がり。
また事故死した殿下=島公之(小野寺昭さん)の後任として登場したドックこと神田正輝さんの役名は「西條昭」でこちらは“アキラ”繋がりとなっていると言います。
トレビア④新人なのに走らなかった刑事
「太陽にほえろ!」と言えば大抵の犯人が走って逃げるため、刑事も追走するシーンが多い「走る刑事ドラマ」としても知られていて、テキサス(出演期間2年)とボン(同約3年9カ月)のコンビが合わせて走った距離は、地球約半周分とも言われていいます。
歴代の若手刑事はその象徴がオープニングのタイトルバックで走っていたが、そこで一人だけ「走らなかった」刑事がいます。
ジーパンこと松田優作さんです。
歴代刑事の中でも走る姿は一、二を争う美しさと言われていましたが、オープニングのタイトルバックでは、なぜか走らず、ただ雑踏の中を歩くだけでした💦
てか松田優作さんらしいと思いましたW
トレビア⑤最も在職期間が長かった新人刑事は?

ロッキーとボン
1人目のマカロニ刑事2人目のジーパン刑事はともにわずか1年で殉職。
新人刑事が殉職するというドラマでも有名だった「太陽にほえろ!」。
で、最も在職期間が長かったのは誰か?
殉職した刑事では第256話 から第519話まで全263話に出演したロッキーこと木之元亮さんがダントツで、先輩刑事としてロッキーとコンビを組んだボンこと宮内淳さんが第168話から第363話まで全195話とこれに続くと言われています。
因みに、最終回まで存命した刑事では、ドックこと神田正輝さんが第415話から第718話まで全303話にわたり出演されています。
トレビア⑥2日で去った新人刑事もいる
「太陽にほえろ!」の長い歴史には女性刑事も登場されています。
シンコとマミーだけかと思っていたら第546話で登場した谷山美沙(高田早苗)さんで、転勤したジプシーこと三田村邦彦さんの後任として配属した彼女は、着任早々事件を解決するなどしたが、犯人にナイフで襲われた恐怖心から辞表を提出し、わずか2日で一係を去っていきました。
因みに、谷山さんは正式に七曲署の捜査一係に配属された歴代刑事の1人でもある。にもかわらず、唯一、ニックネームがなかった存在になります。
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トレビア⑦幻の刑事

京本政樹
登場が幻に終わった新人刑事もいると言われています。
海外研修へ旅立つ形で七曲署を去って行ったデュークこと島津公一(金田賢一さん)の後任として予定されていたのが、京本政樹さんです。
この話は、2001年に刊行された京本さんの自叙伝『META-JiDAIGEKI』で明らかにされていて、当時、石原裕次郎さんの体調が思わしくなく、レギュラー復帰を断念したため、ドラマの終了が急遽決定した為、京本さんの登場は幻に終わったそうです。
最後に・・・。

いかがだったでしょうか?
「太陽にほえろ!」ファンなら知ってるよ!と言う方も多いと思いますが、知らなかった方や忘れていた方が「へ~」とおもっていただければ、幸いです。
また面白そうなネタがあったらまとめてみたいと思います。
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