【1980年洋楽】一発屋アーティストと唯一のヒット曲5選

【1980年洋楽】一発屋アーティストと唯一のヒット曲5選

ある一時期だけ活躍したアーティスト、一曲だけ売れたアーティストを、日本語では「一発屋」と言いますが、英語でも同じ意味で「ワンヒットワンダー(One Hit Wonder)」という言葉があります。今回は、"1980年"にフォーカスして、全米でヒットしたワンヒットワンダー5選をご紹介します。


年間チャートから選出

全米シングルチャート(Billboard Hot 100)で、1980年の年間チャートトップ50を対象とし、その中から一般に "一発屋(ワンヒットワンダー)" と言われている楽曲を選出しました。

ファンキータウン / リップス・インク

『ファンキータウン(Funkytown)』は、リップス・インク(Lipps Inc.)のヒット曲で、全米シングルチャートで4週連続ナンバーワン、年間チャートで8位に輝きました。収録したデビューアルバム『ファンキータウン(Mouth To Mouth)』も、最高位5位を記録しています。



80年代ディスコブームの代表的な楽曲で、世界10カ国以上でナンバーワンを獲得。日本でもおなじみの曲で、最近では、ホンダザッツのテレビCMに使用されました。



バンド名は当初、リップ・シンク(Lip Sync、口パクの意)の予定でしたが、すでに使用されていたため、同音で別名のリップス・インク(Lipps Inc.)に変更しました。



本曲以降はヒットに恵まれず、1983年に最終アルバムをリリース。1985年に解散しました。

エスケープ / ルパート・ホルムズ

『エスケープ(Escape (The Piña Colada Song))』は、ルパート・ホルムズ(Rupert Holmes)のヒット曲で、全米シングルチャートでナンバーワン、年間チャートで11位を記録しました。特に、1979年の最終週と1980年の第2週でナンバーワンを獲得しており、70年代最後のナンバーワン曲、かつ、70, 80年代の両方でナンバーワンを獲得した曲と言われています。



サビの歌詞は、元々は "If you like Humphrey Bogart(もしハンフリー・ボガートが好きなら)" でしたが、それまでも頻繁にボガートに触れていたことから、本曲では意図的にカクテル名 "Piña Colada(ピニャコラーダ)" に変更しています。



ルパート・ホルムズは、劇作家としても活躍しており、たとえば、日本でもよく公演されるミュージカル『エドウィン・ドルードの謎』の劇作・脚本・作詞・作曲は、すべて彼が手がけたものです。

ふたりだけの夜 / ロビー・デュプリー

『ふたりだけの夜(Steal Away)』は、ロビー・デュプリー(Robbie Dupree)のデビュー曲で、セルフタイトルのデビューアルバムに収録されています。全米シングルチャートで最高位6位、年間チャートで26位を記録しました。



ドゥービー・ブラザーズ(The Doobie Brothers)のヒット曲『ホワット・ア・フール・ビリーヴス(What A Fool Believes)』に酷似していると言われ、マイケル・マクドナルド(Michael McDonald)の出版社が法的措置を検討していたことがありました。



本曲のヒットで、1981年の第23回グラミー賞では、最優秀新人賞にノミネートされています。(受賞は、クリストファー・クロス(Christopher Cross))。

テイク・ユア・タイム / S.O.S.バンド

『テイク・ユア・タイム(Take Your Time (Do It Right))』は、S.O.S.バンド(The S.O.S. Band)のデビュー曲で、デビューアルバム『S.O.S.』に収録されています。全米シングルチャートで最高位3位、年間チャートで37位を記録しました。当時ディスコブームだった日本でも、大ヒットしています。



目立ったヒット曲は本曲のみですが、1986年には、映画『ポリスアカデミー4』に楽曲を提供しています。また、4作目以降のアルバムは、ジャム&ルイス(Jam & Lewis)がプロデュースを手掛けました。中でも、1983年のシングル『ジャスト・ビー・グッド・トゥ・ミー(Just Be Good To Me)』は、ジャム&ルイス復活のきっかけとなった作品で、彼らの傑作の一つと言われています。

愛は風にのせて / ロッキー・バーネット

『愛は風にのせて(Tired Of Toein' The Line)』は、ロッキー・バーネット(Rocky Burnette)のヒット曲で、全米シングルチャートで最高位8位、年間チャートで48位を記録しました。



彼の父は、ロカビリー・シンガーのジョニー・バーネット(Johnny Burnette)。その影響からか彼自身も、1980年代ロカビリースタイル復活の当事者となりました。ヒット曲は本曲のみですが、その後もアルバムをリリースするなど、今も現役で活躍しています。



曲の原題は、直訳すると、"規則に従うのが嫌になった" という意味。本曲では、"彼女の言いなりになるのはうんざりだ" と歌っています。

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