岩井小百合

まずは「横浜銀蝿の妹」のキャッチフレーズで、1983年にデビューした岩井小百合さんです。
生年月日:1968年8月10日
出身地:神奈川県相模原市
小学生の頃から児童劇団に入団していた岩井小百合さんは、1979年の映画「東京大空襲」や、1980年のミュージカル「アンナと王様」などに出演していました。
そして1983年、14歳のときに「ドリーム・ドリーム・ドリーム」でデビューします。
当時は髪をおろしたアイドルが多かった中で、ポニーテールの岩井小百合さんはとても新鮮で可愛かったですよね。
そんな岩井小百合さんは、ドラマでも活躍し1985年に「今、いじめが爆発する」というドラマに出演しました。
このドラマ、リアルタイムで観ていたのですが、アイドルの岩井小百合さん主演だからそんなに激しくないだろう…とタカをくくっていました。
ところが…予想を遥かに上回る衝撃で、イジメシーンは今でも鮮明に覚えています。
ストーリーとしては、岩井小百合さんの友達がバレンタインデーに中学の先輩にチョコレートを渡したことで、他の女子に恨みをかってしまいイジメが始まります。
突然突き倒されて、暴行を受ける友達…。
男子生徒の前でスカートを捲り上げられて、パンツが丸出しにされてしまい、更にそのパンツの柄を黒板に描かれるという辱めを受けてしまったのです。
あまりにひどい暴行に、岩井小百合さんは「やめなよ」とイジメを止めようとしました。
そして岩井小百合さんまで、イジメられるようになってしまったのです。
一番印象に残っているシーンは、茶巾絞りというイジメですね。
ちなみにこちらの茶巾絞りは、岩井小百合さんではなくて友達が被害にあってしまいました。
さすがに当時トップアイドル岩井小百合さんの事務所が、茶巾絞りを許可しなかったのかもしれません。
スカートを首のあたりまで捲り上げ、マフラーでスカートを縛ることから茶巾絞りと名付けられていましたが、中学生の女の子が男子の前でパンツを丸出しにされてしまう恥ずかしさ…。
そしてキャッチボールといって人から人に投げられていきます。
また給食のナポリタンに粉チーズの変わりに、白墨の粉をかけられ無理矢理食べさせられたり…。
女子トイレの個室に連れ込まれて、解剖と言って服を脱がされてしまったことも…。
茶巾絞りこそ岩井小百合さんは免れましたが、解剖や白墨粉チーズ、体操服を隠されるなどの凄惨なイジメを受けてしまいました。
演技がうまく、ガチ泣きしているように見えます。
本当に可哀そうで、気軽に観てしまったことを後悔しましたね。
作中で行われたイジメは、実際のイジメ体験談をもとにしているそうで、当時の闇の深さを感じます。
堂本剛
続いては1990年代のイジメドラマ『人間・失格〜たとえばぼくが死んだら〜』に出演した堂本剛さんです。
生年月日:1979年4月10日
出身地:奈良県奈良市
後にKinKi Kidsとして、堂本光一さんとコンビを組んで大人気となる堂本剛さんは、小学生の頃から大阪の児童劇団に所属していて、舞台、ドラマ、CMに出演していました。
小学6年生の時に、姉が履歴書をジャニーズ事務所に送ったことがきっかけとなり、ジャニーズ事務所に入所します。
1993年、KinKi Kids結成。
そして1994年の『人間・失格〜たとえばぼくが死んだら〜』に2人で出演します。
成績の良い堂本剛くんは、大阪から東京の名門私立中学校に転校してきます。
そしてイジメられている男子(黒田勇樹)を庇ったことから、自身がイジメられるようになってしまいました。
このドラマの闇が深いところは、プールで溺れるまで体罰を加える教師(イジメを仕向けるように裏で糸を引いているのが教師(加勢大周)という設定で、担任の女教師(桜井幸子)に相談しても阻止されてしまいます。
なぜ教師がイジメを仕向けるようにしたかというと、光一君が剛くんに淡い感情を抱いた為に、光一くんに恋愛感情を抱いていた教師(加勢大周)が嫉妬をしたからでした。
BL要素もありながら、過酷すぎるイジメのシーンは目を覆いたくなります。
クラス全員から無視され、教師からは体罰を受け…。
満身創痍の若き日の堂本剛くん…。
でも美少年時代のKinKi Kidsの2人が、本当に初々しくて…。
目の保養になりますよ。
ラスボス的な悪役の加勢大周さんもカッコイイので、再放送して欲しいですが、やっぱりイジメシーンが怖すぎて迷います。
堀ちえみ

イジメドラマが似合うアイドルナンバーワンと言えば、堀ちえみさんではないでしょうか?
本名:尼子(旧姓・堀)智栄美
生年月日:1967年2月15日
1981年にホリプロスカウトキャラバンで優勝して、芸能界入りします。
1982年「潮風の少女」でデビュー。
花の82年組の一人として、人気を博しました。
女優としても「スチュワーデス物語」では、辛い仕打ちや厳しい訓練に耐えながらも頑張るドジでのろまな亀を好演し話題になりました。
そんな堀ちえみさんは、「花嫁衣装は誰が着る」という大映ドラマでもイジメに耐え忍んでいます。
しょっぱなのナレーションからして不幸です。
両親がおらず、天涯孤独になった堀ちえみさんは、伯父に引き取られますが伯父の娘(堀ちえみさんの従姉妹)にケガをさせた張本人にされてしまったのでした。
そして足が不自由になってしまった従姉妹は、母や同級生たちと共に堀ちえみさんをイジメ続けます…。
そんな不遇な境遇の中、ウエディングドレスのデザイナーになるという夢を持って頑張ってきました。
でも周囲からのイジメに耐え切れず、高校を中退して上京します。
デザイン事務所でも、デザイン盗用の疑いをかけられたり…、アイドルの衣装を持っていくと、何者かにアイロンを倒されて焼かれてしまったり…と何かにつけて罠にはめられる堀ちえみさん。
アイドル時代の堀ちえみさん、とにかく可愛らしいですよね。
儚げな可愛らしさなので、耐え忍ぶ役柄が似合うのかもしれません。
まとめ
今回は「壮絶ないじめドラマにチャレンジしたアイドル達」についてご紹介しました。
若き日のアイドル達の迫真の演技は必見です!
再放送を期待したいけど、令和の現在では色々と無理な気がします…。