おしゃれな神戸の街が楽しめるサスペンス映画「べっぴんの町」

おしゃれな神戸の街が楽しめるサスペンス映画「べっぴんの町」

「べっぴんの町」は、神戸を舞台にした柴田恭兵主演の日本映画です。1989年に東映の配給で公開されました。貴重な震災前の神戸の姿がじっくりと見られる映画でもあるんですよ。他の共演者では、田中美佐子・本木雅弘・笑福亭鶴瓶など個性派が揃います。


「べっぴんの町」ってどんな映画?

元・少年院の教官をしていたが、現在はアマチュアの探偵をしている「私」。実は柴田恭兵が演じている主役には名前が設定されていないんです。その「私」に、べっぴんの亜紀子から家出娘の捜索の依頼が紹介されました。しかし最初は単純な捜索だったのが、最悪の殺人事件にまで発展していくのです。

おしゃれでエキゾチックな街である神戸を舞台にして、ストーリーはハードボイルドタッチで進んで行きます。背景となる様々な場面は、阪神・淡路大震災が神戸の街を襲う以前の風景。現在では見ることが出来ない、建物や風景を窺い知ることができますよ。ただ一部の場面で芦屋市や横浜市でのロケも行われているので、それがどこかを見つけるのも、「べっぴんの町」の楽しみ方の一つかもしれませんね。

「人を捜してほしいの」

エキゾチックムードに包まれた港町・神戸に現れた、ひとりの美女。その彼女から「人を捜してほしいの」という一言が。そこから、「私」の家出少女探しが始まります。クライアントは企業の社長で信頼できそうな人物。殺人など、起こりそうな気配もなかった。しかしべっぴんの彼女は愛と憎しみを心に秘め、ミステリアスな雰囲気を漂わせながら、「私」の前に現れたのでした。

この物語の原作は、少年院法務教官の経験を持つ異色の作家・軒上泊が書いた同名の小説です。主演の柴田恭兵が、軽快なフットワークとお馴染みのキザで粋なセリフを、期待通りにバッチリと決めまくる。深層の裏側にまどろむ哀愁をクールにときほどいていくハードアクション・ロマンです。

「私」は元少年院の教官

神戸のダウンタウンに住む「私」は現在35才。数年前までは少年院の教官をしていたが、上役と方針が違ったことから退職してしまう。それ以来、探偵としてけだるい日々を過ごしていた。そんなある日「私」の目の前に、見知らぬ女性しかもべっぴんの亜紀子が現れたのだ。突然の家出少女捜索の話に戸惑う「私」だったが、亜紀子の魅力に惹かれて依頼を受けてしまう。

「私」の行動は、少年院時代の教え子の左山集司からの情報が大きい。少年院では優等生だった左山だが、今ではエリートやくざの頭に君臨している。暇な時間の多い「私」は、頻繁に忙しい左山を呼び出しては、スパーリングの相手をさせていた。左山も嫌な顔ひとつせず付き合ってくれるし、私の仕事の手伝いも気軽に引き受けてくれる、信頼できるパートナーでもあった。

今回の家出少女捜索に関して、左山から情報があった。最近大阪で、素人娘をさらってはいかがわしいショーを開いているヤツらがいるという。沸き起こる怒りと苦い予感を抑えつつ、「私」は左山とともに現場に乗り込んだのだが、それは迷宮の入口にすぎなかった。

出演者

「べっぴんの町」の出演者は、アマチュア探偵の主人公「私」を演じるのが、ご存知柴田恭兵。そして、この映画のキーとなる謎の美女亜紀子を田中美佐子が演じています。「私」の良きパートナーであり若きヤクザの左山を本木雅弘が体当たりで演じているのも注目。その他では、つみきみほ・和久井映見・倉田てつを・笑福亭鶴瓶・川地民夫・峰岸徹といった、個性派・演技派の俳優が脇を固めています。

神戸の街並み

震災前の神戸の街が懐かしむことができるロケ地を巡ってみます。「私」の自宅兼探偵事務所とトニー・トー(笑福亭鶴瓶)の洋服屋さんがあったのが、三宮駅から北へ5分ほど歩いたところにあるトアロード沿い。左山(本木雅弘)と犯罪現場に向かうのに乗ったのが摩耶ロープウェーで神戸の夜景がきれいだったですね。「私」と令子(つみきみほ)のシーンで、「この街はやけにべっぴんが多いな」と印象深いセリフが出たのはメリケンパーク。エンディングテーマが流れる最後のシーンでは、警察車両に乗った亜紀子(田中美佐子)に話しかけた場所がヴィーナスブリッジでした。その他では、六甲山・神戸オリエンタルホテル・ポートアイランドに異人館など、まだまだたくさんの、懐かしい神戸スポットが見られました。

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