米米クラブの有名ソングとは一線を画すコミックソング

米米クラブの有名ソングとは一線を画すコミックソング

「浪漫飛行」や「君がいるだけで」など有名なヒット曲は数あれど、そんなカッコ良すぎるのじゃなくて、ちょっとダサいのがいい、米米クラブの「三の線」なコミックソングを集めてみました。


爽やかバンドとか思ってる?

言わずと知れた、80年代から90年代にかけて、絶大な人気を誇った大所帯バンド、米米クラブ。
ライブにおけるど派手なパフォーマンス、観客をも巻き込み踊る一体感、当時としては珍しい専属ホーンセクションなど、どれをとってもほかに類を見ないグループでした。
当時、インターネットも携帯電話もない時代、入手困難なライブのプラチナチケットを求めて、発売前日からチケットぴあの前に、ゴザを敷いて並んだものです。懐かしい・・・。

航空会社のキャンペーンCMソングに使用された「浪漫飛行」がミリオンセラーに。
その後、フジテレビ月9ドラマ『素顔のままで』の主題歌に「君がいるだけで」が起用され、300万枚近くの売上を記録、第34回日本レコード大賞を受賞するなどの大ヒットを飛ばし、人気は不動のものになりました。

一般的には、「浪漫飛行」「君がいるだけで」のヒットにより、爽やかなイメージがあるかもしれませんが、トンデモゴザーマセン!
そんな王道から少し外れた、夜の香りがプンプンする、米米クラブの「裏メニュー」的コミックソングをまとめました。

一番メジャーなコミックソングだけど、序の口です

1989年に発表された、「ハラキリ」「ゲイシャ」など外国人観光客目線で書かれたユニークな歌詞がインパクト大の「FUNK FUJIYAMA」を、手始めにご紹介します。

米米クラブの真骨頂ともいえる、FUNKベースの曲調に、アーティスト石井達也フィルターでど派手に仕上がった、ダンサー、シュークリームシュと、バックコーラス、ジェームス小野田の衣装が、米米クラブらしい仕上がりになっています。
米米クラブの音楽のベースは、ファンクミュージックですので、前述の「浪漫飛行」と「君がいるだけで」は、どちらかと言えばイレギュラーな方です。

イッキに夜の世界へ

音源だけですが、夜の女の「陰と陽」が伝わるでしょうか・・・。
紫のベールがとっても似合うこの曲、「東京ドンピカ」です。

私にとって、米米クラブと言えば、この「昭和の歓楽街」を彷彿とさせるこの曲が一番の裏代表作です。
そもそも、米米クラブのメインボーカル・石井達也のウソっぽい落語家口調と整った顔立ちを掛け合わせると、どうしたって夜の香りが放たれます。
しかしながら、本人もそれを十分承知で、無理に軌道修正せず、嬉々として演じています。それもエンターテイメント魂だと私は思うのです。

ポッポポッポほてるの

石井達也の漫談力炸裂の一曲「ホテルくちびる」です。
この曲の冒頭と曲中に「ポッポポッポほてるの」のセリフがお決まりの、ハト子ちゃんが登場します。
立派なバックバンドとダンサー連れてもっとやることあるでしょ!と言いたくなりますが、そこは思い切ってやっちゃうのが米米クラブです。
最後にちゃんとオチまでついてます。

ちなみに、この曲で結ばれた(であろう)二人はその後別れたあと、10年後なぜかトルコで再開し、やっぱり「ポッポポッポほてるの」をハト子ちゃんは連呼します・・・(10年後のライブで続編が披露されました)

さらに時代がさかのぼった?

歌謡界で若手のホープナンバーワン、歌う南十字星、魅惑の歌声、腹綿腸二郎さんが歌う「オイオイオマドロスさん」です。
丁重すぎるアナウンサーの「ご紹介申し上げましょう」やら「この方の事でございましょう」など、戦後のラジヲ放送さながら、ノイズもあえてつけたい感じです。
節回しも昭和全開で、文字は縦書きカタカナで、画面はモノクロで・・・と妄想族にはよだれものの一曲です。

しっかし、スタイルもいいし端正なお顔立ちなのに、この紫のスカーフ首にキュッがよく似合ったもんだと思いますが、やっぱり本人が喜んでやっていればおのずと似合うのかも。

とうとうここまできたか

私が思う、米米クラブのコミックソング栄えある一位はこの曲「愛の歯ブラシセット」です。
「米米クラブ」というアルバムの一番目に収録されているんですが、聞いてみて度胆抜かれました。
一曲目出し、アカペラだし、ブタ毛バサバサだし・・・多感な高校生の私は、聞いてしばらくはぼーっとしたのを覚えています。
もちろん、ライブでもど派手な衣装でアカペラで歌います。
もう、わけがわかりません。

色はモノトーン、神は逆毛、ニヒルに「どうもありがとう」ぐらいは言うっていう、Mステのタモさんもさすがに困るアーティスト全盛の時代、
ここまで「赤?青?」と嬉々として歌えるアーティストはほかにいませんでした。それだけに「この男前なのに安っぽい人はダレ?」とかなり気になる存在になっていきました。

ダサさの向こう側にエンターテイメントが見える

この曲「どうにもとまらない」はコミックソングとは少し違いますが、ライブの後半の盛り上がる場面で使われます。
ジェームス小野田をメインに歌い踊り、石井達也は観客を盛り上げる掛け声に徹します。このコンビネーションに、観客はまんまと踊らされるのですが・・・。

米米クラブのエンターテイメント力はすさまじいものがあります。
一般的にライブでは、いつもCDなどで聞いているアーティストの生の歌声とちょっとしたMCが聞ければ御の字というものも多いと思います。
米米クラブのライブは、それでは終わらせてくれません。
かなり大きな会場の隅から隅まで、歌い踊り、そして指をさして笑います。
聞いたところによると、観客が演者と一緒に踊れるような振付にしたのは、彼らが発祥との事。
観客が演者を見上げるのではなく、ダサさを身にまとい演者が観客の下まで降りてきてくれるカッコよさ、それが完成されたエンターテイメントなのではないかと思うのです。

ひいては、常にかっこいいやつなんて面白くないし、笑わそうとしなくても色々なことに全力でぶつかってれば、面白さの一つもにじみ出るもんです。いつもかっこよくしてようなんて、自己満足で無駄なことなのかもと、ふと思ったりして。

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