キンキキッズとは

関連記事はこちらから
シングルはすべてオリコン1位!KinKiKidsのヒット曲まとめ - Middle Edge(ミドルエッジ)
金田一少年の事件簿

キンキキッズ堂本剛さんの代表作といえば、やはり同名漫画を原作としたドラマ『金田一少年の事件簿』ですよね。俳優としてすでに『人間・失格〜たとえばぼくが死んだら〜』や『セカンド・チャンス』などで注目を集めていた彼ですが、本作の主人公・金田一一(はじめ)が当たり役となり一躍人気者となりました。名探偵「金田一耕助」の孫であり、高校生とは思えぬずば抜けた推理力で次々と難事件を解決していく姿はまさに圧巻のひと言。またともさかりえさん演じる幼なじみ七瀬美雪との名コンビぶりがさらにドラマを盛り上げましたよね。
本作は人気沸騰によりシリーズ化され剛さんは初代金田一一として連続ドラマ2シリーズ、単発ドラマ2作品、初代金田一シリーズの完結篇となる劇場版『上海魚人伝説』を含めた計5作品に主演しました。その後嵐の松本潤さん、KAT-TUNの亀梨和也さん、Hey! Say! JUMPの山田涼介さんと続き2022年現在、五代目金田一一をなにわ男子の道枝駿佑さんが先輩たちからのバトンを引き継ぎ演じています。お決まりのキメ台詞は「じっちゃんの名にかけて」と「謎はすべて解けた!」。
ひとりじゃない

そして初代金田一少年ファーストシーズンのエンディングテーマといえば「ひとりじゃない」。この曲は剛さんのソロ曲としてタイアップされましたが、すぐにCD化されたわけではなく、大反響の末にキンキのデビューシングル『硝子の少年』と同時発売されたファーストアルバム『A album』に収録されています。今もなおファンの間で根強い人気を持ち、「ひとりじゃない」を聞けば自然とあの頃夢中になったドラマの風景が思い出されますよね。
Kissからはじまるミステリー
シーズン2のエンディングテーマはまだCDデビュー前のキンキキッズが歌う「Kissからはじまるミステリー」でした。この曲も「ひとりじゃない」同様、初代金田一少年を思い出させる名主題歌として心に残るノスタルジックな楽曲の1つで、同じく『A album』収録曲。イントロが流れた途端、一瞬にして当時の記憶が蘇るキンキ初期の秀作です。
若葉のころ

『若葉のころ』は脚本家の小松江里子さんと堂本剛さんがタッグを組んだ「青春三部作」の第1弾。また『人間・失格〜たとえばぼくが死んだら』に続くキンキキッズのドラマ共演作としても大きな話題を呼びました。本作は高校生たちの「成長」や「葛藤」をドラマチックに、そして複雑な人間関係を生々しく描いた青春ドラマの傑作です。
裕福な家庭で育つも親からの愛情に恵まれない藤木甲斐を光一さんが、母を亡くし酒浸りな父親の代わりにアルバイトで生計を立てながら幼い弟と妹の世話をしている相沢武司を剛さんが演じ、奥菜恵さん演じる蒔田泉とのドキドキの三角関係に涙した人も多いはず!まだ10代だった彼らの豊かな演技力に圧倒されたことを今でもよく覚えています。
エンディングテーマはFRIENDS
エンディングテーマに起用された「FRIENDS」もまたCDデビュー前に放ったキンキキッズ初期の代表曲の1つで、『A album』収録曲です。「初々しさ」と「芽生え始めた男らしさ」の狭間に生きるまだ10代だった等身大の彼らがココに!キンキの2人が持つ独特な哀愁漂う歌声がピタリとハマり、物語により深みをもたらしました。曲が流れる前に語られるナレーション部分も、さらに作品を盛り上げる素晴らしい演出でしたよね。
ぼくらの勇気 未満都市

『ぼくらの勇気 未満都市』は『人間・失格〜たとえばぼくが死んだら』『若葉のころ』に続くキンキキッズ3度目のドラマ共演作です。また嵐結成前の松本潤さんと相葉雅紀さんはこの作品で連続ドラマデビューを果たしました。放送から約20年後の2017年には続編となるスペシャルドラマが放送され話題を呼びましたよね。
主題歌は愛されるより愛したい

「愛されるより愛したい」はキンキキッズにとってCDデビュー後に発売されてた2枚目のシングルです。初動売り上げ50.5万枚を記録し、累計売上163.9万枚を突破した彼ら初期の代表曲の1つ。作詞は森浩美さん、作曲は馬飼野康二さん。2人はそれぞれ多くのジャニーズ楽曲を手がけており、「Can't Stop!! -LOVING-」をはじめ「笑顔のゲンキ」「雪が降ってきた」「オリジナル スマイル」などSMAPの大ヒット曲にも多数携わっているヒットメーカーです。剛さんが歌う『金田一少年の事件簿』の主題歌「ひとりじゃない」も彼らの作品。また森さんは『若葉のころ』の主題歌「FRIENDS」の作詞も担当しました。
青の時代

『青の時代』はTBS金曜9時枠にて放送された小松江里子さん脚本・堂本剛さん主演による「青春三部作」の第2弾です。この頃の剛さんはどちらかと言えば爽やかな青年よりも家庭環境に苦悩している難しい役柄を多く演じていましたよね。本作でも父親と死別し母親に捨てられた不良少年・安積リュウを熱演。非行を繰り返しながらも仲間想いで心優しい複雑な人物を見事に表現しています。これぞジャニーズきっての演技派!またヒロインを務めた奥菜恵さんとは『若葉のころ』以来の再共演となりました。
主題歌も青の時代

ドラマ『青の時代』のエンディングテーマはキンキキッズが歌う同名タイトル「青の時代」。この曲は彼ら4枚目のシングルで、レギュラー出演していた音楽バラエティ番組『LOVELOVEあいしてる』のテーマソング「全部だきしめて」との両A面でした。ソロパートがまったくなく全て2人で歌い上げているのが特徴的なキンキ初期の名バラード。ドラマの世界観にピッタリとマッチし、そして彼らの切ない歌声がさらに涙を誘うのです。
to Heart〜恋して死にたい〜

『to Heart 〜恋して死にたい〜』は青春三部作ではないもののこちらも脚本家の小松江里子さんと剛さんがタッグを組んだ連続ドラマです。プロボクサーを目指す青年・時枝ユウジと、彼を一途に想う少女・三浦透子(演:深田恭子)の片想いの切なさを等身大に描いた純愛ラブストーリー。中でも透子が放った「愛はパワーだよ」という台詞を今でも強烈なインパクトを持って覚えている人も多いはず!金髪メッシュな剛さんも新鮮でしたよね。第5話には光一さんがカメオ出演しています。
主題歌はto Heart

『to Heart 〜恋して死にたい〜』のエンディングテーマに起用されたのがキンキキッズ8枚目のシングル「to Heart」です。この曲は「雨のMelody」との両A面シングルでドラマの世界観ともリンクするラブバラードであり、累計売上85.2万枚を記録したファンの間でも人気の高い1曲。ちなみにドラマのオープニングテーマはデズリーの「ライフ」でした。
Summer Snow

青春三部作、最後を飾るのは『Summer Snow』(2000年)です。両親を事故で亡くし家業の自転車店を継ぎながら、耳の不自由な弟・純(演:小栗旬)と妹の知佳(演:池脇千鶴)と共に暮らしている篠田夏生(演:堂本剛)と、心筋拡大症を患いながらも信用金庫に勤め前向きに生きる女性・片瀬ユキ(演:広末涼子)のラブストーリー。衝撃のラストは涙なしには見られません。そして当時まだジャニーズJr.だった今井翼さんやブレイク前の小栗旬さん、『ちゅらさん』出演前の国仲涼子さんなども出演しているお宝作品でもあります。
主題歌は夏の王様

エンディングテーマに起用された『夏の王様』はキンキキッズ10枚目のシングルであり、『フラワー』『ジェットコースター・ロマンス』と共に彼らが歌う夏ソングの定番です。また複雑な心情の多いドラマを明るく照らす役割でもありました。
天使が消えた街

ドラマ『天使が消えた街』は2000年に堂本光一さん主演で放送され、友人の借金を肩代わりし殴られ屋を営みながら返済している主人公の高野達郎がひょんなことから自閉症を患っている異母兄弟の輝(演:藤井フミヤ)と暮らし始めたことで「生きる意味」を知っていく成長物語です。
主題歌はもう君以外愛せない
オープニングテーマに起用された「もう君以外愛せない」は「夏の王様」との両A面シングルであり、累計売上87.5万枚を記録したキンキの大ヒット曲の1つです。ピアノを中心に構成された美しいメロディーとストレートな歌詞が心を打つ名バラード。また本作のヒットによりデビュー以来発売された全シングルの総売上枚数が1000万枚を突破するという大記録も達成しました。ちなみにエンディングテーマはドラマで自閉症の異母兄・輝を好演した藤井フミヤさんが歌う「INSIDE」です。
あとがき
キンキキッズを母体としながらも2000年から現在まで続く大ヒットミュージカル「SHOCK」の座長を務める光一さんと、ソロプロジェクト「ENDLICHERI☆ENDLICHERI」をはじめ、よりアーティスティックに活動している剛さん。今では滅多に出演することがなくなった2人のテレビドラマ全盛期をここでは振り返ってみました。
こうして見てみると90年代はまさに剛さんのドラマ主題歌をキンキが多く担当している印象。そんなキンキキッズも結成25周年!ますますエンターテインメントを追求し続けている彼らから今後も目が離せません。贅沢を言えば、またドラマにも出て欲しいですね。