昭和は歌謡曲の時代、現在では歌謡曲なんて言いませんよね。そんな中から代表的な曲をチョイスしてみました。
■昭和40年代に流行った歌謡曲
40年1位:君といつまでも(加山雄三)
40年代歌謡
41年1位:霧氷「むひょう」(橋幸夫)
40年代歌謡
42年1位:ブルー・シャトー(ジャッキー吉川とブルー・コメッツ)
40年代歌謡
43年1位:天使の誘惑(黛ジュン)
44年1位:いいじゃないの幸せならば(佐良直美)
40年代歌謡
45年1位:黒ネコのタンゴ(皆川おさむ)
40年代歌謡
46年1位:わたしの城下町(小柳ルミ子)
47年1位:女のみち(宮史郎とぴんからトリオ)
48年1位:女のみち2位:女のねがい(宮史郎とぴんからトリオ)
40年代歌謡
49年1位:なみだの操(殿さまキングス)
昭和40年代の人気女性では、美空ひばり、吉永小百合
江利チエミ、雪村いづみ、中尾ミエ、伊東ゆかり、園まり
と言う懐かしい女性の面々がアイドルと言われた時代です。
男性では、舟木一夫、石原裕次郎、橋幸夫、西郷輝彦
加山雄三、千昌夫、美川憲一、布施明、北島三郎
と言う様に40年代を代表する歌手がいました
また42年から44年にかけてグループサウンズが流行りだします。
(ちなみに最初のグループ・サウンズのレコードは
1965年5月に発売された田辺昭知とザ・スパイダースの
『フリフリ』でした。
40年代歌謡
当時は音楽ジャンルの細分化が進んでいなかった時代
ジャッキー吉川とブルー・コメッツやザ・スパイダース
といった昭和42年ビートルズ来日公演以前からプロ活動
していたものからザ・サベージやザ・ワイルドワンズの
ようなフォーク・ロック・グループまたザ・タイガース
ザ・テンプターズのように「ビートルズ」や
「ローリング・ストーンズ」に影響を受けた学生が
仲間内で結成したアマチュア出身のバンド等までもが
「グループ・サウンズ」と称され、各グループの音楽性
表現性などにはかなりのばらつきがありました。
当時の音楽業界はまだまだ旧体制で各レコード会社には
専属の作曲家・作詞家がついておりプロの作家が書いた
楽曲やメンバーが書いたオリジナル曲でもレコード会社に
認められたもののみをシングル曲として発表されていました
そのため、コンサート(リサイタル)などでは自分たちの
好きな洋楽ロック等を中心に演奏しシングル曲は絶対に演奏
しないというポリシーを貫いたグループもいました。
GSブーム初期にはジャッキー吉川とブルー・コメッツ
ザ・スパイダース、ザ・サベージが3大人気グループと
呼ばれGSブームの中期から後期にはザ・タイガース
ザ・テンプターズ、オックスがGS御三家と呼ばれました。
■昭和50年代に流行った曲
50年代に入るとカラーテレビが普及し聴く音楽から
視る音楽へと移行して行った時代になります。
それによりポップス歌謡曲の黄金時代が到来アイドル
歌手の先駆けとして南沙織、小柳ルミ子、天地真理や
新御三家と呼ばれる西城秀樹、郷ひろみ、野口五郎
などが活躍70年代後半にはピンクレディーが年間
チャートで1、2、3位を独占、記録的な大ヒットを連発
ジャンルはフォークソングからニューミュージックに
移って行く時代となるのです。
昭和50年1位:昭和枯れすゝき(さくらと一郎)
50年代歌謡
51年1位:およげ!たいやきくん(子門真人)
50年代歌謡
52年1位:渚のシンドバッド(ピンク・レディー)
50年代歌謡
53年1位:UFO(ピンク・レディー)
54年1位:夢追い酒(渥美二郎)
55年1位ダンシング・オールナイト(もんた&ブラザーズ)
56年1位:ルビーの指環(寺尾聰)
50年代歌謡
57年1位:待つわ(あみん)
58年1位さざんかの宿:(大川栄策)
59年1位もしも明日が…(わらべ)
50年代歌謡
50年代半ばになるとアイドル歌謡全盛期時代に突入
1980年の松田聖子のデビューに始まり
中森明菜ら「花の82年組」の活躍で「ザ・ベストテン」
「夜のヒットスタジオ」など歌番組が数多く生まれる
チェッカーズ、光GENJI、Wink、プリンセスプリンセスが
大ブームとなり、トップ10に複数曲同時にランクインする
などの時代になります。
1988年には8cmCDシングルが登場したのを皮切りに、一気にデジタル化へ大きく前進する年代となったのです。