ケイゾクとは

中谷美紀

本作の主人公・柴田純を演じた中谷美紀(なかたに・みき)さんは、1976年1月12日生まれ東京都出身の女優・歌手です。既に音楽活動や映画「リング」シリーズの高野舞役で知名度を得ていましたが、連続ドラマ初主演を務めた『ケイゾク』の大成功により人気を確立。天才的な頭脳と洞察力・論理性を兼ね備え、独自の視点から難事件を次々と解決していく才女でありながら変わり者のキャリア警部補を好演しました。「あのー、犯人わかっちゃったんですけど」がお馴染みの決めゼリフでしたね。スペシャルドラマや劇場版も制作された中谷さん初期の代表作です。

その後も順調にキャリアを重ね、映画『電車男』(2005年)のヒロイン・エルメス役や「日本アカデミー賞」最優秀主演女優賞を受賞した『嫌われ松子の一生』(2006年)の主人公・川尻松子役をはじめ、これまで多くの印象的な役柄を演じてきた実力派。2011年には『猟銃』で初舞台ながら1人3役に挑戦し、見事「第46回紀伊國屋演劇賞個人賞」を受賞しました。近年も映画『総理の夫』(2021年)にて女性総理大臣・相馬凛子を演じるなど、常に第一線で活躍している日本のトップ女優の1人です。私生活では、ドイツ出身のビオラ奏者ティロ・フェヒナーさんと2018年に国際結婚しました。
渡部篤郎

本作で柴田の教育係を務め、当人は認めないもののいつの間にか彼女の良き相棒となっていく捜査一課弐係の主任刑事・真山徹を演じた渡部篤郎(わたべ・あつろう)さんは、1968年5月5日生まれ東京都出身の俳優です。映画『スワロウテイル』(1996年)やドラマ『ストーカー 逃げきれぬ愛』(1997年)で既に知名度を得ていた渡部さんは、『ケイゾク』の大ヒットにより人気を確立。その後も順調にキャリアを重ね、現在もテレビドラマや映画・CMなどを中心に幅広い分野で活躍しています。

近年は深田恭子さん主演の人気ドラマシリーズ『ルパンの娘』の三雲尊役でもお馴染みですよね。ヒロインの父親をコミカルに演じています。(←泥棒スーツが印象的!)。
竜雷太

本作で捜査一課弐係の係長(警部)・野々村光太郎を演じた竜雷太(りゅう・らいた)さんは、昭和15年1月21日生まれ大阪府出身の俳優です。大人気『太陽にほえろ!』シリーズの「ゴリさん」でお馴染み!ドラマ内でもそれを彷彿とさせるような台詞がありましたよね。また『ケイゾク』と同一の世界観を持つ「SPEC」シリーズにも同じキャラクターで出演。近年もコンスタントにテレビドラマや映画などで活躍している名バイプレーヤーです。最新作は天海祐希さん主演の映画『老後の資金がありません!』(2021年)。
徳井優

本作で日本舞踊やパラパラなどたくさん習い事をしている捜査一課弐係の刑事(巡査)・近藤昭男を演じた徳井優(とくい・ゆう)さんは、1959年9月28日生まれ大阪府出身の俳優です。竜雷太さん同様に「SPEC」シリーズにも『ケイゾク』と同一のキャラクターで出演。また長年起用された「サカイ引越センター」(通称:引越しのサカイ)のCMキャラクターとしてもお馴染みですよね。現在もテレビドラマや映画・舞台など幅広い分野で活躍している名脇役です。最新作は2022年5月公開予定の映画『ハケンアニメ!』。
長江英和
本作で捜査一課弐係の刑事(巡査部長)・谷口剛を演じた長江英和(ながえ・ひでかず)さんは、1958年9月9日生まれ愛知県出身の俳優です。192cmという大柄な身長を活かした唯一無二の存在感で現在もテレビドラマを中心に活躍中。主な出演作:連続テレビ小説『花子とアン』(2014年)、『地味にスゴイ! 校閲ガール・河野悦子』(2016年)、舞台:『ロードス島戦記』(2017年)ほか。さまざまな作品にゲスト参加も果たしています。
鈴木紗理奈

本作で柴田の相談相手であり、よく捜査に首を突っ込んでいたことから女刑事と間違われがちな捜査一課一係の庶務・木戸彩を演じた鈴木紗理奈(すずき・さりな)さんは、1977年7月13日生まれ大阪府出身のバラエティタレント・女優・歌手です。
長年レギュラー出演したバラエティ番組『めちゃ²イケてるッ!』(1996年10月-2018年3月)でもお馴染みですよね。2003年よりレゲエアーティスト「MUNEHIRO(ムネヒロ)」としても活動を開始!2017年には主演した映画『キセキの葉書』でマドリード国際映画祭最優秀外国映画主演女優賞を受賞するなど、現在も幅広い分野で活躍しています。
泉谷しげる

本作で「タンツボ」こと元公安所属で現在は捜査一課の警部補・壺坂邦男を演じた泉谷しげる(いずみや・しげる)さんは、1948年5月11日生まれ東京育ちのシンガーソングライター・俳優です。かつては真山の教育係をしていましたが、訳あって恨まれるほど毛嫌いされている。しかし真山も表向きは壺坂を嫌っているものの影では捜査を手伝うなどその関係性は極めて複雑。何より最後まで真山に強い影響を与えた人物です。(登場時はすでに定年前の休暇中)。
泉谷さんは『ケイゾク』後も俳優とアーティスト活動を両立させており、音楽フェス『阿蘇ロックフェスティバル』の発起人でもあります。「Dr.コトー診療所」シリーズの安藤重雄役としてもお馴染みで、また近年ではコメンテーターとしても活躍中!最新作は吉永小百合さん主演の『いのちの停車場』(2021年)です。
野口五郎

本作でエリート風を吹かせ高圧的なキャリア組の管理官(捜査一課のトップ)・早乙女仁を演じた野口五郎(のぐち・ごろう)さんは、昭和31年2月23日生まれ岐阜県出身の歌手・俳優・実業家です。西城秀樹さん、郷ひろみさんと共に新御三家と称された70年代を代表する男性アイドル。

一時はバラエティでも活躍していましたが、近年は音楽活動に専念している模様です。最新曲は岩崎宏美さんとのデュエットソング『好きだなんて言えなかった』(2021年11月24日発売)。
矢島健一
本作でこれまでに1度も自分で事件を解決したことがない捜査一課一係の係長・林田誠一を演じた矢島 健一(やじま・けんいち)さんは、1956年3月1日生まれ岐阜県出身の俳優です。『ケイゾク』後もテレビドラマや映画を中心に活躍しており、2時間ドラマや朝ドラ、大河ドラマに至るまで幅広い役柄を演じることが出来る名脇役。最新作は役所広司さん主演の映画『峠 最後のサムライ』(2022年公開予定)です。
有福正志
本作で弐係をいびる捜査一課主任警部補の長尾昇を演じた有福正志(ありふく・まさし)さんは、1952年2月18日生まれ鹿児島県出身の俳優です。劇団出身の実力派で舞台俳優としてキャリアをスタートさせたのちにテレビドラマや映画・CMなどの映像界にも進出。『ケイゾク』後もコンスタントに活動している模様です。近年の主な出演作:映画『るろうに剣心』(2012年)、『WOOD JOB! 〜神去なあなあ日常〜』(2014年)、NHK大河ドラマ『麒麟がくる』(2020年)、連続テレビ小説『エール』(2020年)ほか。
西尾まり
本作で柴田の親友であり真山の妹を輪姦した少年たちのリーダー朝倉裕人と交際していた大沢麻衣子を演じた西尾まり(にしお・まり)さんは、1974年4月2日生まれ東京都出身の女優です。ドラマ『うちの子にかぎって…』と『パパはニュースキャスター』への出演がきっかけで注目された80年代を代表する名子役であり、現在もテレビドラマや映画・舞台など幅広い分野で活躍中!近年では高畑充希さん主演で大ヒットしたドラマ『過保護のカホコ』(2017年)にて主人公加穂子の母・泉の妹の節役などでも知られています。
村井克行
本作で警視庁の特殊部隊SWEEP(スウィープ)に所属し公安時代には真山の部下だった斑目重友を演じた村井克行(むらい・かつゆき)さんは、1969年12月17日生まれ京都府出身の俳優です。『ケイゾク』後も『仮面ライダー555』をはじめテレビドラマや映画・舞台などで活躍し、特に謎めいたキャラクターや癖の強い人物を多く演じていましたが、近年はあまり目立った活動はありません。