モロッコヨーグル

プラスチックの容器の中に、ヨーグルト風味のムースのような不思議なお菓子。誰もが一度は食べたことがあると思います。登場したのは昭和36年。こちらは人気のお菓子で現在でも販売されています。ただ、アラフォーの私が子供のころは1個10円でしたが、現在では20円で販売されています。
中身は一体何なんだ?と不思議に思われている方も多いと思います。ヨーグルという名前ですが、ヨーグルトや乳製品は入っていません。原材料はグラニュー糖、ショートニング、香料、酸味料です。これでヨーグルトのようなお菓子ができるなんて不思議ですよね。
類似品で別のメーカーからフラワーヨーグル、オレンジヨーグルという商品も出ていました。フラワーヨーグルはフルーツ味です。オレンジは名前の通りオレンジ味ですね。
子供のころ、ヨーグルトをもっとたくさん食べてみたい!と思った人は多いと思います。今ではモロッコヨーグル10個分が1つになったジャンボヨーグルという商品があるのをご存じですか?値段も10倍ほどするのですが、飽きるまで食べてみたい!という子供のころの夢をかなえることができますよ。
さくらんぼ餅

小さな餅のような食感のお菓子「さくらんぼ餅」。さくらんぼのほかに青りんご、サイダー、コーラ、フルーツ味がいくつか入ったアソートタイプもありましたね。これらは餅飴というお菓子です。
こちらは昭和54年に販売開始され、今でも販売されている人気商品。ただし、昔は15個入りだったのですが今は12個入になっています。
この商品も私が子供のころは10円だったと思うのですが、現在は30円で販売されています。さらに個数も減っているのでかなり高くなった印象ですね。
類似品をいくつかのメーカーが販売されていますが共親製菓の物が有名です。共親製菓ではこちらも昔からある駄菓子「きびだんご」も販売しているメーカーですよ。ちなみに両方ともジャンルは餅飴になるようです。餅飴という名の通り、原材料には餅粉が使われています。
ヤングドーナツ

ミニサイズのドーナツが4つ入ったヤングドーナッツ。1988年に発売開始されたので駄菓子としては新しめですね。販売当初は30円でした。他の駄菓子に比べると高めでしたがしっかりしたドーナツが4つも入っているので満足感がありましたね。現在でも販売されていて現在は40円に値上がりされています。
また、チョコ味のヤングドーナッツや、大きめのドーナツが1つ入った1個ビッグドーナツという商品もありますよ。
ジュエルリング
こちらは昭和54年に発売された商品。ジュエルリング。指輪になった土台に宝石のような形のキャンディが付いているという商品。女子なら誰もが勝ったことがあるのではないでしょうか。
1個30円と当時の駄菓子の中ではお高めでしたがなかなか食べきれない大きさのキャンディがついていましたし、これをつけるだけでセレブ感(実際他の駄菓子より高いですし)が味わえたのを覚えています。
味はメロンサイダー味といちごサイダー味の2種類がありました。ジュエルリングはロッテの商品です。大手メーカーから駄菓子が出ているのは珍しいですよね。ロッテのジュエルリングは販売終了になってしまったのですが、現在も女の子の夢をかなえた指輪型のキャンディは売っています。
やおきん(うまい棒の会社)からダイヤモンドリングキャンディという商品が発売されています。見た目はまさにジュエルリングですよ。味はオレンジ、ストロベリー、グレープ、コーラの4種類があります。値段はなんと30円!メーカーは変わっていますが値段は同じです。
ごえんがあるよ

こちらは昭和59年に発売された商品。松尾製菓が製造し、チロルチョコが販売しています。当時駄菓子はほとんどが10円。それより高い商品はあっても安い商品はありませんでした。そんな中、なんと5円で変えるチョコレートが登場。これは子供ながらにびっくりしたのを覚えています。
1個10円のチロルチョコがヒットしたのでそれより安いチョコを作ろうというコンセプトだったそうです。実際、利益はほとんど出ていないらしいのですが30年以上販売されています。
2007年までは1個5円でばら売りされていたのですが、現在は駄菓子屋が減少したなどの理由からいくつかまとめて入った商品がパックで売られています。ですが今でも一部の駄菓子屋ではパックをばらしてバラで1個5円で販売されているそうですよ。
すっぱいレモンにご用心

明治チューイングガムから発売されている「すっぱいレモンにご用心」。3個のガムが入っているのですがそのうちの1つは超酸っぱいという商品。友達と買ってシェアして食べるのが楽しい商品ですね。中に入っているパウダーがすっぱいので見た目ではわからず、食べてみるまでドキドキできる商品ですね。1989年に発売された商品ですが、現在も1個30円で販売されています。
現在はレモンのほかにぶどう、ソーダ味も販売されています。過去には梅、マンゴー、ラムネなどのフレーバーも販売されていました。人気商品なんでしょうね。
あんずボー

あんずボーは杏のかけらをシロップにつけて棒状のビニール袋に入れた商品。
元々、長野県であんずのお菓子を作ろうということで「あんず水」という名前の商品を製造していたのですが、製造が追いつかず、東京の会社に港常が引き取って本格的に製造をしました。1915年のことです。駄菓子の中でも歴史のある商品ですね。ここであんずボーという名前になります。もともとは長野の杏を使っていたので、流通の関係で関東限定の商品でした。
国産の杏は原価が高く、製造も追いつかなくなってしまったことから昭和20年代末頃から輸入の杏を使うようになりました。
冷蔵庫で冷やしたり、冷凍庫で凍らせて食べるとおいしいですよね。近所の駄菓子屋では凍ったものを販売していました。1980年代は1本10円でしたが現在は1本25円で販売しているようです。
振り返ってみると懐かしい駄菓子は今でもほとんど販売されていました。販売終了してしまったものも他のメーカーで類似品が販売していたりするので今でも食べることができるんですよ。ぜひ探してみてくださいね。