秋が来ると歌いたくなる90年代の名曲、揃えました。

秋が来ると歌いたくなる90年代の名曲、揃えました。

春、夏、冬に比べて秋の歌ってあまり多くはないですよね。ですが、秋の名曲もたくさんあります。今回は90年代にリリースされた秋の曲を振り返っていきます。


もう少し あと少し...

1993年にリリースされたZARD、9枚目のシングル「もう少し あと少し...」。片岡鶴太郎さん主演のドラマ「ララバイ刑事'93」のエンディングテーマでした。

歌詞に9月という言葉が出てくるので間違いなく秋の歌ですね。内容は不倫の恋を歌ったもの。「いけない恋」「あなたのこと困らせたい」などのワードが出てきます。だめだとわかっているけどあと少しだけ一緒にいたい、という女性の心情を歌っていますね。

昔は不倫をテーマにした曲も結構多かったですよね。もちろん、今も昔も不倫はだめなのですが最近では大々的に歌にすることも減ってきたので時代を感じたりもしますね。

BELOVED/GLAY

1996年にリリースされたGLAYの9枚目のシングル「BELOVED」。「愛しい人」などの意味があります。作詞作曲をしたTAKUROは、メンバーへの思いを込めて詞を書いたそうです。確かに、恋愛というよりももっと壮大な愛を感じる歌です。

ドラマ「ひと夏のプロポーズ」の主題歌でした。GLAY初のドラマタイアップ曲で80万枚を超えるヒット作になりました。

はっきりと秋の描写はないのですが冒頭に向日葵が出てきて夏を表していてそこから季節が進んでいるので秋の歌という感じがしますね。個人的な解釈ですが夏は熱に浮かされていたりしますが、その夢から覚めてもあなたが好きという意味に思えます。

秋の曲というと切ない曲がどうしても多くなりますが、こちらは曲調も暗くないですし、歌詞も前向きですね。

今宵の月のように/エレファントカシマシ

1997年にリリースされたエレファントカシマシの15枚目のシングル「今宵の月のように」。江角マキコさん主演のドラマ「月の輝く夜だから」の主題歌で、タイアップが決まっていて書き下ろしされています。エレファントカシマシにとって初めてのドラマ主題歌でした。

こちらは歌詞に「夏」というワードが出てきますが、「新しい季節の始まり」という歌詞もあるので夏から秋に代わる頃なのでしょう。リリースも7月なので夏を思って作られた曲かもしれませんが「月」というフレーズが秋を連想させるんですよね。

こちらは別れた恋人を思いながら、またいつか愛する人に巡り合えるだろうという曲ですね。力強い歌声の精もあり、切なさよりも前向きさが感じられます。

すみれSeptember Love/SHAZNA

1982年に一風堂がリリースした楽曲を、1997年にSHAZNAがカバーして注目を集めました。SHAZNA2枚目のシングルでオリコン初登場2位でした。SHZNAの知名度を一気にアップさせた曲ですね。というか一度見ると忘れられないですよね。

「ビートたけしのTVタックル」のエンディングテーマでもありました。

タイトルにseptemberとは言っている通り、9月の曲です。歌詞を見てみると「9月」という言葉は出てきますがそれ以外に特に秋らしい描写はありません。キャッチーな歌詞で耳に残りますがよくよく読んでみると恋の始まりを歌った曲のようです。

楓/スピッツ

1998年にリリースされたスピッツ19枚目のシングルです。「スピカ」との両A面でした。その年の3月にリリースされていたアルバム「フェイクファー」からのシングルカットです。アルバムからのシングルカットというのもまた時代を感じますね。今は配信で好きな曲だけ買えるのでシングルカットなんてすることはないでしょう。

「COUNT DOWN TV」のオープニングテーマとして使われていて、その後翌年に「Over Time-オーバー・タイム」の挿入歌にもなりました。

特に秋の描写はありませんが、「楓」というタイトルと切ないメロディと歌詞から秋の歌のイメージがありますね。

別れた恋人を忘れないという歌詞ですが、草野さんが歌うとさわやかに聞こえますよね。

イロトリドリ ノ セカイ/JUDY AND MARY

1998年にリリースされたJUDY AND MARY15枚目のシングルです。作詞作曲を手掛けたギターのTAKUYAさんのソロユニット・ROBOTSの5枚目のシングルでもあり、同時リリースされました。ジャケットも連動していたんですよ。JUDYANDMARYのアルバムで唯一TAKUYAさんが作詞作曲をした曲です。(YUKIさんが考えたフレーズも2か所あり)

JUDYANDMARY版はアルバム「POP LIFE」からのシングルカットです。

タイトルもそうですが歌詞もメロディも美しく、「初秋」、「落ち葉」,[
涼しげ」など秋のワードがたくさん出てきますね。

何を歌っているかと一言でいうと難しいですが、ゆっくりと前を向いて歩こうというメッセージがあるように感じます。

alone in my room/鈴木亜美

1998年にリリースされた鈴木亜美さんの2枚目のシングル。グアム政府観光局「'98ウィンターキャンペーン」のCMソングで「ASAYAN」のオープニングソングでした。

始めは違う雰囲気の曲だったのですが、ジャケット写真を見た小室哲哉さんが「違う!」と感じ1日で曲を作り直したそうです。ジャケットから曲を変えるなんてびっくりですね。

夏が終わって秋が来て、1人の日々も悪くないけどそろそろ好きな人と結ばれたいという曲ですね。学生時代は寒くなって人恋しくなるとこの曲を思い出していました。

秋の雰囲気にぴったりの曲ですよね。

やはり秋の歌は、どこか寂し気の歌が多かったです。といっても、完全に後ろ向きな曲は今回ご紹介した中には1つもなかったですね。

秋の夜長に懐かしく聞いてみてはいかがでしょうか。

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