40年以上にわたり壊れずに稼働する「霧ヶ峰」のエアコンが話題に!!
毎年のように記録的な暑さとなっている、昨今の日本の夏。一部屋に一台のエアコンが必需品の時代となって久しいですが、一方昭和の時代にはエアコンはまだまだ高級品であり、高級感あふれる茶色い木目調のデザインのエアコンに憧れを抱いていた方は多いかと思います。このたび、そんな当時のエアコンを現在も使用している人がいると、SNSを中心に大きな話題となっています。
こちらが話題のツイート!!
現在話題となっているのはこちらのツイート。ねじくん@nejikun2021さんが投稿したもので、「さすがに寿命か…。なんせもう40年以上使ってるし。ってか、むしろ今日まで壊れなかったことを褒めてやりたい。」とのコメントとともに、40年以上にわたり部屋を冷やし続けている「霧ヶ峰」の写真を掲載しています。このツイートには、「懐かしい、実家に同じのついていました」「今のエアコンと違って薄く和室に合うデザインなんですよね 懐かしいです」といった昔を思い出すコメントや、「うちのも40年以上前のモデルですが今もギンギンに冷えてます」といった、昭和の時代のエアコンを現役で使い続けている方からのコメントが続出。7月28日現在、1万件を超えるリツイート、5.7万件を超えるいいねを獲得しています。
当時のカタログで思い出す!昭和の時代のエアコンの数々!!
「和室に合うデザインなんですよね」のコメントの通り、何故か和室との親和性が高かった昭和のエアコン。80年代前半の各社のカタログを確認してみると、その傾向が色濃く確認できます。ここでは、大手家電メーカーの当時のカタログを軽く振り返っておきましょう。
NEC(1980年)
1980年(昭和55年)4月の、NECホームエレクトロニクスのカタログ。現在NECはエアコン事業から撤退していますが、当時は「白樺」シリーズを展開していました。

東芝(1982年)
1982年(昭和57年)9月の、東芝のカタログ。女優の名取裕子を起用し、「いまエアコンは、インバータ時代へ」というキャッチコピーを掲げていました。


三菱(1983年)
1983年(昭和58年)の三菱のカタログ。当時より三菱重工が「ビーバーエアコン」を、三菱電機が「霧ヶ峰」を展開しており、現在に至っています。


ナショナル(1983年)
1983年3月のナショナルのカタログ。表紙に加山雄三を起用し、「エアコン楽園」と題してリビング、和室、応接室など様々なシーンに対応したエアコンを紹介していました。


いかがでしたでしょうか?昭和のエアコンに共通するのは、やはり「和室に合うデザイン」だという点。ねじくん@nejikun2021さんの写真でもそうですが、特に木の柱との調和が目を引きます。当時の住宅事情を色濃く反映させたと思われる、昭和のエアコン。令和の時代となり、目にする機会も少なくなってきてはいますが、現在も生き残っているエアコンには一日でも長く現役で頑張って欲しいものです!
ねじくんさん 公式ツイッター
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