『乙姫CONNECTION』とは?
1991年には単発の短編アニメといった内容ながら、OVAによる映像化が実現していて多くの女性ファンに支持されました。
OVA版『乙姫CONNECTION』
今回の記事では、こちらOVA版『乙姫CONNECTION』の内容を中心に振り返っていきたいと思います。
OVA版『乙姫CONNECTION』の本編動画・ストーリー
乙姫探偵社でアルバイトする好奇心旺盛な女子高生・奥田友貴。同じく乙姫探偵社に所属する平野道雄・木崎渚と共に、クライアントから舞い込んだ迷い猫探しの依頼をこなしていました。
お目当ての迷い猫を見つけ、一同はその後を追っていると、友貴は偶然にも暴力団による麻薬取り引きの現場を通ってしまいます。一方、木崎も過去に恨みをもつという青年に命を狙われ、バイクで轢き殺されそうになるのでした。
木崎の命を狙っていたのは、木崎が警察官だった過去に懇意にしていた暴力団組員の弟・木下数馬。数馬は兄を殺した真の犯人は木崎だと吹き込まれていて、その仇討ちを果たそうと躍起になっていました。そして、木崎をおびき出すため、数馬の舎弟に友貴が拉致されてしまいます…
OVA版『乙姫CONNECTION』の魅力とは?
1990年代のお洒落なファッション事情
探偵ものというと、トレンチコートを着たナイスミドルが活躍する姿を思い浮かべてしまうかもしれませんが、OVA版『乙姫CONNECTION』の登場人物はとにかくお洒落。しかも、1990年代の流行を踏襲したファッションは、ミドルエッジ世代にどこか懐かしさを感じさせるものともいえます。
当時の流行を知らない世代がご覧になっても、現在にはないような独特なファッションセンスが光っていて、かえって新鮮に映るような感覚があると思います。
イケメン多すぎの逆ハーレム展開
そのうえ、乙姫探偵社のメンバーが行きつけのバーのマスターまでもがイケメン。これだけの男性に囲まれている友貴や所長・神牙姫子が羨ましくなってきますね。とくに友貴は周囲のイケメンたちに可愛がられている存在なので、まさに逆ハーレム状態にあります。
とくに女性ファンは、そんな友貴が置かれている状況が羨ましくなるでしょう。自分自身を友貴の立場に置き換えてみて、イケメン天国を味わうといった楽しみ方もできると思いますよ。
挿入歌にX-JAPANのエンドレスレイン
X-JAPANは数々の名曲を生み出してきましたが、その中のひとつ『エンドレスレイン』はOVA版『乙姫CONNECTION』の挿入歌に採用されていて、イケメンたちの苦悩・葛藤を描いたクライマックスに用いられています。
これまでもX-JAPANの楽曲はアニメ映画『X』『手塚治虫のブッダ-赤い砂漠よ!美しく-』の主題歌に採用され、、地上波で放送されている人気アニメ『進撃の巨人』ではオープニングも担当されました。しかし、OVA版『乙姫CONNECTION』は、X-JAPANの楽曲を採用したアニメ作品の先駆け的な存在で、最高潮に流れる名曲に少し感動してしまいます。
OVA版『乙姫CONNECTION』のまとめ
登場人物のファッションに1990年代の流行が反映され、独特の格好良さを放つOVA版『乙姫CONNECTION』。主人公・友貴がイケメンたちに囲まれ、逆ハーレム状態になっているところも特徴といえますね。そして、ストーリーの最高潮に流れるX-JAPANの名曲『エンドレスレイン』も、OVA版『乙姫CONNECTION』の大きな魅力となっています。
記事内には本編動画も掲載していますので、この機会にぜひご覧になって、その面白さを堪能してもらえればと思います。続きが気になるようであれば、原作コミックをお読みになって、その世界観を存分にお楽しみくださいね。