【名曲プレイバック】1995年5月3日に発売されたシャ乱Qのシングル『ズルい女』
今から26年前の今日、1995年5月3日にシャ乱Qの7枚目のシングルとして発売された『ズルい女』。オリコンでは週間2位となり、1995年の年間シングルチャートでも第19位にランクインしました。売上は145万枚で、シャ乱Qにとって最大のヒット曲となっています。
また、「第46回NHK紅白歌合戦」のトップバッターとして披露された際には、キーボード担当のたいせー(現在はたいせい)が空中に吊るされるなど、インパクトのあるステージとなりました。

シャ乱Qのシングル『ズルい女』
前述のオリコンでの最高位2位は発売直後ではなく、初登場時の9位からスタート。一時トップ10圏外となるものの、発売から約2ヶ月後の7月10日付のオリコンで最高位となる2位を記録しています。
同曲では1995年の「第28回全日本有線放送大賞グランプリ」「第37回日本レコード大賞 優秀作品賞&編曲賞」「第28回日本有線大賞 有線音楽優秀賞(ポップス部門)&最多リクエスト歌手賞」を獲得。当時飛ぶ鳥を落とす勢いだったシャ乱Qの快進撃を象徴する受賞となりました。

7月10日付のオリコンで『ズルい女』の1位を阻んだのは、岡本真夜の「TOMORROW」でした。
『ズルい女』ですが、2020年7月には発売25周年を記念し、完全生産限定盤の7インチ(17cm)・アナログシングル盤として発売されています。
長年愛される同曲の魅力をアナログでも味わえる貴重な商品となっています。

ズルい女 [Analog]
<楽曲概要>
<リリース>
1995年5月3日
2020年7月29日 (アナログ)
<制作陣>
作詞:つんく
作曲:つんく
編曲:たいせー・シャ乱Q
ホーンアレンジ:森宣之
<時間>
4分8秒
<B面>
「雨の中」
「黒田節」※福岡県福岡市の民謡のカバー曲
<シャ乱Qの近況>
2013年に結成25周年を迎え、本格的な再始動が発表されるも、2014年にボーカル・つんく♂が喉頭がんに罹患したことが公表されました。同年10月には声帯を摘出。つんく♂は翌年4月に行われた母校・近畿大学入学式で、気丈にも声を失ったことを自らで発表しています。

つんく♂ (著)「だから、生きる。」(2015年9月発売)
2020年5月には楽曲「3WD」で、2017年度「アイドル楽曲大賞」インディーズ部門1位獲得したアイドルユニット「Task have Fun」とのコラボプロジェクト「つん♂タス♀」を発足させています。
また、2021年2月にはつんく♂が作詞を、作曲を坂本龍一が担当したチャリティーソング「My Hero~奇跡の唄~」の配信が開始されています。これは毎年2月15日に開催される「国際小児がんデー」に合わせた楽曲でした。
「感謝が湧き出てくる」「出会えたことが奇跡の奇跡」といった歌詞は、自身もがんと闘った経験のあるつんく♂らしい温かな世界観となっています。
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