1stGUNDAM 1yearWar 機動戦士ガンダム 1年戦争

1stGUNDAM 1yearWar 機動戦士ガンダム 1年戦争

乾杯のかけ声は「ジーク・ジオン!」どこかへいくときは「(自分の名前)、いきます」誰かにブタれたら「オヤジにもブタれたことないのに」失敗したら「坊やだからさ」赤いものは「シャア専用」 アニメ「機動戦士ガンダム」は、1979年4月~ 1980年1月に放映されたが、その衝撃は少年の心に深く刻み込まれ、オッサンになっても消えることはない。


11月18日、ホワイトベースは、大英帝国の北アイルランドにあるベルファスト基地に入港。
「しゃあねえな。
軍人なんてお堅てえのは俺には性に合わねえんだから」
正規の軍隊として扱われることに馴染めず、カイはホワイトベースを降りた。
そしてベルファストの街で1人の少女、ミハルと出会った。
「泊まるトコないんだろ?
ウチヘおいでよ」
「いいのかい?」
実はミハルは、ジルとミル、幼い弟と妹を育てるためにジオンのスパイをしていて、ホワイトベースから下りてきたカイに偶然を装い近づいていた。
その夜、物資の補給と修理を終え、港にいたホワイトベースはジオン軍の攻撃を受けた。
「ちくしょー、何でいまさらホワイトベースが気になるんだ」
戦火を認めたカイは急いでホワイトベースに戻った。
一方、ミハルはジオン軍からお金と地球連邦軍の制服を受け取った。
「お前たち、姉ちゃん、仕事にいってくる。
今度は少し長くなるかもしれないけど、いいね。
お金は少しずつ使うんだよ。
置き場所は誰に教えちゃいけないよ」
といいジルとミルを抱きしめた。
「この仕事が終わったら戦争のないところへいこうな。
3人で」
そういって2人と別れ、戦闘のドサクサに紛れ、ホワイトベースに忍び込んだ。
敵を撃退したホワイトベースは、南米にある地球連保軍総司令部、ジャブローに向かった。
「ミハルじゃないか!
なんで?」
カイは机の下に隠れているミハルを発見。
自分に部屋に匿おうとするところをアムロ・レイにミハルをみられ
「ジャブローで降ろすからさ」
と口止めした。
(ジャブロー?)
2人の会話からホワイトベースの行き先が知ったミハルはジオン軍に情報を送った。

ジオン軍はモビルアーマー、グラブロが発進させ、ホワイトベースを襲った。
攻撃を受け、船内で幼い子供たちが作業を手伝ったり、攻撃を受けた衝撃で転げ回る姿をみたミハルは
「カイ、私にも戦わせて。
弟たちが助かってあの子たちが死んでいいなんてことないもん」
と志願。
2人はガンペリーに乗って向かい、カイは操縦し、ミハルは爆撃手としてミサイルを発射させた。
戦闘の最中、発射スイッチが故障したため、コックピットを出てカタパルト(射出機)へ移動。
カイの合図でレバーを引いてミサイルを発射させたが、そのジェットエンジンの爆風で吹き飛ばされ、空へ投げ出された。
ミサイルはグラブロに命中し破壊。
「ミハル、、やったぞ」
カイは歓喜したが、帰艦後、ミハルの死を知り泣いた。

11月27日、ホワイトベースは大西洋上でのジオン軍の攻撃を切り抜け、地球連邦軍総司令部、ジャブローに到着。
海中から密かに尾行、監視していたシャア・アズナブル率いるジオン潜水艦隊はホワイトベースがレーダーから消えたのをみると
「ついにジャブローの最大の出入り口をつきとめたというわけだな」
とその地点を徹底的に調査すると共に、アメリカ、カリフォルニアに駐留するジオン軍に出撃を要請した。
一方、ホワイトベースは修理を受けた。
そしてアムロ・レイは、ホワイトベースの修理を担当し、マチルダ・アジャンの婚約者だったウッディ・マルデン大尉に出会った。
「そうか、君がガンダムのパイロットなのか。
マチルダから聞いてはいたが・・
マチルダとはオデッサ作戦が終わったら結婚する予定だった」
「ご結婚を・・・
すみませんでした。
僕がもっとガンダムを上手に使えればマチルダ中尉は死ななずにすんだんです」
「うぬぼれるんじゃない、アムロ君。
ガンダム1機の働きでマチルダが助けられたり戦争が勝てるなどというほど甘いものではない。
パイロットはそのときの戦いに全力を尽くしていればいいんだ。
私はこの修理に全力をかけている。
人にはそれくらいしかできんのだ」

11月30日、シャア・アズナブル率いる水陸両用モビルスーツ部隊で出入り口を発見し侵入。
シャア・アズナブルは部下に格納庫の爆破を指示し、自らはホワイトベースを目指した。
北米を飛び立った18機のガウ攻撃空母が南米に到着後、爆撃を開始。
続いて、モビルスーツ隊が降下したが、地球連邦軍の対空砲火を受け、地上に到達したのは28機だけで、地上につくと地球連邦軍のモビルスーツと交戦になった。
それでもジオン軍の攻撃はホワイトベースに迫り、ガンダム、ガンキャノン、ガンタンクが出撃。
ウッディ・マルデン大尉は
「ジオンの進入を許したのか!
メカマンも防戦に当たらせろ!」
と指示し、
「マチルダが守った船には触らせん。
下がれ下がれぇ」
と自らはホバークラフトに乗り前線に出撃した。
アムロ・レイは異様に動きの速いモビルスーツを発見。
「赤い色のモビルスーツ?
ザクじゃないけど、赤い色のモビルスーツ。
シャアじゃないのか?
あっ、ジ、ジムが。
やめろ!
うかつに近づくんじゃない!」
ジムはコクピットを貫かれ、爆風と共にシャアのズゴックが立ち上がった。
「ま、間違いない。
奴だ、奴が来たんだ!」
シャア・アズナブルのズゴックとガンダムが交戦開始。
「シャアか」
「さらにできるようになったな、ガンダム!」
その最中、ウッディ大尉のホバークラフトがズゴックを背後から攻撃。
「マチルダが守った船には触らせん!
至近距離からミサイルを撃ち込めば!」
とさらに接近。
「冗談ではない」
ズゴックはそれを地面に叩きつけた。
「シャアッ!」
怒ったアムロ・レイはズゴックの右腕を斬り落とした。
「私にプレッシャーをかけるパイロットとは・・・
いったい何者なんだ?」
シャア・アズナブルは、ミサイルで地下道を崩落させ、なんとか追ってくるガンダムから逃げた。
ジャブロー攻撃を行ったジオン軍のモビルスーツ部隊は、ほぼ壊滅。
ガウ攻撃空母も18機中、8機が撃墜され、ジオン軍のジャブロー降下作戦は失敗に終わった。
この戦いによって地球上での連邦軍の勝利は確実になった。

「我々のホワイトベースに囮(おとり)専門になれとおっしゃるんですか?」
ブライト・ノアは、ホワイトベースの次の任務が陽動作戦であると通達された。
ジオン軍がホワイトベースを重視していることに注目したジャブローの上層部は、まずホワイトベースが単独で月に向かい敵を引きつけ、主力宇宙艦隊がジャブローを発進するという作戦を立てた。
12月2日、出港準備を進めるホワイトベースを1人の軍人が訪ねた。
「ここの責任者はどこだ?
スレッガー・ロウ中尉だ。
今日づけでこっちに配属になった。
ほう、俺もツイてきたな。
こんなキレいなお嬢さんとご一緒できるなんて!」
「ミライ・ヤシマです」
「フンッ」
スレッガー・ロウは手を差し出したが、ミライはそっぽを向いて応じなかった。
12月3日、ホワイトベースがジャブローを出立。
後の追うシャア・アズナブル隊は、その進路が月であることを確認した。
「キシリア様のグラナダに向かうのか?」
「まさかな。
引っかかったんだよ。
木馬は囮だ。
今頃、ジャブローからは主力艦隊が発進しているころだ」
「ならば転進してそれを・・」
「本気か?
我々が背中を向ければ木馬が攻撃してくる」
シャア・アズナブルは、かつての部下、ドレン大尉が指揮するジオン軍キャメルパトロール艦隊と連携し挟撃を目論んだ。
12月5日、ホワイトベースはキャメルパトロール艦隊を全滅させ、中立地帯のサイド6に進路をとった。

サイド6の入管検察官、カムラン・ブルームは、サイド6に入港しようとするホワイトベースのすべての武器の発射口を赤い布を取りつけ、ブライト・ノアに、布が破られると罰金が発生すること、また補給も修理も戦争協力になるためにできないことを告げた。
そしてホワイトベースのブリッジで操舵している、かつての婚約者、ミライを見つけた。
「ミライ、ミライじゃないか。
生きていてくれたのか」
入港作業が終わり、2人きりになると猛アタック。
「なんで僕に連絡してくれなかった!
君の消息を探すのに必死で・・」
「必死で?」
「必死で探させた。
いくら費用が掛かったか知れないくらいだ」
「なぜご自分で探してくださらなかったの?
結局、親同士が決めた結婚話だったのね」
「それは違う、誤解だ。
ゆっくり話し合おう。
これから家にこないか」
そこにスレッガー・ロウが乱入し、カムラン・ブルームから眼鏡を奪い、額に軽くパンチを入れた。
「下手なちょっかい出してほしくないもんだなぁ」
結局、戦争を避けて生きてきたカムラン・ブルームにミライが魅力を感じることはなかった。


ホワイトベースのクルーはサイド6に買い出しに向かった。
円筒形のスペースコロニーは、中心部が港になっていて、ここは無重力。
そこから30㎞ほどエレベーターで降下すると、重さを感じることのできる人口の地上につく。
そこには森や川、野生動物もいた。
クルーたちは山を抜け、街に向かい買い出しを行った
帰り道、偶然、アムロ・レイは本屋で会計をしている父、テム・レイをみつけた。
「と、父さん。
みんな、先に帰ってて」
「おお、アムロ。
ガンダムの戦果はどうだ?」
「はい」
「ウムッ、来るがいい」
テム・レイは、今、自分が住み込んでいるジャンクパーツ屋に息子を連れていき
「こいつをガンダムの記憶回路に取りつけろ」
と部品を渡した。
(こ、こんな古いものを・・父さん酸素欠乏病にかかって・・)
テム・レイはアムロ・レイの知っていた、かつての父親ではなかった。
ザクが起こした爆発によってサイド7から宇宙に放り出され酸素欠乏症となり以前の精悍さはなかった。
アムロ・レイは、父親と別れた後、絶叫しもらったもらった部品を地面に叩きつけ、泣いた。

翌日、アムロ・レイは、再び、父に会うためにオープン仕様のバギーで走っていたが、砂降りの雨に遭った。
「雨の予定表ぐらいくれればいいのに」
前方に家を発見し、玄関で雨宿りさせてもらった。
それは湖畔の家で小さいボートもつないであった。
しばらくすると雨の中、湖に白鳥が舞った。
「鳥だ」
導かれるように庭に歩いていくと1人の美少女が屋根の下の椅子に座っていた。
肌は浅黒く、裾の広がった民族衣装のような黄色のワンピース、額にはヒンドゥー教の女性がするビンディがあった。
「可哀想に・・・」
彼女はつぶやいた。
すると白鳥は雨の中、着水した。
少女はアムロ・レイに気づいた。
「ごめん、別に脅かすつもりじゃなかった」
「・・・・・・」
「あの鳥のこと・・・・・・好きだったのかい?」
「美しいものが嫌いな人がいるのかしら?
それが年老いて死んでいくのをみるのは哀しい事ではなくて?」
「僕の聞きたいことはそういうことではなくて・・」
「雨がやんだわ」
と少女が立ち上がり、アムロに近づいた。
「フフフッ綺麗な目をしているのね」
「そ、そう?」
少女は裸足でかけていった。

アムロ・レイは父親に会った後、変わってしまった彼に心の中で別れを告げた。
そして帰り道、ヌカるんだ道にタイヤをとられてしまった。
アクセルを踏んでもスリップして脱けられない。
すると前から1台の車が来たので手を上げて助けを求めた。
車はアムロ・レイに泥をかけながら停車。
降りてきたのはシャア・アズナブルだった。
「すまんな、君。
なにぶんにも運転者が未熟なものでね。
泥はかからなかったかね」
(シャア!)
驚きながらアムロ・レイは冷静に答えた。
「いいえ、よけられましたから」
「ごめんなさい。
スピードを出し過ぎたみたいね」
続いて湖畔の家であった少女が車を降りてきた。
彼女はシャア・アズナブルによって見出され、ジオンのニュータイプ養成機関で育てられたジオン軍少尉だった。
「車で引かないとダメだな。
ララァ、トランクを開けてくれ。
君も手を・・・」
「アムロ・レイです」
「ンッ?アムロ・レイ?
不思議と知っているような名だな」
首をかしげるシャア・アズナブルをみてアムロ・レイは思った。
(そう、知っている。
僕はあなたを知っている。
それにあの子ララァといったな)
アムロ・レイは、我に返って牽引する準備をするシャア・アズナブルにいった。
「すみません。
お手伝いします」
「かまわんよ。
もうすんだ」
「すみません。
あのお名前は?」
「シャア・アズナブル。
みての通り軍人だ。
ララァ、ゆっくり車を発進させるんだ」
バギーは無事、ぬかるみから引き出された。
「君は年はいくつだ?」
「16歳です」
「そうか、若いな。
敵の士官をみて硬くなるのはわかるが、せめて礼の一言くらいはいってほしいものだな」
「あっ、すいません」
アムロ・レイは慌てて牽引の後片づけを手伝った。
そして
「ほんとに、あの・・・・ありがとうございました」
と礼をいうとあわててバギーで走り去った。
「どうしたんだあの少年」
「ウフフッ、怯えていたんですよ。
大佐が赤い彗星のシャアとわかったので」

ホワイトベースではサイド6からの出港についてミーティングを行われていた。
宇宙ではジオン軍が待っているのがわかっていた。
そこにカムラン・ブルームが来訪し
「サイド6の空域内でも攻撃してくるかもしれません。
せめてこの空域内だけでも私に水先案内をさせてください。
自家用機がありませので盾代わりにはなると思います」
と申し出た。
しかしミライは反発。
「余計な事をしないで頂きたいわ」
「君がこの船を下りないというなら、せめて僕の好意を」
「それを余計なことでなくて何なの」
それをみていたスレッガー・ロウはいきなりミライを平手打ち。
「バカ野郎!
この人は本気なんだよ。
わかる?
そうでもなきゃこんな無茶いえるか」
そしてカムラン・ブルームにも肩を叩きながらいった。
「あんたもあんたじゃないの。
あんなにグダグダいわれて、なんで黙ってんの」
「殴らなくたって・・・」
「本気なら殴れるはずだ」
「そんな野蛮な・・・」
「そうだ、カムランさん、気合いの問題なんだよ」
「お気持ちが変わらなければお願いできませんか?
カムラン検察官」
(ブライト・ノア)
こうしてホワイトベースはカムラン・ブルームに先導されてサイド6を出た。
ジオン軍は即座に反応。
「リックドム、全機発進させろ。
急げよ。
領空侵犯も構わん」
ドムに至近距離であおられながら、
「領空を出るまでは・・・いや、この船でついていけるところまではお供させてもらいます」
と粘るカムラン・ブルームだったが
「カムラン、ありがとう。
お気持ちは頂いたわ。
でも、でも帰ってください・・」
とミライに促され、船を反転させ、ホワイトベースの横を通過するときブリッジにその姿を追った。
(生き延びてくれよ、ミライ)
この後、ガンダムは12機のリックドムを全滅させ、さらに敵将の乗る戦艦、チベも爆発させた。
ニュータイプとして覚醒を始め、さらに感覚が鋭くなったアムロ・レイに泣き虫だった面影はなく、精悍さを増していた。

地球連邦軍は、戦争初期にルウムでの大敗で失った宇宙艦隊の再建を果たした上、モビルスーツを戦力に加えた。
「ソロモンを攻撃してくる可能性が高い」
ギレン・ザビはそう予想し、弟、ドズル・ザビと妹、キシリア・ザビに戦力の結集を命じた。
同じ頃、父、デギン・ザビは、ジオン公国首相:ダルシア・バハロと密かに地球連邦との和平について話し合っていた。
「とにかくギレンめ、弟を死なせておいてまったく動ぜん。
異常だよ」

ホワイトベースは牧畜と観光のために建設されたコロニー、テキサスコロニーに着いた。
戦争が始まるとテキサスコロニーは放棄され、人はおらず砂漠化が進んでいた。
シャア・アズナブルとララァ・スンは研究者と共に、ニュータイプ専用兵器「サイコミュ(サイコ・コミュニケーター)」を実戦に導入するべく最終テストを行っていた。
「なにかしら・・」
ララァ・スンはホワイトベースからテキサスコロニー内の偵察のため放たれたガンダムの気配を感じ取った。
シャア・アズナブルは、ジオン軍では初の強力な携行ビーム兵器を持つ新型モビルスーツ、ゲルググで出ることにした。
「テストを兼ねて偵察してみる。
脱出の用意をしておけ」
「はい、しかし・・・」
整備士は少し難色を示した。
「わかっている。
ゲルググのデーターは頭に入れてある」
「ノーマルスーツを着てはいただけませんか?」
「私はモビルスーツに乗っても必ず帰ってくる主義だ。
死にたくない一心でな。
だから戦闘服だのノーマルスーツなどは着ないのだよ。
上げてくれ」
「はい」
シャア・アズナブルはララァ・スンに
「モビルスーツとの接触があるかもしれん。
そのときは安全なところからよくいみておけ」
といい、彼女はジープに乗って赤色のゲルググを追った。
「ガンダムとはな!」
ゲルググはガンダムを攻撃。
戦闘中、ガンダムが地雷原に飛び込むと
「ララァ、伏せろ」
とゲルググでララァ・スンを爆発から守り、帰艦を命じた。

ホワイトベースは、地球連邦軍、第3艦隊と合流。
ワッケイン司令はノア・ブライトに
「ホワイトベースは我々と共にソロモン攻略の先鋒となる」
と告げた。
12月22日、地球連邦軍の連合艦隊がルナツーを出航。
同日、ジオン軍は、新兵器「ソーラ・レイ」開発のためサイド3、マハルコロニーの住民を強制疎開させた。
12月24日、地球連邦軍のソロモン攻略作戦、「チェンバロ作戦」が開始。
ジオン軍は激しく抵抗し、宇宙に無数の光と爆発が起こり、その度に命が散っていった。
地球連邦軍は、ソーラーシステムを照射し、ソロモンの第6ゲートに焦光。
ソロモンは新兵器によって焼かれた。
撤退を始めるジオン軍もあったが、その後も戦闘は熾烈を極め、スレッガー・ロウはコアブースターが被弾したためホワイトベースに帰艦。
「中尉、死なないでください」
修理を受けて再出撃しようとするスレッガー・ロウにミライは泣きながら想いを告げた。
スレッガー・ロウは、そんなミライに母親の形見の指輪を託した。
「宙(そら)でなくしたら大変だ。
預かっといてくれ」
いくつもの生と死が交錯している戦場で、ひと時、2人は重なり口づけを交わした。

「フフフッ、こうも簡単にソロモンが落ちるとはな」
一方、ソロモンの放棄を決めたドズル・ザビは、家族と部下に撤退を命じ、自らはモビル・アーマー、ビグ・ザムに乗り、地球連邦軍の主力に特攻をかけた。
ビグザムは、モビルアーマーの中でも特に巨大で、円盤のような胴体に2本の脚部、強力な火器を多数備えた異形の機体だった。
ビグ・ザムは、1年戦争で最大かつ最強といわれ、地球連邦軍の長距離ビームを受けてもビクともせずに突進しメガ粒子砲で多数の戦艦を一気に殲滅した。
「圧倒的じゃないか」
(アムロ・レイ)
「ハハハッ、みたか。
ビグ・ザムが量産の暁には連邦など一気に叩いてみせるわ」
(ドズル・ザビ)
「ガンダムちゃん、しっかり面倒みてよ。
悲しいけど、コレ、戦争なのよね」
ビームバリアを持つビグ・ザムには直接攻撃しかないと、スレッガー・ロウは突っ込んでいった。
アムロ・レイは、その後に続いた。
「下か!
耐空防御」
ドズル・ザビは下に潜り込もうとするコアブースターにビグ・ザムの爪を発射。
「まだまだあ」
コックピットに爪を突き刺されたままスレッガー・ロウは突進し、ビグ・ザムを下から突き上げるようにして爆死。
「やったな」
それでも倒れないビグ・ザムをアムロレイはビームサーベルで斬った。
「たかが一機のモビルスーツに、このビグ・ザムが・・・
やらせるかぁ」
切り裂かれ燃え盛るコックピットの中からドズル・ザビはガンダムめがけライフル銃を乱射。
「何者なんだ!
なんだ!」
アムロ・レイは、ドズル・ザビの後ろに大きな悪魔の姿をみた。
「貴様ごときモビルスーツにジオンの栄光をやらせはせんぞ」
そう叫びながらドズル・ザビは爆死。
地球連邦軍のソロモン攻略は完了。
ジオン軍に残されたのは、宇宙要塞アー・バオア・クー、月面基地グラナダ、そしてジオン本国のみとなった。
約40機のコロニーで形成されるジオン公国の総人口は1億5000万人。
この戦争においてまだ1番被害が少ないサイドだった。

12月25日、ソロモンを奪われた翌日、ギレン・ザビ総帥は、父、デギン・ザビ公王に新兵器「ソーラ・レイ」開発の裁可を得た。
「直径6kmからのレーザーなら連邦を殲滅するのも易しかろう」
(デギン・ザビ)
「はい」
(ギレン・ザビ)
「勝ってな、どうするつもりか」
「せっかく減った人口です。
これ以上増やさずに優良な人種だけを残します」
「貴公、知っておるのか?
アドルフ・ヒトラーを」
「ヒトラー?
旧世紀の人物ですな」
「独裁者でな。
世界を読み切れなかった男だ。
貴公はヒトラーのシッポだな」
「私とてジオン・ダイクンの革命に参加した者です。
人類がただ数を増やすだけでは人の軟弱を生み、軟弱は人を滅ぼします。
地球連邦の絶対民主制が何を生みましたか?
官僚の増大と情実の世を生み、後はひたすら資源を消費する大衆を育てただけです。
今時大戦の共食いを生んだのも連邦の軟弱さ故です。
もう人類は限界を超えましたよ。
私はア・バオア・クーで指揮を執ります。
ま、勝ってみせますよ。
その上で真のニュータイプの開花を待ちましょう。
ヒトラーの尻尾の戦いぶりをご覧下さい」
立ち去る長男の背中にデギン・ザビはつぶやいた。
「ヒトラーは身内に殺されたのだぞ」

地球連邦軍は、ソロモンをコンペイトウに改名し自らの拠点として機能を取り戻させた。
そして奇妙な事件が起こり始めた。
コンペイトウ周辺で地球連保軍に対する正体不明の攻撃が連続で発生。
姿がみえぬまま敵に戦艦が次々に破壊されたため
「ソロモンの亡霊」
と恐れられた。
その正体は、ニュータイプの少女、ジオン軍のララァ・スン少尉が操縦するモビルアーマー、エルメスだった。
エルメスは、ニュータイプ専用操縦システム「サイコミュ」を搭載し、ワイヤレスで操作される無人ビーム砲端末「ビット」を多数装備し、多方向からの射撃で敵を撃破するオールレンジ攻撃を得意としていた。
ララァ・スンのニュータイプ能力は非常に高く、長距離からビットをコントロールして地球連邦軍の艦船やモビルスーツを次々と撃破していった。
地球連邦軍は、多くの被害を出しながらなんとかエルメスの外観を撮影することに成功。
「トンガリ帽子」というアダ名をつけた。
宇宙の遠くで次々と起こる爆発の光をみて、ゲルググでエルメスの護衛をしていたシャア・アズナブルは感嘆した。
「あの輝きがララァが仕掛けたものか。
すごいものだな」
月面基地「グラナダ」へ帰投するとシャア・アズナブルは、キシリア・ザビに呼ばれた。
「やはりな。
いわれてみれば父上の面影がある。
気づかぬものだ」
シャア・アズナブルの正体が、ジオン・ズム・ダイクンの息子、キャスパル・ズム・ダイクンであると見抜いたキシリア・ザビは、
「すでにザビ家打倒をあきらめた」
というシャア・アズナブルの本心を問い正した。
「父のいうようなニュータイプの時代の変革があるのならばみてみたい。
それが自分の野心です」
「ギレン総帥を私は好かぬ。
それだけは覚えておいておくれ」
その頃、コンペイトウではジオン本国への侵攻作戦「星1号作戦」を発動。
デギン・ザビ公王は、政治家の和平工作を待ち切れず、自ら地球連邦軍と折衝を行うため、ジオン公国を出立した。
ギレン・ザビの独走を止めたい一心で行った行動だったが、
「老いたな、父上。
時すでに遅いのだがな」
父親の乗る戦艦、グレートデギン号の背中をみながらギレン・ザビはつぶやいた。

12月28日、ジオン軍艦隊が地球連邦軍に向け発進。
大規模な戦闘が開始された。
その中で突然、ガンダムは攻撃を受けた。
「トンガリ帽子だな」
アムロ・レイが、そう感じた直後、複数のビットが接近し、ガンダムの周囲を高速ランダム移動しながらオールレンジ攻撃。
「トンガリ帽子の付録か」
最初はアムロ・レイは防戦一方だったが
「みえるぞ」
と恐るべき集中力を発揮しビットの動きと攻撃を予想し撃破。
ビット攻撃を破られたエルメスは新しいビットを放ちながら自ら接近し直接攻撃。
交戦の最中、アムロ・レイとララァ・スン、ニュータイプの2人はお互いを認識し、戦いながら意識を共鳴させた。
「ア・ム・ロ」
「ララァならなぜ戦う」
「(シャア)大佐を傷つけるいけない人」
「そんなバカな」
「あなたは力があり過ぎるのよ
あなたを倒さねばシャアが死ぬ」
「シャア?
それが・・」
「なぜなの。
あなたと出会ったからってどうなるの。
どうにもならないわ。
どうにも。
あなたは私にとって遅すぎた」
「僕にとってあなたは突然すぎた」
そのとき激怒したシャア・アズナブルが2人の中に割って入った。
「ララァッ!
奴とのジャレ事をやめろ」
ゲルググで突進し、ガンダムと交戦。
「兄さん、下がってください」
さらにそれを見つけたセイラ・マスが乗るコアブースターも参戦したため、4つ巴の戦いとなった。
妹とは知らずにコアブースターを斬ろうとするゲルググに、ニュータイプとしてすべてを感じとったララァ・スンが警告。
「大佐、いけません」
「アルテイシアか」
ゲルググがビームナギナタを止めた右腕をガンダムは容赦なく斬り落とした。
「シャア、覚悟」
とどめのビームサーベルを突こうとするガンダム。
「大佐!」
ララァはエルメスで突進し、シャア・アズナブルの盾となりガンダムのビームサーベルでコックピットを貫かれ死んだ。
「ララァ」
ララァの死に泣きながら放心状態のアムロ・レイ。
撤退するゲルググの中でシャア・アズナブルも仮面の下から涙を流した。
ララァ・スンは2人の男にとって「永遠の女」となった。
この残酷過ぎる運命によって・・・・

12月30日、ギレン・ザビ総帥が指揮し、ジオン軍にとって最終防衛拠点である宇宙要塞アー・バオア・クー。
ここを失えばジオン公国は無防備な本土をさらけ出すことになる。
地球連邦軍にとって戦いは最終局面に入った。
「ジオンに残された戦力は決して多くない。
しかしジオンとてこの戦いの重要性はよく知っていよう。
だからこそこの戦いには必ず勝たなくてはならない。
連邦の勝利をより確実なものにするために。
諸君らの健闘を期待する。
以上」
レビル将軍率いる連合主力艦隊が集結。
一方、密かにデギン・ザビ公王が乗るグレートデギン号が、和平交渉を行うためにレビル将軍の戦艦に接弦した。
まさにそのときギレン・ザビは最終兵器を起動させようとしていた。
「アー・バオア・クーのギレンである。
敵のレビル艦隊の主力は3隊に分かれて進行中であるが、ソーラーレイで、この半分を殲滅できる。
ソーラーレイ、スタンバイ」
「了解であります。
ソーラーレイ、スタンバイ」
「発電システム異常なし。
マイクロウェーブ送電良好。
出力、8500万GW、パー、セカンド。」
「発射角度、ダウン012、ライト、0032」
「8時方向の、そこのムサイ、下がれ!
放出出力が下がる!」
宇宙に多数の超大型ソーラーパネルが開かれ展開。
集められたエネルギーは、改造されたマハルコロニーに集められていった。
「ソーラーレイ稼働8秒前!
7、6、5、4、3、2、1」
12月30日21時5分、ジオン軍は、ソーラ・レイを発射。
宇宙に巨大な閃光が走り、地球連邦軍の連合艦隊の1/3が壊滅。
公王デギン・ザビ、レビル将軍を含む多くの人員が戦死。

12月31日0時00分、レビル将軍を失った地球連邦軍は「星1号作戦」の強行を決定。
1時17分、アー・バオア・クーのギレン・ザビ総帥も出陣演説を行った。
「我が忠勇なジオン軍兵士たちよ。
いまや地球連邦軍艦隊の半数が我がソーラーレイによって宇宙に消えた。
この輝きこそ我らジオンの正義の証である。
決定的打撃を受けた地球連邦軍にいかほどの戦力が残っていようと、それはすでに傀儡である。
あえていおう。
カスであると。
それら軟弱の集団が、このアー・バオア・クーを抜くことはできないと私は断言する。
人類は我ら選ばれた優良種たるジオン国国民に管理運営されてはじめて永久に生きのびることができる。
これ以上戦い続けては人類存亡そのものに関わるのだ。
地球連邦の無能なる者どもに思い知らせ。
明日の未来のために。
我がジオン国国民は立たねばならんのである。
ジーク・ジオン!」
「ジーク・ジオン!」
ジオンの士気が頂点に達っした。

5時、地球連邦軍は残存艦隊の再編を完了。
8時、地球連邦軍がア・パオア・クー攻略作戦を開始。
戦況は、お互いに引かず膠着状態。
9時、シャア・アズナブルは、キシリア・ザビからニュータイプ専用のサイコミュ・システムを搭載したMSN-02 ジオングを与えられた。
両腕の肘から先を放ち、5連装メガ粒子砲を有線誘導したオールレンジ攻撃が可能。
その他、身体各部に13門もの大型メガ粒子砲を装備してあった。
「脚はついていないな」
「脚なんて、あんなの飾りです。
偉い人にはそれがわからんのです」
(ア・パオア・クー防衛隊技術整備士、リオ・マリーニ曹長)
「使い方はさっきの説明でわかるが、サイコミュが私に使えるかな?」
「大佐のニュータイプの能力は未知数です。
保証できるわけありません」
「ハッキリいう。
気に入らんな」
「どうも。
気休めかもしれませんが大佐ならうまくやれますよ」
「ありがとう。
信じよう」
そういってシャア・アズナブルは出撃。
「さて問題は私に明確なニュータイプの素養があるかどうかだ。
ララァ、私を導いてくれ」
ジオングは戦場を駆け抜け、連邦軍のモビルスーツや戦艦を蹴散らせていった。

9時25分、
「フフフッ、Nフィールドはドロス(ジオン軍ドロス級大型空母1番艦)の部隊だけで支え切れそうだ」
ア・バオア・クーの司令室でギレン・ザビは椅子に座り戦況を見つめていた。
キシリア・ザビは、その背後に歩み寄った。
「結構なことで」
「んっ?」
「グレートデギン、父が乗っていた。
その上で連邦軍と共に。
何故です?」
「やむを得んだろう。
タイミングずれの和平交渉がなんになるか」
「死なすことはありませんでしたなあ、総帥」
キシリア・ザビはギレン・ザビのこめかみに銃口を向けた。
「フッ、冗談はよせ」
「意外と兄上も甘いようで」
キシリア・ザビがそういって引き金を引くとギレン・ザビは後頭部から撃ち抜かれ、体を前方に舞わせた。
「死体を片づけい!
父殺しの罪はたとえ総帥でもまぬがれることはできない。
異議のある者はこの戦いの後、法廷に申し立てい。
ア・パオア・クーの指揮は私がとる」
司令室内にいた将兵が動揺する中、ギレン・ザビの腹心だったトワニング准将は叫んだ。
「ギレン総帥は名誉の戦死をされた。
キシリア閣下、ご采配を」

ホワイトベースは、激しい戦闘でエンジンを撃たれ、やむを得ず切り離し、ア・パオア・クー内のドッグに座礁。
ブライト・ノアは白兵戦の指示。
敵のドッグ内で身動きの取れないホワイトベースは、四方八方から攻撃を受けながら、カイとハヤトのガンキャノン2機と共に総員で反撃。


9時40分、ア・バオア・クー防衛宙域Nフィールドにて、ジオン軍ドロス級大型空母1番艦「ドロス」撃沈。
10時10分、ア・バオア・クー防衛宙域Sフィールドにて、ジオン軍ドロス級大型空母2番艦「ドロワ」撃沈。
一部の部隊が戦線離脱を開始。
やっとア・バオア・クーにたどり着いたガンダムに、ジオングが突進。
アムロ・レイとシャア・アズナブルも最後の戦いへ入った。
ニュータイプ同士、高速の戦いが続いたが、ガンダムは接近戦に持ち込みジオングの左腕を破壊。
「ガンダム!」
「こう近づけば四方からの攻撃は無理だな。
シャア」
「な、なんだ?」
「なぜララァを巻き込んだのだ。
ララァは戦いをする人ではなかった」
「ええい」
ジオングもガンダムの左腕を破壊したが、すぐに右腕をやられたため逃げた。
シャアはコックピットでノーマルスーツに着替え、胴体部のコックピットから頭部コックピットへ移動。
「ガンダムのパイロット、アムロとかいったな。
どうする。
あのニュータイプに打ち勝つ方法は」
焦るシャアの攻撃を読んだガンダムは、ジオングの胴体中央をビームライフルで撃ち抜いた。
「ガンダム」
ジオングは、頭部を切り離しメガ粒子砲でガンダムの頭部を破壊した。
「シャアめ。
まだだ。
たかがメインカメラをやられただけだ」
アムロ・レイは連射したが、ジオングは逃げた。
「赤い彗星も地に落ちたものだな」
胴体部を破壊されたジオングから識別信号がなくなるとキシリア・ザビはつぶやいた。
そして密かにトワニング准将を呼び寄せいった。
「私の脱出15分後にここを降伏させるのだ」
「し、しかし」
「グラナダの戦力と本国の戦力が残っているうちに・・」
「しかし今となっては脱出こそ至難の業かと・・」
「私が生き延びねばジオンは失われる」
「降伏後、私の身柄は?」
「捕虜交換の折りに引き上げよう。
船の用意を」
「直ちに!」

11時30分、
「シャアだってわかっているはずだ。
本当に倒すべき相手が誰だっていうことを」
左腕と頭部を失ったガンダムはア・バオア・クー内を歩行移動しジオングを探した。
「いるな」
そして前方になにかを感じるとアムロ・レイはコックピットから出た。
ガンダムは自動で歩いていき、上方の死角で待ち伏せていたジオングの頭部に向かってビームライフを発射。
ジオングもメガ粒子砲を発射。
両機は相討ちになり大破。
「まっすぐ行けばア・バオア・クーの核へいける」
ア・バオア・クーの中枢部へ行こうとするアムロ・レイの背後からシャア・アズナブルが現れた。
「貴様がララァを戦いに引き込んだ」
「それが許せんというなら間違いだな、アムロ君」
「な、何」
「戦争がなければララァのニュータイプへの目覚めはなかった」
「それは理屈だ」
「しかし正しいものの見方だ」
「それ以上近づくと撃つぞ」
「君はいかに自分が危険な人間かわかっていない。
素直にニュータイプのありようを示し過ぎた」
「だからなんだというんだ」
「人は流れに乗ればいい。
だから私は君を殺す」
2人のニュータイプは拳銃とライフルで撃ち合った。

敵のドッグ内で身動きの取れないホワイトベースは、四方八方から攻撃を受けながら、総員が武器を持って反撃。
ガンキャノン2機は奮闘の末、破壊され、カイとハヤトも白兵戦に入った。
コアブースターでホワイトベースに戻ったセイラ・マスも白兵戦に入ろうとした。
しかし兄、シャア・アズナブルの存在を感知し、敵地を拳銃1つで進んでいった。
しゃべり声が聞こえるほど近くにいる敵兵とあちこちで起こる爆発をかいくぐって進んでいくと、やがてシャア・アズナブルとアムロ・レイの声が聞こえてきた。
「貴様が最強の兵だからだ」
「本当のザビ家ではないのか」
モビルスーツ戦に続いて銃撃戦でも決着がつかなかった2人は剣を持って戦っていた。
「やめなさい、アムロ。
やめなさい、兄さん」
そうセイラ・マスが叫んだ直後、2人は交錯。
勢いあまって頭と頭を突き合わせ抱き合う形になった。
アムロの剣先はシャアの額に当たっていたがヘルメットのために貫通せず、一方、シャア・アズナブルの剣はアムロ・レイの右肩を貫いていた。
そのときセイラ・マスの背後で爆発が起こり、3人は吹き飛ばされ、位置関係を変えた。
「あっ、アムロ、大丈夫?」
(セイラ・マス)
「ウッ・・・」
(アムロ・レイ)
「アルテイシア!」
(シャア・アズナブル)
「兄さん、やめてください。
アムロに恨みがあるわけではないでしょう」
「しかし敵にするわけにはいかん。
相手であれば倒せるときに・・・」
「兄さんの敵はザビ家ではなかったの」
「ザビ家打倒などもうついでのことなのだ、アルテイシア。
ジオン亡き後はニュータイプの時代だ。
アムロ君がこの私のいうことがわかるのなら、私の同志になれ。
ララァも喜ぶ」
「なにっ?!」
「兄さん、なんてことを。
あっ!」
「あっ!」
「うわっ!」
再び爆発が起こり、シャア・アズナブルはセイラ・マスを助けにいった。
「兄さん、額の傷は・・」
「ヘルメットがなければ即死だった」
1人だけ違う場所に飛ばされたアムロ・レイは折れた剣の刃を自分で引き抜いた。

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