OVA版【新カラテ地獄変】梶原一騎による空手漫画がアニメ化！空手バカ一代との比較も！

今回の記事では、こちらのOVA版『新カラテ地獄変』の内容を中心に振り返っていきます。

そんな徹源の生活は喧嘩に明け暮れる毎日。その腕っぷしの強さを発揮するも、ヤクザものとして暮らす徹源の心は荒んでいく一方でした。しかし、向かうところ敵なしの徹源と互角の力をもつ侠客・柳ヶ瀬次郎の登場は徹源に衝撃を与えることになります。
柳ヶ瀬にタイマンでの果し合いを申し込む徹源。しかし、その結果はドラマチックな展開を迎えることに…

そのようなことのために空手の修練を積んできたのではないと、白月王の申し出をきっぱりと断わる徹源。しかし、このことをきっかけに、徹源は白月王が率いる中国武術グループと、その対立関係にある地元マフィアとの抗争に巻き込まれていくことに。
カンフーの達人として、徹源をも驚愕させる実力をもつ白月王。徹源と白月王が拳を交え、その先に迎える結末とは…

寸止めの空手を受け入れないという姿勢だったり、海外での腕試しといった展開も『空手バカ一代』と似ていますよね。
ただし、『空手バカ一代』は大山倍達の強さという部分にフォーカスを当てているのに対し、『新カラテ地獄変』では女性との熱情といった要素が強く、救出劇などのドラマチックな展開をしていくのは少し感覚が違うところかもしれません。

梶原一騎さんの作品といえば、

などなど、数々の名作を挙げられると思います。その象徴ともいえる場面のひとつに、壮絶なリンチ・虐待といった場面が描かれることも少なくありません。
『あしたのジョー』でいうなら少年院で描かれた”パラシュート部隊”、『タイガーマスク』ならプロレスラーとして修練を積んだ虎の穴での激しいトレーニング、このようなところに代表されるバイオレンスな描写は有名ですよね。
OVA版『新カラテ地獄変』にも無残なリンチの場面が描かれており、その対象は弱い立場にある女性に向けられています。地上波で放送される作品ではないだけに、過激な性的描写が多いのはOVA版『新カラテ地獄変』の特徴といえるでしょう。

『空手バカ一代』を手掛けた梶原一騎さんの別の物語としてお楽しみいただける『新カラテ地獄変』。元々は『ボディガード牙』から派生したコンテンツとして生み出されたものですが、こちらも大山倍達さんへのリスペクトが詰まっていると思います。両者に類似している場面・要素を比べながら視聴するのも面白いでしょう。
梶原一騎さんの作品にはバイオレンス描写が多く、OVA版『新カラテ地獄変』で描かれる虐待・リンチといった場面も凄惨なものです。その手の描写を好むユーザーには堪らない魅力を秘めたコンテンツといえるのかもしれません。とくにOVA版『新カラテ地獄変』に関して、性的描写が多いところは大きな特徴といえます。
記事内には本編動画も掲載していますので、この機会にぜひアニメ本編をご覧になって、その魅力を堪能なさってください。元々の物語の幹といえる『ボディガード牙』シリーズもご覧になっていただければと思います。