【幸福の黄色いハンカチ】第1回(1978年度)日本アカデミー賞を振り返る!【高倉健】

【幸福の黄色いハンカチ】第1回(1978年度)日本アカデミー賞を振り返る!【高倉健】

1978年と言えば、新東京国際空港(現・成田国際空港)が開港された年。日中平和友好条約が調印されたり、超高層ビル「サンシャイン60」が開館したりした年でもあった。そんな1978年の日本アカデミー賞を振り返ってみよう。


第1回日本アカデミー賞

第1回日本アカデミー賞は1978年4月6日に帝国劇場・帝国ホテルで開催された日本アカデミー賞発表・授賞式である。司会は岡田真澄と土居まさる。

最優秀作品賞『幸福の黄色いハンカチ』

1971年に『ニューヨーク・ポスト』紙に掲載された、ピート・ハミルのコラム『Going Home』を基にしたロード・ムービー。

北海道を舞台にして、刑期を終えて刑務所から出てきたばかりの男が、偶然出会った若い男女とともに愛する妻の元へ向かうまでを描く。

第51回キネマ旬報賞、第32回毎日映画コンクール、第20回ブルーリボン賞、第2回報知映画賞など数々の映画賞を受賞した。

幸福の黄色いハンカチ

優秀作品賞は以下の通り。

青春の門 自立篇
竹山ひとり旅
八甲田山
はなれ瞽女おりん

最優秀監督賞:山田洋次『幸福の黄色いハンカチ』

山田洋次監督は、『男はつらいよ』シリーズや『釣りバカ日誌』シリーズで有名。終戦後に中国の大連から日本に引き揚げた経験があり、その時の体験から、流れ者や社会の逸脱者を多く描いている。

山田監督が『幸福の黄色いハンカチ』の原作を知ったきっかけは、「男はつらいよ」撮影中の合間に、倍賞千恵子が「幸せの黄色いリボン」の歌を口ずさんでいて、それを聞いて質問したことから。「幸せの黄色いリボン」の歌は、この話をもとにした曲で、アメリカのポップス歌手ドーンのもの。倍賞は知人に紹介されてこの曲を知った。

山田洋次

優秀監督賞と作品は以下の通り。

市川崑(悪魔の手毬唄/獄門島)
篠田正浩(はなれ瞽女おりん)
新藤兼人(竹山ひとり旅)
森谷司郎(八甲田山)

最優秀主演男優賞:高倉健『幸福の黄色いハンカチ』『八甲田山』

高倉健は福岡県中間市出身。日本アカデミー賞の最優秀主演男優賞を4回受賞しており、今回が初の受賞。

『幸福の黄色いハンカチ』では不器用な男、島勇作を演じてブルーリボン賞 主演男優賞も受賞している。『八甲田山』では、徳島大尉を演じており、こちらもブルーリボン賞 主演男優賞を獲得した。

高倉健

優秀主演男優賞は以下の通り。

渥美清(男はつらいよ 寅次郎頑張れ!/男はつらいよ 寅次郎と殿様/八つ墓村)
北大路欣也(アラスカ物語/八甲田山)
郷ひろみ(おとうと/突然 嵐のように)
林隆三(竹山ひとり旅)

最優秀主演女優賞:岩下志麻『はなれ瞽女おりん』

『はなれ瞽女(ごぜ)おりん』は、1975年の水上勉による小説を原作とした作品。監督は篠田正浩。北陸の美しい四季の景色を背景にして、盲目の旅芸人である瞽女の姿を描いた。

岩下志麻は、おりん役での受賞。本作で第2回報知映画賞主演女優賞も獲得した。
東京都中央区出身。俳優の父・野々村潔と、元新劇女優の山岸美代子の長女である。映画『極道の妻たち』シリーズで有名。

はなれ瞽女おりん

優秀主演女優賞は以下の通り。

秋吉久美子(姿三四郎/八甲田山/突然 嵐のように)
岸惠子(悪魔の手毬唄)
倍賞千恵子(男はつらいよシリーズ/幸福の黄色いハンカチ)
山口百恵(霧の旗/春琴抄/泥だらけの純情)

最優秀助演男優賞:武田鉄矢『幸福の黄色いハンカチ』

武田鉄矢は福岡県福岡市出身。『幸福の黄色いハンカチ』の劇中でも、福岡県出身の男である花田欽也を演じている。

武田は本作に役者として抜擢されるまで、演技実績がほとんどなかった。その上、本業の歌手としても人気低迷期にあり、オファーが来た時は「売れてない歌手をからかいにでも来たのか」と思ったとのこと。しかしこの作品で見事に役者としての新境地を開拓した。

武田鉄矢

優秀助演男優賞は以下の通り。

加藤武(悪魔の手毬唄/獄門島)
川谷拓三(河内のオッサンの唄 よう来たのワレ/ドカベン/日本の仁義/ピラニア軍団 ダボシャツの天)
三國連太郎(霧の旗/八甲田山)
若山富三郎(悪魔の手毬唄/陰獣/姿三四郎)

最優秀助演女優賞:桃井かおり『幸福の黄色いハンカチ』

桃井かおりは東京都世田谷区出身。『幸福の黄色いハンカチ』には、都会出身の女性である小川朱美役で出演。これまで桃井は気怠く性に奔放な女性という役柄が多かったが、そうではない一面を演じた。

1981年からは渡米し、活躍の場をハリウッドにも広げている。また、近年では映画監督やジュエリーデザイン、雑誌創刊なども手がける。

桃井かおり

優秀助演女優賞は以下の通り。

いしだあゆみ(青春の門 自立篇)
大竹しのぶ(男はつらいよ 寅次郎頑張れ!/季節風/青春の門 自立篇)
乙羽信子(竹山ひとり旅)
奈良岡朋子(はなれ瞽女おりん)

関連する投稿


伝説のドラマ続編!FOD『102回目のプロポーズ』完成披露試写会に唐田えりからが登壇

伝説のドラマ続編!FOD『102回目のプロポーズ』完成披露試写会に唐田えりからが登壇

フジテレビの動画配信サービスFODで配信開始したドラマ『102回目のプロポーズ』の完成披露試写会が開催されました。唐田えりか、せいや、伊藤健太郎、武田鉄矢らが登壇し、伝説のドラマ『101回目のプロポーズ』の続編にかける熱い想いや、撮影現場での心温まるエピソードを語り合いました。


抜群のスタイルで💦世の脚光を浴びた『広田恵子』現在は?!

抜群のスタイルで💦世の脚光を浴びた『広田恵子』現在は?!

高校時代からモデル活動を始め1986年に「カネボウ・スイムウエアイメージモデル」として脚光を浴びた広田恵子さん。現在は家族で〇〇を組んで活動している・・・。


「世界・ふしぎ発見!」のミステリーハンターも務めた女優『ジュリー・ドレフュス』!!

「世界・ふしぎ発見!」のミステリーハンターも務めた女優『ジュリー・ドレフュス』!!

1991年3月にミステリーハンターとして登場されると出演回数8回で、出演回数ランキング33位となるジュリー・ドレフュス さん。2013年出演のドラマ「老舗旅館の女将日記」を最後にメディアで見かけなくなり気になりまとめてみました。


「ひとりでできるもん!」の主人公で3代目まいちゃんの『伊倉愛美』現在は?!

「ひとりでできるもん!」の主人公で3代目まいちゃんの『伊倉愛美』現在は?!

2000年4月から『ひとりでできるもん!』に主人公・今田まい(3代目まいちゃん)役としてレギュラー出演した伊倉愛美さん。現在は結婚されお母さんに・・・。


中学3年生でモデルデビューした「ワンギャル」第4期生でモデルの『 竹下玲奈』!!

中学3年生でモデルデビューした「ワンギャル」第4期生でモデルの『 竹下玲奈』!!

鹿児島県奄美大島で生まれ育った竹下玲奈さん、15歳当時の中学3年生時にスカウトを受け、1997年に雑誌『プチセブン』誌上でモデル業を開始しワンギャルとしても活躍されていました。


最新の投稿


昭和100年を祝う夜!グランドプリンスホテル広島でTEPPANの歌謡ライブ&打ち上げ花火が開催決定

昭和100年を祝う夜!グランドプリンスホテル広島でTEPPANの歌謡ライブ&打ち上げ花火が開催決定

2026年5月5日、グランドプリンスホテル広島にて「昭和100年」を記念したスペシャルイベントが開催される。広島発の4人組ボーカルグループ「TEPPAN」による昭和歌謡ライブに加え、夜空を彩る打ち上げ花火も予定。ライブ観覧は無料。さらにホテル上層階のレストランではCD付きの特別ディナープランも登場する。


樋屋奇応丸の倉庫から幻の音源発見!デューク・エイセスが歌う昭和のCMソングが高音質で蘇る

樋屋奇応丸の倉庫から幻の音源発見!デューク・エイセスが歌う昭和のCMソングが高音質で蘇る

「ひや・きおーがん」のフレーズで親しまれる樋屋製薬の社内倉庫から、長らく歌唱者不明だった過去のCMソング音源が発見された。調査の結果、昭和を代表するコーラスグループ「デューク・エイセス」による歌唱と判明。当時のクリアな歌声を再現した「高音質版」が公開され、昭和歌謡ファンを中心に大きな話題を呼んでいる。


福岡の食のテーマパーク「直方がんだ びっくり市」が50周年!大盛況で幕を閉じた「半世紀祭」をレポ

福岡の食のテーマパーク「直方がんだ びっくり市」が50周年!大盛況で幕を閉じた「半世紀祭」をレポ

1976年の創業から50周年を迎えた福岡県直方市の「直方がんだ びっくり市」にて、2026年4月17日から19日までアニバーサリーイベント「半世紀祭」が開催された。銘柄牛が50%OFFになる「肉袋」や名物セールの復活、地元ヒーローの参戦など、半世紀の感謝を込めた熱気あふれる3日間の模様を振り返る。


『メタルスラッグ』シリーズ30周年記念プロジェクト始動!新作開発や特設サイト、記念映像が一挙公開

『メタルスラッグ』シリーズ30周年記念プロジェクト始動!新作開発や特設サイト、記念映像が一挙公開

アクションゲームの金字塔『メタルスラッグ』が2026年4月19日に誕生30周年を迎えた。株式会社SNKはこれを記念し、シリーズの再燃・リブートを掲げた記念プロジェクトを始動。新作ゲームの開発を含む多彩な企画の推進や、歴史を振り返る記念映像の公開、特設サイトの開設など、世界中のファンへ向けた展開が始まる。


山下達郎ソロ・デビュー50周年記念!JOURNAL STANDARDとコラボした限定Tシャツが発売

山下達郎ソロ・デビュー50周年記念!JOURNAL STANDARDとコラボした限定Tシャツが発売

ソロ・デビュー50周年を迎えた音楽界のレジェンド・山下達郎とJOURNAL STANDARDが特別なコラボレーションを実現。1stアルバム『CIRCUS TOWN』収録の名曲「WINDY LADY」をテーマにしたTEEがリリースされる。音楽史に刻まれた名盤の空気感を纏える、ファン垂涎の記念アイテムが登場だ。