昭和を代表する女優のひとり・有馬稲子さん
有馬稲子さんのプロフィール
有馬稲子さんの経歴
1932年、現在の大阪府池田市に生まれた有馬稲子さん。父親は共産主義者だったそうで、官憲に追われる生活を送っていました。そのような状況を見かねた祖母は、当時、幼かった有馬稲子さんを釜山に住む父親の実姉のところに連れていき、子供がいなかった姉夫婦は、有馬稲子さんを養女として迎え入れました。
高校は釜山の公立学校に通うも、終戦を迎え、養母の手配で引上げ船に乗って日本国内に戻ってきます。その後は、実の両親・兄弟と共に暮らし、大阪の府立高校に編入して卒業。
宝塚歌劇団の在籍期間は、約5年と長くはありませんでしたが、舞台では主演を務めたり、東宝制作の映画『寳塚夫人(宝塚夫人)』に出演し、その後に制作された『せきれいの曲』では主演も務めています。
1955年には松竹に移籍し、看板女優として活躍されています。1965年、『文芸プロダクションにんじんくらぶ』は負債を抱えて解散となり、その後の有馬稲子さんはテレビドラマを中心に活動されました。

有馬稲子さんの結婚・不倫
萬屋錦之介さんとの結婚
結婚後は、萬屋錦之介さんの父親から京都に900坪の土地を与えられ、150坪の豪邸を構えました。有馬稲子さんは芸能活動を抑え、梨園の妻として家事に追われる毎日を過ごすことになります。しかし、昼も夜も家事に追われる毎日に疲れ果ててしまい、約3年の結婚生活の末に離婚されてしまいました。
この結婚生活では、夫婦二人きりで食事するような機会もなかったそうです。そんな生活が続けば、有馬稲子さんじゃなくても続かないですよね。
実業家・河村三郎さんとの再婚
結婚後、河村三郎さんの事業は雲行きが怪しくなっていき、1980年、ついに会社は多額の借金を抱えて倒産してしまいました。田園調布の家や絵画も売却されてしまい、借金返済に充てられたのだとか。
二度目の結婚だった有馬稲子さんは添い遂げるという気持ちが強く、河村三郎さんが抱えた借金を返すため、がむしゃらに働きました。河村三郎さんはというと、有馬稲子さんに甘えるばかりで何もしなくなってしまったそうです。
とうとう我慢が限界に達した有馬稲子さんは離婚を決意。1983年には二人の離婚が成立しました。
映画監督・市村崑さんとの不倫?
2010年には日本経済新聞に連載の自伝『私の履歴書』でも、この不倫と胎児について触れられました。有馬稲子さんは実名を公表していないものの、一部マスコミは市川崑さんが不倫相手として報道しました。
有馬稲子さんは、この胎児が原因で子供ができなかったと語っており、若気の至りだったとはいえ相当な恨みを持っているようですね。
有馬稲子は市川崑監督と不倫関係だった! | こいもうさぎのブログ
有馬稲子さんの代表作品
映画
内容&あらすじ
『人間の條件』
内容&あらすじ
『武士道残虐物語』
内容&あらすじ
婚約者の自殺未遂をきっかけに、眠っていた記憶を呼び起こした主人公の祖先たちの酷たらしい死に様のエピソードを描いた残酷時代劇。
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テレビドラマ
内容&あらすじ
Wikipedia - 赤い運命
内容&あらすじ
『名古屋仏壇物語』
内容&あらすじ
著書
『バラと痛恨の日々』
内容&あらすじ
『わが愛と残酷の映画史』
内容&あらすじ
銀幕や舞台で活躍を続ける大女優が語る、小津安二郎、内田吐夢、今井正、市川崑ら名監督の素顔。そして知られざる実生活……。
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最近の有馬稲子さんの活動ぶり
Wikipediaには、最近の暮らしぶりにこのような記載があったので引用させていただきます。
年齢的なこともあって、隠居暮らしに近い生活を送っているようですね。
それでも住民同士でガーデニングの会を立ち上げているというところに、バイタリティーの強さを感じます。これからもテレビ番組で元気な姿を見せてくれることもあるでしょう。楽しみですね。そんな未来に期待して、今回の記事を締め括りたいと思います。最後まで読んでくださって、本当にありががとうございました。また別の記事でもお会いできれば嬉しいです。