Mr.ホワイティを覚えてる?元医者の刑事が活躍する漫画だったが・・・

Mr.ホワイティを覚えてる?元医者の刑事が活躍する漫画だったが・・・

高校鉄拳伝タフの作者で知られる猿渡哲也先生ですが、実は週刊少年ジャンプで異色の刑事漫画を連載していたことを知っていますか?連載期間の短さから覚えている人も少ない幻の作品を紹介します。


Mr.ホワイティの作者と連載の概要

まずはMr.ホワイティとは誰の作品で、連載期間や掲載されたのはどんな週刊誌だったのかを振り返ってみましょう。



冒頭でも紹介しましたが、Mr.ホワイティの作者は「高校鉄拳伝タフ」で知られる猿渡哲也先生です。

猿渡先生が作画を担当しており、原作は北芝 健が担当しています。



北芝 健さんは元警察官の作家で、刑事モノの漫画でいくつも原作を担当している方ですね。

北芝さんが手がけた漫画で有名なものには「俺の空 刑事編」などがあります。



画像をみても判るように、Mr.ホワイティが掲載された雑誌は「週刊少年ジャンプ」でした。

たった10話で打ち切り!不名誉な記録も付いている

Mr.ホワイティが週刊少年ジャンプで連載した期間は



1984年14号から1984年23号までと、非常に短い期間でした。



実質10話分で打ち切りとなってしまったため、単行本化すらされなかった漫画となっています。



ちなみに、Mr.ホワイティが持つ不名誉な記録があります。

それは、週刊少年ジャンプで掲載された漫画で「単行本化されなかった」最後の漫画だったという記録。



Mr.ホワイティが打ち切られて以降、週刊少年ジャンプで連載した漫画は全て単行本化されているため、事実上「ジャンプで連載したにも関わらず、単行本化されなかった最後の漫画」になってしまいました。

Mr.ホワイティってどんな漫画だったの?

たった10話で連載打ち切りという憂き目をみたMr.ホワイティとはどんな漫画だったのでしょうか。



シナリオを簡単に説明すると、元医師という異色の経歴を持つ刑事がその知識を活かして事件を解決したり戦うというハードボイルド系の漫画でした。



猿渡先生の画力は当時から素晴らしいものがあり、シナリオも面白そうに思えるのですが・・・残念ながら当時のジャンプ読者には刺さらなかったということですね。



ホワイティというネーミングも、医師の「白衣」をイメージしてのことだったのでしょうね。

猿渡先生とジャンプの関係性

Mr.ホワイティの作者である猿渡先生と週刊少年ジャンプにはMr.ホワイティ以外にも関係性があります。



と、いうのも実は猿渡先生が漫画家としてデビューしたのが、「週刊少年ジャンプ」でした。

猿渡先生のデビュー作が上記の「海の戦士」で、週刊少年ジャンプで初めて連載した漫画でもありました。



連載期間は1982年43号から52号までとこちらもたった10週で連載打ち切りになっています。

尚、海の戦士は単行本化しており全2巻が発売されています。



デビュー当時から画力はバッチリだったのですが・・・海の戦士も中々にぶっ飛んだ内容。



サーファーがメインテーマなのですが、なぜか暴力的な描写が多かったり妙にリアルな人食い鮫が出てきたり。

さすがにこの内容がジャンプ読者に受け入れられる訳も無く・・・。



猿渡先生はデビュー作、そして二度目の連載の二度に渡り、週刊少年ジャンプで打ち切りを経験しているということになりますね。

猿渡先生の作風は「青年向け」が合っていた

猿渡先生はジャンプで二度の打ちきりを経験した後に、活動の場を「ヤングジャンプ」など青年誌への連載に移しています。



そして、代表作ともなった「タフシリーズ」で漫画家として脚光を浴びて人気漫画家の一人として活躍されています。



圧倒的な画力や描写の上手さがあっても、作風と掲載雑誌が合っていないと売れないということが、Mr.ホワイティや海の戦士があっという間に打ち切りとなった事からもよく判りますよね。


まとめ

タフや力王(RIKI-OH)など、人気漫画の作者として知られる猿渡哲也先生。



しかしデビュー作やMr.ホワイティで、わずか10週で連載打ち切りという苦労をしていたんですね。



青年誌と少年誌の棲み分けが明確になったのが1980年前後。

猿渡先生以外にも、漫画のテーマや画風が少年向けでなかったことから不人気という苦労をした漫画家は沢山いらっしゃいますよね。



単行本化もされていないため、Mr.ホワイティを読む事は出来ませんが、覚えている方は懐かしいと感じてもらえたでしょうか。



有名な漫画家も、無名時代は色々と苦労しているということですね(汗)



最後までお読みいただきありがとうございました。

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