老舗アパレル・レナウンが経営再建を断念し、破産することが明らかに。
老舗アパレル企業として知られるレナウンが10月30日、東京地方裁判所より民事再生手続廃止決定を受け、破産することが明らかとなりました。
第一報はこちらです!
レナウンは1902年創業。60年代に入ると女性向け衣料品メーカーとして頭角を現し、小林亜星作曲のCMソングも注目の的となりました。その後も積極的にCMを展開し、70年代から80年代には男性向けブランドのCMで高倉健やアラン・ドロンを起用するなど、日本発の老舗アパレルとして長年に渡り支持を受けていました。しかしながら、2020年からの新型コロナウイルスの影響により経営が悪化し、5月には民事再生法の適用を申請。そしてこのたび経営再建を断念し、破産する見通しとなりました。
レナウンと言えば「レナウン娘」のCM!!
昭和生まれであれば一度は目にしたことがあるであろう、レナウンのCM。「レ~ナウ~ン、レナウンレナウンレナウン娘が~♪」などの、印象的なフレーズを今でも覚えている方は多いかと思います。ここでは、そんなレナウンのCMを年代別に軽く振り返ってみましょう。
60年代
70年代
80年代その1
80年代その2
90年代
いかがでしたでしょうか?時代ごとに歌のアレンジが変わり、その時々の音楽的な流行をいち早く取り入れていることが見て取れます。ちなみに、「レ~ナウ~ン、レナウンレナウンレナウン娘が~♪」のタイトルは「ワンサカ娘」であり、それ以外にも「イエイエ」といった楽曲が使用されることもありました。なおレナウンが展開したCMの中には、全日本CM協議会(ACC)のCMフェスティバルでグランプリを受賞した作品もあり、広告業界でも高い評価を得ています。ファッションだけでなく、CMの分野でも流行を発信していたレナウン。このたびの破産は残念でなりません。
 
     
     
		




