『新世紀GPXサイバーフォーミュラ』とは?
初代テレビ版や他OVAシリーズについては、すでにミドルエッジ内に内容を紹介した記事がございます。そちらのリンクも掲載しておきますので、ぜひご覧になってみてください。
新世紀GPXサイバーフォーミュラ - Middle Edge(ミドルエッジ)
OVA【新世紀GPXサイバーフォーミュラ11】各エピソードの内容を紹介! - Middle Edge(ミドルエッジ)
OVA【新世紀GPXサイバーフォーミュラZERO】各エピソードの内容を紹介! - Middle Edge(ミドルエッジ)
OVA【新世紀GPXサイバーフォーミュラSAGA】各エピソードの内容を紹介! - Middle Edge(ミドルエッジ)
『新世紀GPXサイバーフォーミュラSIN』の主題歌
OPタイトル
『Pray』
【作詞】牧穂エミ
【作曲】LAZY
【編曲】LAZY
【歌手】LAZY
OPタイトル
※最終話のみ
『Soul of Rebirth~時代の鼓動になれ~』
【作詞】根津洋子
【作曲】千沢仁
【編曲】須藤賢一
【歌手】影山ヒロノブ
EDタイトル
『POWER of LOVE』
【作詞】椎名可憐
【作曲】M Rie
【編曲】須藤賢一
【歌手】影山ヒロノブ
『新世紀GPXサイバーフォーミュラSIN』のあらすじ
一年間の出場停止処分がようやく解け、WGPXシリーズへの参加が許されることになったチームAOI。しかし、AOIの経営陣はサイバーフォーミュラに対し、前向きな考えをしなくなっていて、マシン増強に必要な資金も満足に得られないでいました。さらに、今期のWGPXでタイトルが獲れなければ、サイバーフォーミュラから撤退することも決定してしまいます。
圧倒的に不利な条件に追い込まれ、戦力不足を痛感するブリード加賀。そんな時に名雲からアルザードのオリジナルマシン『凰呀』を託され、レース参戦に光明を見出すのでした。
これまでのシリーズは一貫して風見ハヤトを主人公に据えてストーリーを展開してきましたが、本作では主にブリード加賀に焦点を当てています。シリーズ最後にして、ライバル関係にある風見ハヤトとブリード加賀の戦いはどのような結末を迎えるのでしょうか…
各エピソードの紹介
ROUND1.不敗神話
前回WGPXシリーズの不祥事にて一年間の出場停止処分を受けましたが、それにも耐え、レースへの復帰が許されたブリード加賀とチームAOIの面々。しかし、チームを取り巻く環境は厳しく、会社への資金要請も通らずに、旧式のエクスペリオンでの出場を余儀なくされます。さらに、役員会では、今期でタイトルを獲れなければ、チームAOIはサイバーフォーミュラの撤退が決定しました。
劣勢に追い込まれ、タイムが出せずに苦しむブリード加賀の前に現れたのは…
ROUND2.復活の刻
名雲がブリード加賀に託したものは、アルザードの原型となるオリジナルマシン『凰呀』。アスラーダの兄弟といえる存在でありながら、歪んだ開発コンセプトの元に生み出された死神マシンです。さっそくマシンに乗り込んでみると、そのポテンシャルは想像を遥かに超えるものでした。
ブリード加賀はチームAOIの仲間には事情を伏せ、次回のレースから『凰呀』で出場することを決めてしまうのでした…
ROUND3.凰呀の叫び
恐るべきポテンシャルを秘めた『凰呀』でレースに出場するブリード加賀。なかなか思い通りにコントロールできず、マシンに振り回され、周囲からは失笑を浴びてしまいます。
しかし、ハヤトはどこかアスラーダと同じ雰囲気が漂う『凰呀』に違和感を覚え、その恐るべき正体に気付きはじめていました。
レース前のレセプションから、すでに火花を散らせているハヤトとブリード加賀。マシン・ドライバーと、それぞれの因縁をかけた対決がいよいよ幕を開けます…
ROUND4.勝者の条件
トラブルが続き、なかなか満足な結果を残せていないハヤト。『凰呀』に振り回され、未だにポテンシャルを引き出せていないブリード加賀。
それでもチャレンジすることを止めようとしない両者に、周囲の心配は尽きません。WGPX11戦にして、ようやく『凰呀』の感覚が掴めたブリード加賀は独自のコーナリングを完成させるのでした…
ROUND5.全ては時の中に…
WGPX最終戦の予選でクラッシュしてしまったブリード加賀。チームAOIのオーナーである今日子は、ブリード加賀の身を案じて本戦出場を断念させようとしますが、レーサーとして燃えたぎる闘志は誰にも止められません。
レース本戦当日、トレードマークである髪をバッサリと切り、黒く染め、まるで別人のようになったブリード加賀の姿がありました。ブリード加賀の気持ちを受け止め、真っ向から受け止めるハヤト。最終コーナーに持ち越された勝負の行方はどのような結末を迎えるのでしょうか…
OVA作品『新世紀GPXサイバーフォーミュラZERO』まとめ
前作までのOVAシリーズについては、『11』は全6話構成で、『ZERO』『SAGA』においては全8話構成となっています。本作『SIN』は全5話の構成と、シリーズ最小のボリューム感になっていて、少し物足りないといった感覚は抱いてしまうかもしれませんね。
そして、内容的には苦悩との戦いといった部分が大半を占めており、笑える展開・場面が少ないというところも本作の特徴といえるでしょう。
これまでライバルでありながら、兄弟のような関係でもあった風見ハヤトとブリード加賀。シリーズ最後にして、二人はプロのレーサーとしてお互い激しくぶつかり合います。展開が気になって最後まで見入ってしまうのですが、見終えると、燃焼しきった喪失感のような感覚を覚えるのは私だけでしょうか。
内容を振り返ってみると、真剣勝負といった要素を押し出すため、敢えて笑える展開をなくしているのだと思います。本作をご覧になった皆さんはどのように感じられましたか?皆さんの感想も、ぜひ当記事のコメント欄に残してくださいね。