昭和時代は流行歌が流行歌らしいいい時代でした…
特に歌謡曲はヒット曲がたくさんありました。
その中心にいたのは筒美京平さんと言っても過言ではないでしょう。
昭和時代を生きたあなたなら、筒美京平さんの曲の一曲や二曲や三曲や四曲…いや、きっとそれ以上の曲を聴いているはずです!
あらためて筒美京平さんの偉業をおさらいしてみようではありませんか。
筒美京平って?
もしかして筒美京平さんの名前はごぞんじない方もいらっしゃるかもしれませんのでざっくり説明しますと…
テレビによく顔を出す作曲家さんもいらっしゃいますが、筒美先生はほとんど出られませんよね。ですから一時は筒美京平ゴースト説もありました…。
それでは個人的に好きな作品を中心にご紹介したいと思います。
真夏の出来事
平山三紀さんのすごいところって、当時洋楽しか聴かない、日本の歌謡曲は聴かないっていう人も、平山三紀なら聴くという人が多かったところですね。
平山さんは筒美先生の秘蔵っ子で、筒美先生の曲と相性がぴったりだったんでしょう。
この曲は1971年日本レコード対象の作曲賞を受賞しています。
大賞をとってもおかしくない曲ですが、この年にはあの超名曲「また逢う日まで」が大賞でした。
そして、この「また逢う日まで」も筒美先生だったのです。
また逢う日まで・魅せられて
尾崎紀世彦さんのこの曲はその前に「ひとりの悲しみ」というタイトルの別歌詞でズー・ニー・ヴーがリリースしていました。
残念なことにヒットには恵まれず、「また逢う日まで」にタイトルを変え、作詞も同じく阿久悠さんが新たに書き直し1971年に発表。レコード大賞までとってしまったという紆余曲折あった作品なんです。
筆者はこのとき小学校3年生くらいでしたが、このときに「レコード大賞」の存在を意識しました。
筒美先生には1979年に再びレコ大受賞曲があります。
ワコールのCMソングであり、映画「エーゲ海に捧ぐ」のテーマ曲。
ジュディ・オングさんの衣裳が印象的でしたよね。
おれは怪物くんだ・夢色のスプーン・Time for L GAIM
筒美先生にはアニメ作品もあります。
昭和のアニメ主題歌は全話通して流されることがほとんど。
時代性も取り入れながら、聞き飽きない曲をつくるって実は意外と難しいのではないでしょいうか。
この3曲は今でもカラオケで歌われてます。
アニメだけでなく、ドラマの主題歌も作曲されています。
「美しきチャレンジャー」「美人はいかが」「ママはライバル」などなど…
アニメ同様、全クール通して流れる主題歌というものはヒットすることを宿命付けられた歌謡曲とはまた違いますよね。
筒美先生はその両方の違いを表現することのできる作曲家なんです。
南沙織
平山三紀と並んで筒美サウンドの申し子といえるのが南沙織ではないでしょうか。
デビュー曲「17才」は大ヒットしました
森高千里さんがカバーしたことでも有名ですが、南沙織の曲はカバーが多いんですよね。
それだけ名曲ぞろいということでもあります。
南沙織の初期の曲はほとんど筒美先生の曲なんですよ。
「潮風のメロディ」「ともだち」「純潔」「早春の港」「傷つく世代」「色づく街」…とてもここには書ききれません。ぜひ機会あったら聴いてみてくださいね。
木綿のハンカチーフ
筒美先生のお気に入りといわれる「木綿のハンカチーフ」。
この曲のリリース当時、筆者は中学生でした。
そのときはただの失恋ソングと思っていましたが40年経って改めて聴くとうるうるしちゃいますね…
そして40年たってもこの曲はたくさんカバーされています。
名曲たるゆえんですよね。
この曲は男女のかけあいですが、実際に男女でデュエットしたらちょっと縁起悪いかも?
曲の感じがしっかり対比(彼氏パートは明るく能天気、彼女パートはちょっと感情的)なので、カラオケでは一人で歌ったほうがいいかもしれませんね。
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筒美京平先生の曲は、1記事にはまとめられないくらい膨大な数があるのですがその中でも筆者が子どもの頃から印象深かったものをまとめてみました。
また機会あったらアーティストごとにまとめてみたいなあと思います。