1996年に行われた『第38回日本レコード大賞』を振り返ってみよう!

1996年に行われた『第38回日本レコード大賞』を振り返ってみよう!

紅白歌合戦と共に行われている年末の風物詩でもある「日本レコード大賞」。レコード大賞を受賞した楽曲の売上が大きく伸びると言われた時代もありました。時代を表すレコード大賞を主な受賞作と共に振り返ってみましょう!


1996年『第38回日本レコード大賞』

制作:TBSテレビ
放送期間:1996年12月31日
視聴率:16.6%

司会は、タレントの堺正章と飯島直子、アナウンサーの雨宮塔子がつとめた。

日本レコード大賞 「Don't wanna cry」 安室奈美恵

「Don't wanna cry」
歌手:安室奈美恵
作詞:小室哲哉・前田たかひろ
作曲・編曲:小室哲哉

日本レコード大賞ソロアーティスト史上最年少記録(当時19歳)での初受賞となった。ダイドードリンコ「mistio」のCFイメージソングになっていた。累計セールスは139万枚を突破し、ミリオンセラーを達成している。1996年の第47回NHK紅白歌合戦では第2部トップバッターとしてこの曲を披露した(2回目の出場)。オリコンチャートでは1996年度年間9位を獲得。

最優秀新人賞 「アジアの純真」 PUFFY

「アジアの純真」
歌手:PUFFY
作詞:井上陽水
作曲・編曲:奥田民生

1996年5月13日にリリースした、PUFFYのデビューシングル。キリンビバレッジ「天然育ち」のCMソングとして起用され、PUFFY本人達もCMに出演している。デビュー作であると同時に出世作になった。オリコンカラオケチャートでは12週連続で1位を独走した。

最優秀歌唱賞 「珍島物語」 天童よしみ

「珍島物語」
作詞・作曲:中山大三郎
編曲:竜崎孝路

天童よしみの28枚目のシングルで、1996年2月21日にリリースされた。韓国・珍島の海割れを題材にした、遠く離れた相手への思いを歌う曲。ロングヒットで売り上げは130万枚を突破し、天童よしみの代表作となった。

優秀作品賞(大賞ノミネート作品)

「バンザイ 〜好きでよかった〜」ウルフルズ

「バンザイ 〜好きでよかった〜」
作詞・作曲:トータス松本
編曲:ウルフルズ、伊藤銀次

アルバム『バンザイ』からシングルカットしたもの。のちにはフジテレビ系ドラマ『勝利の女神』の主題歌になった。結婚式で歌われる定番ソングの一つとなっている。

「I'm proud」華原朋美

「I'm proud」
作詞・作曲・編曲:小室哲哉
Mix:Keith Cohen

前作「I BELIEVE」に続き、2作連続のミリオンセラー。華原朋美の楽曲の中で最もヒットした作品になった。オリコンチャートでは1996年度年間8位にランクイン。

「DEPARTURES」globe

「DEPARTURES」
作詞・作曲・編曲:小室哲哉

竹野内豊と江角マキコが出演したJR SKISKIのCM曲。累計売り上げは228.8万枚で、globeのシングルの中では最大のヒット作品。オリコンチャートでは1996年度年間2位を獲得している。

「螢の提灯」坂本冬美

「螢の提灯」
作詞:阿久悠
作曲:宇崎竜童
編曲:若草恵

坂本冬美の15枚目のシングルで、1996年3月27日にリリースした。「女の方から通って行くなんて 心ないとか はしたないとか」で始まる、夜に恋人のもとへ歩く女を歌った曲。

「いいわけ」シャ乱Q

「いいわけ」
作詞・作曲:つんく
編曲:シャ乱Q

1996年4月24日に発売された、シャ乱Qの10枚目のシングル。ドラマ『Age,35 恋しくて』の主題歌になっていた。累計セールスは99.2万枚を記録している。

「そばかす」JUDY AND MARY

「そばかす」
作詞:YUKI
作曲:恩田快人
編曲:JUDY AND MARY

フジテレビ系アニメ『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』の初代オープニングテーマとして起用された。累計セールスは105.8万枚とミリオンセラーを達成している。

「倖せにしてね」長山洋子

「倖せにしてね」
作詞:荒木とよひさ
作曲:大谷明裕
編曲:伊戸のりお

1996年2月21日に長山洋子がリリースした8枚目のシングル。「倖せにしてね 少しだけでいい 雨上がりの青い 空のように」で始まる、愛しい人との平凡な幸せを願う女を描いた楽曲。

「紅」藤あや子

「紅」
作詞:坂口照幸
作曲:水森英夫
編曲:前田俊明

藤あや子の9枚目のシングルで、1996年8月21日にリリースした。「惚れてはいけない 男ほど やさしさ危なさ 裏表」で始まる、男のために身を引く女の心情を歌った楽曲。

新人賞(最優秀新人賞ノミネート)

SPEED
dos

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