1994年『第36回日本レコード大賞』
制作:TBSテレビ
放送期間:1994年12月31日
視聴率:15.3%。
この回から、1994年10月3日に本格稼働を始めたTBS放送センター(ビッグハット)での開催となっている。
司会は、演出家の宮本亜門と、女優の牧瀬里穂、アナウンサーの山本文郎が行った。
日本レコード大賞 「innocent world」 Mr.Children

「innocent world」
歌手:Mr.Children
作詩・作曲:桜井和寿
編曲:小林武史 & Mr.Children
Mr.Childrenが1994年6月1日に発表した5枚目のシングル。日本コカ・コーラ「アクエリアス ネオ/アクエリアス イオシス」のCMソング。シングル・アルバムを通じて初めて、オリコン週間チャート1位を獲得した楽曲。その後2ヶ月足らずで100万枚を突破し、最終的には193.6万枚を記録した。オリコンチャートの1994年度年間チャートでも第1位に輝いた。大賞を受賞したが、メンバーはオーストラリアで「Tomorrow never knows」のミュージック・ビデオを撮影していたため、授賞式を欠席した。
最優秀新人賞 「海峡恋歌」 西尾夕紀

「海峡恋歌」
歌手:西尾夕紀
作詞:斉藤夕紀
作曲:新井利昌
編曲:丸山雅仁
西尾夕紀のデビュー・シングルで、1993年10月21日にリリースされた。第27回日本有線大賞・新人賞や、第27回全日本有線放送大賞・新人賞、第13回メガロポリス歌謡祭・最優秀新人賞など、数々の賞を受賞している。
最優秀歌唱賞「逢えるじゃないかまたあした」石原裕次郎&川中美幸

「逢えるじゃないかまたあした」
作詞:滝田順
作曲:鶴岡雅義
編曲:山倉たかし
1994年8月21日に発売された川中美幸の34枚目のシングルで、石原裕次郎とのデュエット曲になっている。「夜風が二人を のぞいて行った 道の枯葉が 遠くで泣いた」で始まる、明日もまた会える恋人同士のやりとりを描いた楽曲。
優秀賞(大賞ノミネート作品)
「月」桑田佳祐

「月」
作詞・作曲:桑田佳祐
編曲:桑田佳祐 & 小倉博和
1994年8月24日にリリースされた、桑田佳祐の4枚目のシングル。製作期間中の1994年2月に桑田佳祐の母が60歳で亡くなった事が、曲や歌詞に大きく影響しているという。
「花のように 鳥のように」桂銀淑

「花のように 鳥のように」
作詞:阿久悠
作曲:杉本眞人
編曲:宮崎慎二
桂銀淑が日本で発売した12枚目のシングルで、1994年1月19日に発売した。TBS系ドラマ『婚姻関係』の主題歌。同年末の第45回NHK紅白歌合戦ではこの曲を歌唱した(出場は7年連続)。
「夜桜お七」坂本冬美

「夜桜お七」
作詞:林あまり
作曲:三木たかし
編曲:若草恵
NHK番組『コメディーお江戸でござる』の歌謡コーナーのオリジナルソングとして発表された楽曲。この優秀賞のほか、作曲賞も受賞している。
「恋しさと せつなさと 心強さと」篠原涼子 with t.komuro

「恋しさと せつなさと 心強さと」
作詞・作曲・編曲:小室哲哉
東映系映画『ストリートファイターII MOVIE』挿入歌。累計セールスは202.1万枚。この優秀賞とあわせて、編曲賞も受賞した。オリコンチャートでは1994年度年間3位を獲得。
「survival dAnce 〜no no cry more〜」 trf

「survival dAnce 〜no no cry more〜」
作詞・作曲・編曲:TETSUYA KOMURO
trfの6枚目のシングルで、1994年5月25日に発売された。trfが初めてオリコンチャート初登場1位と、シングルのミリオンヒットを果たした曲。
「めおと酒」 長山洋子

「めおと酒」
作詞:たかたかし
作曲:弦哲也
編曲:京建輔
長山洋子が1994年10月5日にリリースした、演歌歌手としては5枚目のシングル。「苦労かくごと おまえは笑って あとから黙って ついてきた」で始まる、愛しい妻への男の想いを歌った曲。
「今を抱きしめて」NOA

「あなたひとすじ」
作詞:白鳥瞳
作曲・編曲:YOSHIKI
女優の仙道敦子と俳優の吉田栄作によるデュオ「NOA」のシングル。TBS系ドラマ『徹底的に愛は…』の主題歌として制作された曲。
「花のワルツ」藤あや子

「あなたひとすじ」
作詞:たかたかし
作曲:徳久広司
編曲:南郷達也
藤あや子の6枚目のシングルで、1994年7月21日にリリースした。「夢で逢いたい抱かれたい あなたの愛の 陽だまりに」で始まる、愛を待つ女の心情を歌った楽曲。
「愛が生まれた日」藤谷美和子&大内義昭

「愛が生まれた日」
作詞:秋元康
作曲:羽場仁志
編曲:萩田光雄
女優・藤谷美和子の歌手としてのデビューシングルで、大内義昭とのデュエット曲。第27回全日本有線放送大賞ではグランプリ・最優秀新人賞を獲得した。
新人賞

Be-B「憧夢〜風に向かって〜」
水田竜子「土佐のおんな節」