スーパーテニス ワールドサーキットとは
スーパーテニス ワールドサーキットとは、1991年にトンキンハウスから発売されたスーパーファミコン用テニスゲームです。
当時は、テニスを題材にしたゲームは少なく、スーパーテニス ワールドサーキットを含めてスーパーファミコンでは3作しかありませんでした。
スーパーテニス ワールドサーキットの操作方法
1991年販売のスーパーファミコン用ソフトはせっかくボタンが増えたのに、そのボタンの数を生かし切れていないソフトが溢れていました。
しかし、このスーパーテニス ワールドサーキットでは、ボタンをふんだんに使っていま。
シーン別に説明します。
サーブ時
Aボタン=トス・遅いサーブ、Bボタン=トス・早いサーブ、XボタンYボタン=操作なし、Lボタン=左スピン(全ての状況で同じ)Rボタン=右スピン(全ての状況で同じ)
ベースライン時
Aボタン=スライス、Bボタン=フラット、Xボタン=トップスピン、Yボタン=ロブショット
ネット時
Aボタン=ボレー(弱)、Bボタン=ボレー(強)、Xボタン=トップスピン、Yボタン=ロブショット
スーパーテニス ワールドサーキットのゲームモードとゲーム内容
スーパーテニス ワールドサーキットのスイッチを入れると、スーパーファミコンらしくオープニングは凝りに凝ってます。
この画面はきっとボールの目線を表しているのだと思います。
ゲームモードは、3つありSINGLE・DOUBLES・CIRCUITがあります。
選べるプレイヤーは女性10名、男性10名のラインナップがありますが、後程説明するとして、プレイヤーが決まると、1セット・3セット・5セットの中から選び、次にコートをHARD・LAWN・CLAYから選びます。
ゲームの感覚は、人の動きとボールの動きも早く、そしてバランスが取れているのでゲーム内容は非常に素晴らしいと思います。
時に、このような球技になると、ボールの動きが早すぎたり、人の動きが早すぎたりして面白さに欠けることがありますが、スーパーテニス ワールドサーキットはそのようなことをまったく感じさせません。
当時活躍した名プレイヤー
スーパーテニス ワールドサーキットでは、英語表記で「この選手?」という感じでプレイヤーを選ぶのですが、それも含めてスーパーテニス ワールドサーキットに登場しているであろう選手をまとめていきます。
モニカ・セレシュ(ゲーム表記)SELESE
1973年生まれのモニカ・セレシュ選手の生まれはユーゴスラビアですが、国籍をアメリカに変えています。
1991年の全米オープンテニス女子シングルスで見事に優勝を飾ります。
しかし、モニカ・セレシュ選手の輝かしい功績にいらぬ邪魔者が現れます。
それから2年後の1993年、モニカ・セレシュ選手は世界ランキング1位に君臨していました。
しかし、モニカ・セレシュ選手のライバルだったドイツのS・グラフ選手の熱狂的なファンに背後から刺されるという事件に巻き込まれてしまいました。
その後、モニカ・セレシュ選手は、テニスの4大大会で9度の優勝を誇りますが、この事件がなければまだまだ優勝を重ねていたと著名人たちが語ります。
シュテフィ・グラフ(ゲーム表記)GURAFE
シュテフィ・グラフ選手は1969年生まれ、国籍はドイツの選手です。
力強いフォアハンド、切れのあるバックハンドとスライスを武器に、ドイツテニス界の黄金時代を築いた一人です。
世界ランキング1位に在籍した期間はなんと377週に渡ります。
この記録は男女を通じて最長記録であり、いまだに破られてはいません。
さらに、年間ゴールデンスラムを達成した優れたテニスプレイヤーです。
アンドレ・アガシ(ゲーム表記)WAGASI
1970年生まれ、アメリカ合衆国出身のアンドレ・アガシ選手、1991年の全米オープンテニスでは1回線敗退でしたが、生涯の成績は、キャリアグランドスラムの達成、オリンピックでシングルで金メダル、ATPツアーファイナルチャンピオンシップ優勝という3冠を達成したスーパースラムも達成するという伝説的なプレイヤーです。
松岡修造(ゲーム表記)MATSU
1967年生まれ、もちろん日本国籍の松岡修造選手、今では熱い面白い人的な感じですが実は凄いテニスプレイヤーでした。
1995年にウィンブルドン選手権男子シングルスで日本男子62年振りになるベスト8まで進出した伝説的日本人テニスプレイヤーです。
その記録は、錦織圭選手が登場するまで破られることはなかったというから松岡修造選手がどれだけ凄かったかわかります。
メディアでは熱く、面白く、いじられやすいキャラクターですが、現在でも日本でのテニスの発展に尽力していて、ジュニア選手の指導やテニス大会への積極的な参加、日本テニス協会の理事を務めたりと、日本のテニスの為に頑張っています。
まとめ
いかがでしたか。
スーパーテニス ワールドサーキットについて調査しました。
ゲームはテンポがよく、テニスゲームとしてよい仕上がりだと思います。
様々な権利関係で実名は使えなかったことはわかりますが、登場する選手の名前を見ればどの選手かは検討が付きます。
あなたも、好きな選手になりきって4大メジャーを制覇しませんか。