1976年に行われた『第18回日本レコード大賞』を振り返ってみよう!

1976年に行われた『第18回日本レコード大賞』を振り返ってみよう!

紅白歌合戦と共に行われている年末の風物詩でもある「日本レコード大賞」。レコード大賞を受賞した楽曲の売上が大きく伸びると言われた時代もありました。時代を表すレコード大賞を主な受賞作と共に振り返ってみましょう!


1976年『第18回日本レコード大賞』

制作:TBSテレビ
放送期間:1976年12月31日
放送時間:金曜19:00 - 20:55
視聴率:41.9%。

司会は、アナウンサーの高橋圭三が8度目をつとめたほか、女優の森光子も5度目の出演となった。解説役はアナウンサーの玉置宏。

日本レコード大賞 「北の宿から」 都はるみ

「北の宿から」
歌手:都はるみ
作詞:阿久悠 - 5年ぶり2度目。
作曲:小林亜星
編曲:竹村次郎

第9回日本有線大賞の大賞も獲得し、史上初の「日本レコード大賞」&「日本有線大賞」ダブル受賞を達成した。売り上げは140万枚を突破し、都はるみの中では「アンコ椿は恋の花」、「涙の連絡船」に続き3曲目のミリオンセラーシングル。1976年末の第27回NHK紅白歌合戦では、この曲の大ヒットと数々の音楽賞受賞をうけ、出場12回目にして初めて紅組トリ兼大トリで出場した。

最優秀新人賞 内藤やす子(曲:「想い出ぼろぼろ」)

「想い出ぼろぼろ」
歌手:内藤やす子
作詞:阿木燿子
作曲:宇崎竜童
編曲:馬飼野康二

1976年9月1日に発売した、内藤やす子の3枚目のシングル。累計売上は80万枚を記録。第9回日本有線大賞・最優秀新人賞、第7回日本歌謡大賞・放送音楽新人賞など、数々の新人賞を総なめにすることとなった。

最優秀歌唱賞 「もう一度逢いたい」八代亜紀

「もう一度逢いたい」
作詞:山口洋子
作曲:野崎真一
編曲:竜崎孝路

八代亜紀の17枚目のシングルで、1976年9月25日にリリースされた。この曲で1976年の第27回NHK紅白歌合戦に4度目の出場を果たす。また、のちに1993年の第44回NHK紅白歌合戦でもこの楽曲を歌唱している。

歌唱賞

「あばよ」研ナオコ

「あばよ」
作詞・作曲:中島みゆき
編曲:クニ河内

アルバム『泣き笑い』よりシングルカットしたもので、前作「わすれ鳥のうた」からは約3ヶ月ぶりのシングル。研ナオコの中では、オリコンチャートで唯一の1位となり、最大のヒット曲である。日本歌謡大賞放送音楽賞、FNS歌謡祭最優秀歌謡音楽賞も受賞した。

「針葉樹」野口五郎

「針葉樹」
作詞:麻生香太郎
作曲・編曲:筒美京平

1976年9月10日にリリースされた、野口五郎の21枚目のシングル。2年連続で2度目の歌唱賞を獲得することとなった。この楽曲で1976年末の第27回NHK紅白歌合戦に出場した(5年連続5回目)。

「若き獅子たち」西城秀樹

「若き獅子たち」
作詞:阿久悠
作曲・編曲:三木たかし

西城秀樹の18枚目のシングルで、1976年9月5日に発売された。オリコンチャートでは週間4位にランクイン。「太陽に向かい 歩いてるかぎり 影を踏むことはない」ではじまる、恋愛よりも孤高に生きる姿を描いた楽曲。

新人賞

芦川よしみ(曲:「雪ごもり」)
角川博(曲:「嘘でもいいの」)
新沼謙治(曲:「嫁に来ないか」)
ピンク・レディー(曲:「ペッパー警部」)

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