始めに
貴方は自動販売機の商品受け取り口に、取り忘れたように置かれた未開封のジュースがあったら、ラッキーと思い飲んでしまいますか?
この事件を知っているミドル世代の方は、飲まないと思いますが、事件を知らない方の為に、掘り起こして、まとめてみました。
青酸コーラ無差別殺人事件
古くは1977年に発生した青酸コーラ無差別殺人事件。
この事件は、未開封のコカ・コーラが電話ボックスなどの公衆電話の上に置かれたものでした。
場所的に不自然でしたが、それでも7件の事件がおこり、3人の方がお亡くなりになりました。
パラコート連続毒殺事件
1977年に発生した青酸コーラ無差別殺人事件から8年後の1985年4月30日から11月17日の間にパラコート連続毒殺事件は日本各地で発生しました。
パラコート連続毒殺事件は全国各地の自動販売機の商品受け取り口に置かれた物で、商品の取り忘れのように置かれていました。
当時監視カメラもなく、物証もほとんど残っていなかったため、犯人は逮捕されないまま迷宮入りした。なお同一人物による犯行だったのかどうかは不明です。
その数、関連事件34件(模倣犯を含む)のうち、12人が死亡されています。
確認されている犠牲者
4月30日、広島県福山市の自販機
トラック運転手(45歳)がドリンクを購入した際、自販機の上に置かれていたオロナミンCを飲む。
5月2日に死亡。運転手の嘔吐物から、除草剤であるパラコートが検出。
9月11日、大阪府泉佐野市の自販機
男性(52歳)が釣りから帰る途中、オロナミンCを購入。取り出し口にすでに同じ商品があることに気づき、2本とも持ち帰る。
帰宅後に飲み、9月14日に死亡。飲み残しのオロナミンCからパラコートを検出。
9月12日、三重県松阪市の自販機
昔のリアルゴールド
大学生(22歳)が、自宅近くでリアルゴールドを購入。取り出し口にすでに同じ商品があることに気づき、2本とも持ち帰る。
帰宅後に飲み、14日に死亡。検出された毒物はジクワット(ビピリジニウム系に分類される非選択形除草剤の1つ)。
9月19日、福井県今立町(現:越前市)の自販機
昔のコカ・コーラ瓶250ml