バンドブーム‼一大ブームの明暗⁉

バンドブーム‼一大ブームの明暗⁉

1980年代は多様性に富んだ時代であり、転換の時代であり、いろんなものが生まれた時代。 音楽シーンも例外ではありません。第一次バンドブームでは聴いて盛り上がっていましたが、自らバンドを組み演奏する80’バンドブーム。中高生をはじめ若い人たちの間で一大ブームになりました。 数々の人気バンドが誕生。しかし、デビューしたものの消えていったバンドも…。


バンドブームと共に⁉

バンドブームって⁉

バンドブームといえば第二次バンドブームを指すことが多く、1980年後半から1990年前半までのことを言います。
聴くだけだった音楽が、中高生をはじめ若者の間でバンドを組むようになり、自ら音楽を楽しむように。
またロックバンドの一大ブームでもあり、音楽性やファッション、演奏スタイルなど様々なバンドが誕生しました。
ガールズバンドも多数誕生しています。

この頃に『バンドやろうぜ』という音楽雑誌が売れに売れていました。
バンドやってる人には、バンドはじめたい人にはありがたい雑誌で。
楽器講座や月替わりでスコア(タブ譜)が‼
メンバー募集なんかもあったりして…。
機材特集にライブレポ、わりと内容も濃かったです。
好きなバンドの情報も載っているのでファンの子たちも買ってましたね。
ただ現在は廃刊になっていて、中古で手に入るかもしれませんがそれも難しいぐらいレアな雑誌です。

現在進行形⁉バンドブーム前半!

古くはエレキ・ブームにはじまり、グループ・サウンズブームがあり、第一次バンドブームがやってきます。
そして2020年までに第五次バンドブームまでのブームがあるようです。
分かりやすくまとめてみました。

《エレキ・ブーム(サーフィンミュージック)》
・1965年をピークに「ベンチャーズ」やエレキギター、インスト曲が流行りブームに。
《グループ・サウンズブーム》
・1960年中期~後期。ザ・タイガースなどのヒットからブームに。
 ライブハウスの原型としてジャズ喫茶がバンドの活動の場に。
《第一次バンドブーム》
・1970年代、フォークの時代からR&Rのブームに。後のバンドブームに影響を与えるバンドも。
「RCサクセション」忌野清志郎氏率いるロックバンドで独特の世界観が。
「世良公則&ツイスト」デビューシングル、アルバムでオリコン1位。
日本のロック御三家と呼ばれた世良公則氏はロックをメジャーなものに。
「サザンオールスターズ」大学の軽音出身のバンド。歌番組にも出演し圧巻の人気を誇ります。
現在もなお活動を続け、その人気は不動のものです。
「ハウンドドッグ」途中ベースが変わりますが、なんと元ツイストのメンバー。
大友康平氏は俳優としても活躍。
このほか「ゴダイゴ」「桑名正博&TearDrops」 等々。

このあと第二次バンドブームに入るんですが、アイドル時代終盤に現れた彼らを忘れてはいけません。
転換期である1984年前後にデビューした彼らはアイドル・歌謡曲とロックの垣根を超える存在に。
ニュータイプアイドルのロック化とロックアーティストのアイドル化が増え、第二次バンドブームの先駆けになります。
・「安全地帯」 バンドとして83年にデビュー。玉置浩二在籍。
・「チェッカーズ」 藤井フミヤ在籍・男7人組のポップス(ロック)バンド。
・「C-C-B」 スタンスは歌謡界ですがロックバンドとしてライブを行う。結成当初から井上陽水のバックバンドを務める。
・「吉川晃司」 84年デビューし、アイドル歌謡界とロックの境界線を超えた存在に。
88年に元BOOWYの布袋寅泰とユニット・バンド「COMPLEX」結成。
・「尾崎豊」 83年デビュー。死去25年以上過ぎた現在もなお人気のあるカリスマ的な伝説の人。

上記以外にも多数います。

バンドブーム後半。現代までの道のり

第二次バンドブームは後で詳しく。
《第三次バンドブーム》
90年イカ天やホコ天から影響を受けたバンド、”X~エックス~”から影響を受けたヴィジュアル系バンドなどが誕生。
・Mr.Children ・シャ乱Q ・スピッツ ・JUDY AND MARY ・THE YELLOW MONKEY
・ウルフルズ ・L⇔R ・エレファントカシマシ ・電気グルーヴ
90年代後半にデビューした「GLAY」と「L'Arc~en~Ciel」は中高生に支持され圧倒的な人気に。
この時期メロコアブームも起こり、メロコアバンド・スカコアバンドが誕生し『AIR JAM』世代と呼ばれていました。
《第四次バンドブーム》
大型ロックフェスが各地で開催されるように。現在も続いています。

2000年人気を集めたのはポルノグラフィティ。「サウダージ」「アゲハ蝶」がミリオンヒット。
翌年BUNP OF CHICKENの「天体観測」がロングヒットし10代・20代で人気を集めた。
これをきっかけに、10代・20代を中心とした青春?パンクブームに突入します。
・MONGOL800 ・ロードオブメジャー ・175R ・ORANGE RANGE など。
またネオヴィジュアル系バンドもでてきます。
・シド ・ナイトメア ・the GazettE ・AliceNine など。
《第五次バンドブーム》
2010年は多くのアイドルグループが世に出たアイドル戦国時代。
それと同時に、ガールズバンドも多く誕生しガールズバンドブームに。
・チャットモンチー ・SCANDAL ・FLIP ・SHISHAMO ・tricot ・Cyntia など。
ヒット曲も多くうまれ、紅白にバンドが出場したり、フェス人気も手伝って様々なバンドが。
・SEKAI NO OWARI ・ONE OK ROCK ・back number ・KANA-BOON
・ゲスの極み乙女。 ・WANIMA

スマホなどから、YouTubeやTwitterでバンドの情報やライブ映像を見たり共有したり。
バンドが口コミで広がったりとバンドブームが再燃しつつあります。



第二次バンドブーム到来‼

合言葉は「バンドやろうぜ」⁉


80年代半ば、ギターやベースを担いだ人たちが街を歩き、ライヴハウスではアマチュアバンドがコピー曲やオリジナル曲を演奏。音楽がとても身近にあったように思います。
ヤンキー系の雑誌とともに、「バンドやろうぜ」などの音楽雑誌が書店やコンビニに並んでいました。
当時中学生でしたが、楽器を持っている子が何人かいて…バンドを組んでる子も。
集まってギター教えてもらったり作詞したり、普通に「バンドしたいね」と話してましたね。男女関係なくて。
バンドブームのこの時は、ある意味いい時代だったのかもしれません。

バンドブームの火付け役

バンドブームのきっかけとなった1980年前半に活躍したバンドをご存知でしょうか?
《BOOWY》
1981年デビュー。氷室京介さん、布袋寅泰さんが所属。
絶大な人気を誇りアルバムのうち2作品はミリオンセラー、シングル「Marionetteマリオネット」はシングル1位!しかし人気絶頂のなか1987年に解散してしまいます。
・代表曲 「B BLUE」「PSYCHOPATH」「ONLY YOU」「BAD FEELING」 ほか。
《REBECCA》
1984年デビュー。女性ボーカル「NOKKO」+男性メンバーのグループ。後に同じ形式をとるグループが出てきますが先駆者です。
ヒット曲を次々に生みだしたが1991年解散、2015年再結成ライブを行っています。
・代表曲「フレンズ」「MOON」「RASPBERRY DREAM」「MONOTONE BOY」 ほか。
《プリンセス プリンセス》
1983年デビュー。女子5人のガールズ・ロックバンド。
シングルチャート5作連続1位!ガールズバンドの先駆けのバンドです。
プリプリの愛称で呼ばれ同性にも人気を集めていましたが、1998年に解散しています。
・代表曲「Diamonds」「M」「19GROWING UP」「世界でいちばん熱い夏」 ほか。

ご紹介した3組のバンドに影響された人たちはたくさんいます。
憧れてバンドを始めた人たちも。
現在、あらためて聴いても良い曲がとても多く、YouTubeなどで視聴可能ですのでぜひどうぞ。

バンドブーム・イカ天・ホコ天

本格的なバンドブームがはじまった、1980年後半~1990年前半。
原宿歩行者天国、通称ホコ天。ここに数多くのパフォーマーが集まっていました。
ストリートライブを行うバンドも各地から集まり”ホコ天バンド”と呼ばれるように。
情報発信の場でありアピールする場でもあり、人気のバンドは100人~1000人ものファンが‼
ホコ天出身の有名なバンドはこちら。
『JUN SKY WALKER(s)』『THE BOOM』『BAKU』『GLAY』『スピッツ』

バンドブームが巨大ブームとなり、テレビでも伝説の番組が始まりました。
三宅裕司さん司会の「三宅裕司のいかすバンド天国」。
「イカ天」は1989年の流行語大賞・大衆賞になるほど、当時イカ天は有名。
この番組、毎回10組ほどのインディーズバンドが登場、審査に勝ち抜いた1組がチャレンジ権を獲得。先週のイカ天キングと対バンし、イカ天キングを決めていました。
様々な個性的なバンドもこの番組から誕生。有名なイカ天バンドはこちら。
『たま』『FLYING KIDS』『JITTERIN'JINN』『BEGIN』『BLANKEY JET CITY』

第二次バンドブームですが…ホコ天・イカ天抜きでは、ここまでの巨大ブームにはならなかったかもしれません。

バンドの明暗

バンドブームで注目を集めたバンドといえば”X~エックス~”ではないでしょうか?
現在でも伝説の数々は語り継がれており、2007年に再結成し海外進出をし「COACHELLA2018」では権威ある海外メディアから高評価されています。また、日本史上最高のトップポップアーティスト100に選ばれています。

人気を博したバンドもいれば、活動休止から解散したり、長くは続かず残念ながら芸能界から消えてしまったバンドも…。
「かまいたち」「カステラ」「ZI:KILL」「GO-BANG'S」「JUSTY-NASTY」「アンジー」
「PINK SAPPHIRE」「THE BARRETT」「マルコシアス・バンプ」「NORAMA JEAN」
「KUSU KUSU」「remote」「すかんち」「CHU-DOKU」「SHEEK」など。
盛り上がっていたバンドブーム、デビューしたバンドの数が1991年は510組と歴代最高をだしています。
全体でみても相当数バンドがあるわけで…生き残るのは大変ですよね。 

音楽とともに

イカ天・ホコ天の人気もバンドブームを後押しし一大ブームになったバンドブーム。
ジャンル問わずにいろんなバンドがあり、音楽があふれていました。
音楽はとても身近なもので。
当時、リアルに10代をバンドブームとともに歩んで「良かったな」「楽しかったな」と。

現在も活動しているバンド、活動していないバンドもさまざまですが、たくさんの名曲がうまれています。
ゆっくり思い出とともに聴くもよし、改めて聴くのもいいですよ。

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