『火魅子伝』とは?
原作は舞阪洸によるもので、1998年12月から月刊コミックドラゴンに半年に渡って掲載されたコミック作品となります。当初からマルチメディア展開することを前提にしていたのか、1999年1月にはアニメ化、同年3月には小説・ゲーム化と同時進行させたかのようなスピード感で登場しています。
アニメ版・火魅子伝のあらすじ
墨火と呼ばれる不思議な力への信仰で成り立っている邪麻台国。そこで起きた紛争に巻き込まれ、赤ん坊のときに墨火の光に身を投じられたことで、現代の世界に転移した女の子の物語です。
赤ん坊の名前は日魅子。姫島教授によって拾われて育てられ、15歳を迎えて女子高生となりました。養父である姫島教授の誘いで、幼馴染みで三歳年上の男子・九峪と遺跡に訪れると、日魅子が持っていた首飾りは突然光り出し、日魅子の身体を包み込んでしまいます。近くにいた九峪が駆け寄ると、二人は不思議な光に包まれて、邪麻台国が存在する世界にタイムスリップしてしまうのでした。
アニメ版・火魅子伝の魅力とは
主題歌が素晴らしい
アニメ版・火魅子伝を観たユーザーの口コミを見ると、主題歌を誉めている内容はとても多いです。確かに映像は綺麗に仕上げられて、キーが高めの楽曲は記憶に残りますね。
アニメ版のオリジナルストーリー
ここでフリー百科辞典に掲載されている火魅子伝のあらすじを引用させていただきます。
Wikipedia - 火魅子伝
この引用をみれば分かりますが、アニメ版は小説やコミック・ゲームとは物語の始まりから展開まで全く違っています。登場人物はほぼ同じといった印象ですが、邪麻台国という舞台の成り立ちは違い、火魅子という作品タイトルのもつ言葉の意味合いすらも変わっているのです。
こうした違いは、コンテンツそのものの性質まで変化させてしまっていて、小説・ゲームは主人公のモテぶりを楽しむ内容ですが、アニメ版においては九峪の成長・活躍を描いた冒険活劇といったものとなっています。
アニメ版は独自路線の色が濃く、同じタイトルの作品なのに別の印象をもつほどです。
個性的で可愛い女性キャラクター
星華は落ち着いた雰囲気を漂わせるお姉さんといった印象ですが、意外と出るべきところ、引き締まるべきところのバランスが良く、法衣のうえからでもスタイルの良さが伺えます。
本編には数々の女性キャラクターが登場しますが、その中でも、とびきりの個性を感じさせるのは只深。関西弁を話すうえに、見た目は魔法少女のような格好をしています。さらに眼鏡っ子という属性ももち、キャラクターデザインとしては、どこを目指しているのか分からないといったところが、逆に彼女の魅力になっているように思えます。
アニメ版・火魅子の魅力まとめ
世の中にマルチメディア展開されたコンテンツは多いですが、アニメ版において、ここまで独自路線を打ち出したものは少ないと思います。可愛い女の子が続々と登場するところもポイントは高いです。もちろん見た目が可愛いだけではなく、性格も個性的でそれぞれが魅力溢れるキャラクターに仕上げられています。
そして、アニソン好きなら、火魅子伝の主題歌は絶対にチェックしておくべきです。
アニメ版・火魅子伝を観たことがないのなら、ぜひこの機会にご覧になってみてください。