どんな番組だった?
放送期間と放送時間
『DAISUKI!』(ダイスキ)は、日本テレビ系列局の一部で放送されていた日本テレビ製作のバラエティ番組である。全421回。製作局の日本テレビでは1991年4月14日(13日深夜)から2000年3月26日(25日深夜)まで放送。
1994年3月まで 日曜 0:00 - 1:00
1994年4月以降 日曜 0:25 - 1:25
番組の内容は?
番組は、毎回決められたテーマに沿ってロケを行っていて、1つのテーマ企画が2週に渡って放送されることがあったり、いくつかのテーマが混ざって1週で放送されることもありました。
テーマの内容としては、季節に合わせた行事のものや、季節に関係ないテーマもあり、出演者の自然体の姿を楽しめる内容ばかりでした。
【テーマの一例】
○春・・・お花見、潮干狩り、ハイキングやピクニック、アパート探しなど
○夏・・・七夕、キャンプ、海や川、プールなど
○秋・・・お月見、フィールドアスレチック、農作物の収穫、運動会や学園祭への参加など
○冬・・・忘年会、クリスマス、新年会、スキーやスノーボード、年末ジャンボ宝くじなど
○季節外・・・ドライブ、釣り、ダンス、人間ドック体験、アミューズメントスポット、パチンコ、グルメ企画など
視聴率は?
DAISUKI!がスタートしてからの1年間は、視聴率が約5%とあまり高くありませんでした。
しかし、番組の途中から中山秀征さんがレギュラーとして加入してからは、少しずつ視聴率が右上がりになっていき、番組放送の最後まで10%前後の視聴率を維持し続けるようになります。
DAISUKI!の放送期間中の最高視聴率は、「1995年2月放送回の14.7%」で、当時中山秀征さんが司会を務めていた「TVおじゃマンボウ」での週間視聴率ランキングでは、深夜番組部門の中でNo.1という人気番組でした。
主な出演者は?

DAISUKI!出演者
画像・写真 | 中山秀征&松本明子&飯島直子の「DAISUKI!」トリオ集結 群馬ロケを満喫 5枚目 | ORICON NEWS
レギュラー
【放送開始~1992年9月まで】
松本明子さん(松本さん)、飯島直子さん、吉村明宏さん(メイン進行担当)、風見しんごさん(1992年春~)
【1992年~最終回まで】
松本明子さん(松本さん)、飯島直子さん(なおちゃん)、中山秀征(ひでちゃん、メイン進行担当)
準レギュラー
見栄晴さん、山田雅人さん、羽田惠理香さん、大竹まことさん、長江健次さん
見栄晴さんは、1ヶ月~2ヶ月に1度の頻度でゲスト出演をするほど他の準レギュラーの人達よりも飛び抜けて出演回数が多く、主演のたびにレギュラーメンバーから「呼んでないよぉ」と言われるのがお決まりでした。また、山田雅人さんも、年末ジャンボ宝くじの企画には参加するなど、見栄晴さんよりは出演回数は少ないですが、事実上の準レギュラーとなっていました。
長江健次さんは、吉村明宏さんがメイン司会の時の準レギュラーで、社会人サークルを結成してメンバーで企画放送をするなどしていました。
どんな企画が人気だった?
パチンコ対決
DAISUKI!放送期間に、ダントツで放送回数が多いのが、「パチンコ対決企画」です。その放送回数はなんと50回と、最高視聴率をマークした放送回数もパチンコ企画だったほどの人気企画でした。
また、年越しの特番ではパチンコ台に“リーチ”がかかった状態で、カウントダウンをすることなく新春を迎える演出をしていました。
年末ジャンボ宝くじ
年末ジャンボ宝くじ企画は、レギュラーメンバーとゲストがグループを組んで、共同で宝くじを購入する企画です。DAISUKI!の放送期間の中で28回も放送するほどの、パチンコ企画の次に人気企画でした。
毎回この企画には、準レギュラーの山田雅人さんも必ず参加していました。
旅行
パチンコ対決と年末ジャンボ宝くじと並んで人気企画だったのが、旅行企画です。レギュラーメンバーがゲストと共に日本各地を訪れて、観光スポットめぐりや食べ歩きをしたりする内容です。
時には海外にも進出して屋台などを食べ歩いたりショッピングしたりしていました。
現在の街ぶらバラエティー番組の先駆けとなりました。また、毎回必ずレギュラーメンバーの3人とゲストが、みんなで腕を組んで歩く姿はお決まりで、印象に残っている人は多いでしょう。
DAISUKI!多くの人から愛された秘密は?

DAISUKI!日本酒副読本〈2〉
DAISUKI!日本酒副読本〈2〉予算で選ぶ店 | |本 | 通販 | Amazon
「DAISUKI!」が、深夜帯に放送されていたにも関わらず、たくさんの人から愛され人気番組となった理由には、レギュラーメンバーである中山秀征さん・飯島直子さん・松本明子さんの3人の絶妙な掛け合いと、常にゲストも含めた出演者がみんなで腕を組んで歩く姿は、本当にほのぼのとしていてテレビを見ているだけで癒やされますし、美味しいものを食べれば「美味しい!」、楽しい時には「楽しい!」と、時にははしゃいだり、時には泣いてしまったりと、出演者全員が飾らず自然な姿を見せてくれることも、誰もが見ているだけで楽しい気分になれるところが、多くの人から愛される番組になった理由でしょう。
仲良し3人が放送終了後17年ぶりに再集結!
中山が50歳の誕生日を迎えるのを記念して、中山の故郷・群馬でルーツを巡る旅を実施。『DAISUKI!』で20~30代をともに過ごした松本と飯島が同行し、芸能界を目指すきっかけになった理由と場所、両親と映画を見た後、食べていたお弁当、15歳で上京する時に持っていっただるまの話といったエピソードのほか、今だから話せるここだけの話、懐かし映像も登場する。2017年7月30日(日)、中山秀征さんが司会をされている「シューイチ」で、