1992年発売「甲子園2」の操作性と発売前年1991年の高校野球選手を振り返る

1992年発売「甲子園2」の操作性と発売前年1991年の高校野球選手を振り返る

ファミコン時代から発売された甲子園シリーズですが、シリーズ化された理由は甲子園の操作性と毎年、熱い戦いが繰り広げられ毎年登場する有名選手たちの存在も大きいです。そこで甲子園2の操作性と発売前年である1992年の有名選手を調査しました。


甲子園から甲子園2への進化

1作目のゲーム「甲子園」は、夏の全国高校野球選手権大会の本戦からゲームはスタートしました。
選べるチームは、東京2チーム、北海道2チームをプラスした全国都道府県の49校の代表チームから選んでいましたが、甲子園2からは、圧倒的にチーム数が増え、約3300校から選べるようになりました。
チーム数も増え、大会も予選からのスタートとなり、まさに本物の高校球児になったつもりで、ゲームにのめり込むことができます。

甲子園2の操作性

甲子園2が、野球ゲームとしてシリーズ化で発売され続けたきっかけとなったのは、その操作性にあります。
基本的な操作はAボタン→バットを振る・帰塁、Bボタン→進塁・ジャンプ・横っ飛び、Xボタン→バント・バント解除、十字キー→バッターを動かす・塁選択・投球場所を決める、という物でした。
お気づきの方もいると思いますが、ほぼファミスタと同じ操作性なのです。
ファミスタは爆発的にヒットした野球ゲームで、操作性が同じのことから購入者は違和感なくゲームを進めることができました。

ファミスタとは

ファミスタが発売される前、ファミコンの野球ゲームと言えば1983年に発売された「ベースボール」でした。
守備は自動で行われ、デッドボールやホークボールもチーム名もそして選手名も存在しない設定でしたが、それでも当時は楽しく遊べたことを良く覚えています。
そんな中、略して「ファミスタ」と呼ばれる「プロ野球ファミリースタジアム」が1986年に発売されました。
当時は、現在のように様々なプロスポーツは存在せず、プロスポーツと言えば野球で、子どもたちの憧れのスポーツと言えばまさに野球でした。
さらに、夕方を過ぎれば、テレビから流れるのは決まってナイター中継で、圧倒的な巨人軍人気で、お父さんたちはテレビに釘付けとなっていました。
そのような野球人気の中、発売されたファミスタはチーム名・選手名の文字の入れ替えがあったものの、十分にプロ野球を想像することができて、打者には打率が表記され実際の選手の特徴を捉えた長打力や走力が表現されていました。
投手も4人の投手の中から先発を選び、途中でリリーフできるなど、今では当たり前ですが当時は手に汗握る野球ゲームとしてならず、野球ゲームの原点となる伝説的なゲームとなりました。

甲子園2が発売された前年である1991年の甲子園は

甲子園2のチームや選手の元となったであろう1991年の甲子園を見てみると、決勝戦は初出場である大阪桐蔭が決勝まで進み、甲子園常連校である沖縄水産を破り優勝しました。
ベスト4には、石川県の星稜と鹿児島県の鹿児島実業が続き、高校名を見るだけで当時の甲子園の模様が浮かんできます。
現在では有名となった当時の代表的選手たちを見ていきましょう。

松井秀喜選手(星稜高校)

野球を知らない人でも、この人のことは絶対知っているであろう、日本を代表するプロ野球選手の松井秀喜選手は、1991年の甲子園は高校2年生として出場していました。
1年生から4番打者を務め、「北陸の怪童」として名を馳せていたいました。
松井秀喜選手の甲子園のエピソードとして有名なのが1992年の5打席連続敬遠です。
甲子園2回戦で松井秀喜選手を有する星稜と対戦した明徳義塾高校のエース河野和洋選手が松井秀喜選手に対して全打席敬遠したことは話題となり社会現象となりました。
この敬遠に対して、プロ野球選手や有識者などから様々な意見が寄せられ、新聞各社並びに雑誌などでも様々意見が寄せられ、勝ち負けや野球のルール、甲子園の意義など賛否両論が巻き起こりました。

高橋由伸選手(桐蔭学園)

高橋由伸選手は1991年は高校一年生でしたが、既に桐蔭学園のレギュラーとして3番打者、右翼選手として活躍していました。
入部当時は投手でしたが、打撃センスと強肩を買われ右翼選手に転向しましたが、2年生になると4番打者と投手を兼任するようになり、野球選手としてのスキルの高さに驚かされました。
1991年の甲子園では3回戦まで進出しましたが、鹿児島実業にサヨナラ負けを喫し、3年生では甲子園出場ならず、悔しい高校野球生活になりました。

イチロー・鈴木一朗選手(愛工大名電高校)

安打製造機と呼ばれ、日本のみならず世界で数々の記録を残してきたイチロー選手は1991年は夏の甲子園に出場できませんでした。
さらに、高校時代の成績や活躍はあまり知られていません。
イチロー選手は高校時代、投手であった事は良く知られていますが、そのバッティングセンスはどうだったのでしょうか。
調べてみると高校3年間の打数は537打数で269安打という数字を残しています。
打率はなんと.501と驚異の5割越え驚きの数字と出塁率は5割5分を超えていたというから驚きです。
甲子園での成績は、1990年に出場した夏の甲子園、そして1991年に出場した春の選抜高校野球、ともに無安打で終わり、結果、高校野球時代はあまり知られる存在とはなりませんでした。

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