60年代の学園ドラマの熱血先生
野々村健介(夏木陽介) / 青春とはなんだ(1965年)
アメリカ帰りの野々村健介(演:夏木陽介)は、田舎町・森山町の森山高校の英語教師に就任し、ラグビーを通じて生徒たちと心の交流、人間教育を展開していく。また同時に町に蔓延する黒い影と戦っていくのだった。
大岩雷太(竜雷太) / これが青春だ(1966年)
これが青春だは、東宝制作、テアトル・プロ共同制作によって1966年から1967年にかけて日本テレビ系で放送された竜雷太主演の学園ドラマ。
本作の主人公である大岩雷太は、乗っていたヨットが転覆した所を漁師の青年・彰に助けられたのち、田舎町・南海市にやってくる。ロンドンでの留学経験を活かして南海高校の英語教師に就任、劣等生ばかりのクラス・D組の担任を務める。そしてサッカーを通じて生徒たちに人間教育を説き、心と心のふれあいを図っていく。
巌雷太(竜雷太) / でっかい青春(1967年)
『でっかい青春』( でっかいせいしゅん )は、東宝制作、テアトル・プロ共同制作によって日本テレビ系で1967年10月から1968年10月にかけて放送された学園ドラマである。
『これが青春だ』に続く東宝青春シリーズの第3弾。ただ、当初は主演の竜雷太の役柄は高校の教員ではなく市役所の体育振興係の職員という設定だった。
学園物を2作続けたためにネタ切れとマンネリを恐れて新規軸としての市役所職員としての設定だったが、第21話から海東高校教員となり体育部長にすることにしたという。
広瀬みさ:ヒロインの女教師、高見紀美役
高木進(浜畑賢吉) / 進め!青春(1968年)
『進め!青春』(すすめ せいしゅん)は、東宝制作、テアトル・プロ共同制作によって日本テレビ系で1968年に放送された浜畑賢吉主演の学園ドラマ。
夏木陽介や竜雷太が演じた生徒たちを引っ張って指導していくスーパーマン教師から生徒と共に成長していく身近な教師像をめざしたという。当時「劇団四季」に在籍していた浜畑賢吉は、いたずら心のある茶目っ気たっぷりの生徒とともに歩んでいく新米教師像を見事に演じた。この教師像は、後年再開した青春学園シリーズでの村野武範が演じた河野武(『飛び出せ!青春』)や中村雅俊が演じた沖田俊(『われら青春!』)らの教師像の原形ともいえるものだった。
猪木豪太郎(東山敬司) / 炎の青春(1969年)
炎の青春(ほのおのせいしゅん)は1969年(昭和44年)の5月から7月にかけて、東宝制作、テアトル・プロ共同制作によって日本テレビ系で放送された東山敬司主演の学園ドラマ。
菅原憲一(渡哲也) / あいつの季節(1969年)
『あいつの季節』(あいつのきせつ)は、1969年4月6日から同年9月28日まで、TBS系列で放送されたテレビドラマ、学園ドラマ。全13話。モノクロ作品。
70年代の学園ドラマの熱血先生
河野武(村野武範) / 飛び出せ!青春(1972年) 学園青春ドラマの代名詞。
『飛び出せ!青春』(とびだせせいしゅん)は、村野武範主演による東宝制作、テアトル・プロ共同制作の日本テレビ系で放送された『青春とはなんだ』(1965年)を起点とする青春学園シリーズの1作である。
「来る者は拒まない」という校長の方針により、無試験入学制度をとっている太陽学園高等学校には全国から落ちこぼれが集まっていた。中でもサッカー部は劣等生の集まりだった。新任の教師・河野武は、赴任早々のトラブルで教頭に疎んじられ、さっそくサッカー部の部長を押し付けられる。だが、河野は持ち前のチャレンジ精神と同僚の女教師・本倉明子の協力を得て生徒たちに熱き思いを伝えてゆくのだった。
ヒロインの本倉明子(酒井和歌子)も人気を集めた。