【80’s プロレス】ヒール vs ベビーフェイス~あの頃の外人レスラーを振り返ろう! 

【80’s プロレス】ヒール vs ベビーフェイス~あの頃の外人レスラーを振り返ろう! 

プロレスの歴史を振り返ると、1920年代に現在では当たり前になった「悪(ヒール)」vs「善(ベビーフェイス)」の構図が生まれたのだとか。80年代もそれぞれ大活躍のレスラー達がたくさんいましたよね。あの頃の外人レスラーたちを振り返ってみます!


これぞ悪役!The ヒールズ

スタン・ハンセン(Stan Hansen)

ヒールとは言っても、当時№1の人気を誇ったとも言われるのがテキサス出身のスタン・ハンセン。カウボーイハット・レザーベスト・ウエスタンブーツモチーフのリングシューズという3点セットを身に着けて、テキサス出身をアピール。入場テーマ曲『サンライズ』にのって、ブルロープをバシバシ叩きながら現れるハンセンの姿は迫力満点でしたよね。リング上で高々と上げる右手に牛の角の形を作り、「ウィー!」の雄たけび。得意技の「ウエスタン・ラリアット」同様に学校で真似してたという人も多いのではないでしょうか。2001年に現役を引退。ハンセン2度目の結婚で娶ったのは日本人女性。ハンセンは納豆も大好きという日本食通としても知られています。

アブドーラ・ザ・ブッチャー(Abdullah the Butcher)


「黒い呪術師」と称されたブッチャーは、ジャイアント馬場の敵としてリングに上がり、馬場の伝家の宝刀脳天唐竹割りを受けて流血しているイメージが強いのではないでしょうか。1970年に初来日して巨体から炸裂する空手殺法と破壊力抜群の強烈な頭突きで一躍脚光を浴びて、72年からは全日本プロレスにレギュラー参戦。81年からは新日本プロレスに参戦し、87年には全日復帰を果たして2012年に現役引退するまで日本のリングに花を添えました。ブッチャーの入場テーマ曲、ピンク・フロイド(Pink Floyd)の『吹けよ風、呼べよ嵐(One of These Days)』は、ブッチャーの不気味な登場シーンにぴったりの楽曲でしたよね。スーダン出身を名乗っていたそうですが、実はカナダ人。

アンドレ・ザ・ジャイアント(André the Giant)

公式プロフィールによると、レスラーとして全盛期の身長は223cm!体重236kg!!正真正銘の巨人、アンドレ・ザ・ジャイアント。15歳から急速に成長したというアンドレの体は、先端巨大症によって生涯成長し続けました。アンドレのくるぶしは、普通の人の膝の骨ほどの大きさだったのだとか。アンドレといえば、ワンショルダーのコスチューム姿もあまりにも有名ですよね。とにかく何をするにも規格外だったというアンドレは、「一夜に106杯のビールを飲み干した」などの酒豪伝説も多く語られています。93年に急性心不全による急逝し、2018年に彼の生涯を記したドキュメンタリー『ANDRE THE GIANT』が全米ネットワークHBOで放映されて話題になりました。 

タイガー・ジェット・シン(Tiger Jeet Singh)

「インドの狂える虎」のニックネークで知られるタイガー・ジェット・シン。インドの伝統衣装クルタにターバン、片手にはサーベルを持って対戦相手のみならずセコンド、そして観客をも襲う気満々で登場するタイガー。本当に怖かったという人も多いのではないでしょうか。サーベルはもとより、ありとあらゆる凶器を使った攻撃を繰り返し「狂気」を演出。ブッチャー同様に80年代の日本のプロレスを牽引した悪役レスラーの1人です。アントニオ猪木の最大のライバルと呼ばれ、新宿のデパートで夫人と買い物中だった猪木を襲って警察沙汰になったなんてこともありましたよね。現在はカナダ在住で、プロレス以外にも様々な事業を経営するビジネスマン。

ブルーザー・ブロディ(Bruiser Brody)

テキサス出身のブルーザー・ブロディは、1973年にプロレスデビュー。大学時代はアメフト選手として活躍していて、スタン・ハンセンは後輩チームメイト、ドリーとテリーのファンク兄弟は大学の先輩なのだとか。「ウォー、ウォー」と雄叫びをあげながら入場してくるブロディのテーマ曲はレッド・ツェッペリン(Led Zeppelin)の『移民の歌(Immigrant Song)』。印象に残る名曲ですよね。キングコングと呼ばれたブロディの全盛期の身長は194cm、体重は140kg。恵まれた体格から繰り出すワンハンド・ボディスラムは自身の怪力をアピールするためにブロディ本人が開発した技。助走をつけてのキックやドロップも破壊力抜群でした。1988年プエルトリコ興行中にレスラー兼ブッカーだったホセ・ゴンザレス(Jose González)とブロディの間で口論が勃発。激高したゴンザレスがブロディを刺殺。なんともショッキングな形で42歳という短い生涯を終えたのでした。

ベビーフェイス

テリー・ファンク(Terry Funk)

「テキサス・ブロンコ」のニックネームで親しまれたテリー・ファンク。この人観たさに会場に足しげく通う女性ファンが多かった!リングサイドにチアリーダーまで登場したことからも、その人気の程が伺えます。実兄のドリー・ファンク・ジュニアとともにザ・ファンクス(The Funks)としても大活躍して70年代、80年代のプロレスを盛り上げました。ファンク一家の伝家の宝刀スピニング・トーホールドが得意技で第51代ナショナル・レスリング・アライアンス(NWA)世界ヘビー級チャンピオン他、数々のタイトルを獲得した、人気・実力共に折り紙つきのレスラーです。本国アメリカでは俳優としてテレビや映画にも出演しています。

ミル・マスカラス

「千の顔を持つ男」「仮面貴族」と呼ばれたメキシコ人レスラーミル・マスカラス。華麗な空中殺法そして何といっても入場テーマ曲の『スカイ・ハイ(Sky High)』で大人気になりました。メキシコプロレスのルチャリブレを代表するレスラー、そして世界で最も名前の知れた覆面レスラーの1人です。入場の際には試合用マスクの上に被ったオーバーマスクを客席に投げるパフォーマンスが大人気になりました。2019年にはおんとし76歳になったマスカラスが両国国技館で開催された『ジャイアント馬場没後20年追善興行~王者の魂~アブドーラ・ザ・ブッチャー引退記念~さらば呪術師~』で空中殺法を披露して話題になりました。

リッキー・スティムボート(Ricky Steamboat)

リッキー・スティムボートは、スピードを活かしたレスリングスタイルとエキゾチックなルックスで母国アメリカではアイドル的人気を誇ったといわれています。お母さんが日本人ということで、確かにアジア人の血を感じさせるルックスですよね。アメリカではブルース・リーのイメージからつけられた「ザ・ドラゴン」そして日本では「南海の黒豹」のキャッチコピーで親しまれました。1991年に現役を引退してからは、ロードエージェントとしてプロレス界に復帰。多くのレスラーに憧れられる存在です。YMOの『ライディーン』が入場テーマ曲でしたね

ジェイ・ヤングブラッド(Jay Youngblood)

ジェイ・ヤングブラッドは、リッキー・スティムボートとのタッグチームが母国アメリカで大人気でした。1982年にスティムボートとのコンビで世界最強タッグ決定リーグ戦に参戦。ハンセン&ブロディとの開幕戦は名勝負として今でも語られています。日本でのニックネームは「赤き狼」。84年に遠征に訪れていたニュージーランドで心臓発作を起こして、30歳の若さで急逝しました。これからの活躍が期待されるレスラーだっただけに、多くのプロレスファンからその死を惜しまれました。

ジミー・スヌーカ(Jimmy Snuka)

ジミー・スヌーカは、ブロディとタッグを組んでいた時期があったためにヒールのイメージが強いかもしれませんね。元々はベビーフェイスとして、母国アメリカで「スーパー・フライ」のニックネームで大人気をレスラー。フィジー生まれのスヌーカーは、15歳の時にハワイに移住し、ボディビルで鍛え上げられた体で「ミスターハワイ」に輝いたのだとか。跳躍力を活かしたダイナミックなレスリングスタイルで、多くのレスラーがそのスタイルに憧れてレスリングを始めたと語っています。胃がんを患い、2017年に73歳で死去。

まとめ

思い起こせば、本当に濃いキャラクターの人気選手がたくさんいましたね。入場テーマ曲がラジオなどから流れてくると、未だに彼らの全盛期を思い起こさずにはいられないですよね。

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